イベント
練馬アニメカーニバル2018
練馬アニメカーニバル2018 レポート
両日
Coconeri会場 Coconeriホール・ホワイエ
上映コーナー
マンガ界の大御所であり、練馬区名誉区民でもある松本零士先生の生誕80周年を記念した企画【松本零士劇場】として、『宇宙海賊キャプテンハーロック』第1話と『銀河鉄道999』第1話を、両日ともに上映。
トークイベント関連では、20日は高畑勲監督の代表作の一つ『パンダコパンダ』と、高畑監督が匿名で演出を手掛けた『ルパン三世(PART1)』第19話を。 ちばてつや先生企画と連動して『あしたのジョー2』第10話を上映。21日には『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』と連動して、片渕須直監督が脚本を手掛けた『名探偵ホームズ』の第4話と第10話が上映されました。 「アニメコンペティション練馬2017受賞作品」や、「日本大学芸術学部制作作品集」、フランスで毎年開催されている「アヌシー国際アニメーション映画祭」の参加作品集、そして今秋から来春にかけて公開・放送される映画やTV作品のプロモーション映像を集めた「最新アニメPV集」なども上映されました。
日本大学芸術学部制作 作品上映※ガイドトークは21日のみ
また21日(日)には、同映画学科で専任講師を務める野村建太先生のガイドトークとともに学生作品が上映されました。ガイドトークでは、現在アニメ業界で活躍している卒業生の紹介や、上映する7作品の見どころや技法的なポイントなどを紹介。学生たちはさまざまな手法を駆使して作品を手掛けていて、非常に興味深いものになっていました。とくに最初に上映された『Sevenswell』という作品は、「音楽の視覚化」をテーマとして、実写空間に幾何学的な記号を合成した意欲作で、その不思議な作風に観客も見入っていました。
アヌシー国際アニメーション映画祭 作品集
「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、練馬区とアニメ産業交流協定を結んでいるフランス東部の都市・アヌシー市で開催されている、世界最大規模のアニメの祭典です。練馬アニメカーニバルでは毎年、この映画祭に出品された短編作品を上映しています。今年も多くの方々が、台詞がなかったり、他言語でも充分面白さが伝わる、個性あふれる作品の数々に見入っていました。
アニメマーケット
Coconeri会場 産業イベントコーナー
アニメギャラリー
Coconeriホールの産業イベントコーナーでは、トークイベントに関連した作品資料などを展示する「アニメギャラリー」が設置されました。
「高畑勲監督参加作品資料展示」(石神井公園ふるさと文化館収蔵資料より)
まずは高畑勲監督が東映動画時代に参加された作品から。『太陽の王子 ホルスの大冒険』の予告編絵コンテ、原画など非常に貴重なものも。そして『安寿と厨子王丸』『わんぱく王子の大蛇退治』といった初期の作品群の設定資料が並びました。これらの資料は、「石神井公園ふるさと文化館」に収蔵されており、今回は高畑監督のご子息・高畑耕介様、スタジオジブリ様、そして東映アニメーションと石神井公園ふるさと文化館の協力により展示が実現しました。
「アニメとマンガ/手塚治虫文化賞関連展示」
前年に続き朝日新聞社主催の「手塚治虫文化賞」受賞作品を紹介するパネル展も開催。今年6月に発表された第22回受賞作品から、マンガ大賞・野田サトル先生『ゴールデンカムイ』、新生賞・板垣巴留先生『BEASTARS』、短編賞・矢部太郎先生『大家さんと僕』、そして特別賞・ちばてつや先生『ひねもすのたり日記』のサイン入りパネルや、授賞式に参加した作家さんの寄書きパネルなどが展示されました。
※第22回手塚治虫文化賞 贈呈式・記念イベントのレポートはこちらから
Coconeri会場 研修室
Coconeri研修室では、《アニメ制作体験ワークショップ》を両日実施。
【紙】を使ったアニメ作りの基礎的な技術から、現在のアニメ制作現場でも使われる【ペンタブレット】を使った最新のデジタル技術を、プロのアニメーターが直接指導する贅沢なプログラムに、たくさんの方が参加していました。
アニメコンペティション練馬ワークショップ
※「アニメコンペティション練馬2018」公式サイトはこちらから
アニメの学校@ねりま
デジタル作画ワークショップ
平成つつじ公園
練馬文化センターとCoconeriの会場をつなぐ平成つつじ公園のオープンスペースでは、今年もさまざまなステージが展開されました。
カーニバル・ナビゲーションDJ
ねり丸
まとめ
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