アニメをもっと楽しもう
アニメスポット探訪記
第10回:東映アニメーションミュージアム
ギャラリーからミュージアムへと新装した日本アニメの聖地で貴重な資料を眺め、キャラと遊ぼう!
大泉学園駅から徒歩15分、東映長編動画の代表作『長靴をはいた猫』の主人公ペロが描かれた建物が見えたら……と第1回と同じ書き出しなのは当然で、そこが改築された新しい「東映アニメーション大泉スタジオ」。そしてその一角で2018年7月から一般に開放されているのが『東映アニメーションミュージアム』です!
東映アニメーションのキャラクターグッズでいっぱいのショップと並んだ入口でもらえる入館証シールにもペロが居ます。
それを胸に貼りながら中庭に入ると……まず、ペロと彼に従うネズミ一家の凛々しい像が目に飛び込んできます。これは毎時00分にテーマ曲に合わせた楽しい噴水となりますので、お見逃しなく。
そして足元の植物の名札にもペロが居る~!と思ったら……立木の枝の陰には『狼少年ケン』のケンの姿、庭の色んな場所に『ドラゴンボール』の七つの星球があったり『デジモン』などのキャラも居て、果たしてどれだけの東映アニメーションのキャラが隠れているのでしょうか?
天気の好い日にはチョークの色も豊富な黒板コーナーでお絵かきも楽しそう。
館内は写真撮影OKなイベントコーナーとNGな常設コーナーに分かれています。
イベントコーナーにはプリキュアオールスターズや『おしりたんてい』と写真が撮れるフォトスポットや『ワンピース』『ドラゴンボール』などのキャラの等身大人形の展示、最新技術で自分がプリキュアに変身できる大型モニターがあり、ボールプールやおもちゃ・図書コーナーなど子どもが遊べるエリアも。
常設コーナーではアニメーションの仕組みを体験できたり、作品の設定資料の展示がありますが……東映アニメーションの作品を様々な角度で分析できる巨大モニター〈東映アニメーションワークス〉が圧巻! タッチパネルで関連する作品アイコンが集まってきたりオープニング映像を再生できるので、つい夢中になってしまいます。またCG映像を立体投影する装置も見入ってしまうかと。
今後も展示の入れ替えや追加、記念企画なども構想中とのことなのでリピート必至。新規開館から五ヶ月で来場者五万人を達成した際にはペロがお祝いに駆けつけてくれたとのことですが、十万人達成もそう遠くはないかもしれませんよ。
東映アニメーションミュージアム
- 住所:〒178-8567 練馬区東大泉2-10-5
- 入館料:入館無料
- 開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30)
- 休館日:水曜日、その他不定休
- 交通案内:
西武池袋線「大泉学園」駅北口より
徒歩:約15分
バス:北口を出てすぐ右手にあるバス停1番乗り場から「和光市駅南口・長久保 行き」乗車、「東映撮影所前」下車(約5分)
タクシー:北口から右手にタクシー乗り場があります
西武池袋線「石神井公園」駅北口より
徒歩:約15分
バス:1番乗り場から「成増駅行き」もしくは「石神井循環」に乗車、「東映撮影所前」下車(約10分)
タクシー:北口・南口各ロータリーにタクシー乗り場があります
詳しくは東映アニメーションミュージアム 公式サイトをご覧ください。
近藤ゆたか こんどうゆたか
時代劇・特撮・アニメ、最近では海外ドラマも愛し、アジテーターとして漫画・イラスト・雑文を生業とする。1964年、東京の下町・墨田区に生まれ育ち、現在は妻(漫画家・粉味)や二匹の猫(姉・やまぶき、弟・こばん)と共に練馬区上石神井暮らしを満喫中。早稲田大学理工学部卒。
『映画秘宝』『時代劇専門チャンネルガイド』などで連載を持ち、柳田理科雄氏の『空想科学読本』シリーズでは長年イラストを担当。また『大江戸ロケット』などの時代劇アニメでは時代劇監修も務める。
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