練馬区アニメイベント
練馬アニメカーニバル2014
練馬アニメカーニバル2014 レポート
澄んだ秋空のもと、毎年恒例のアニメイベント「練馬アニメカーニバル2014」が10月18・19日の2日間にわたり、練馬駅北口周辺で盛大に開催されました! 練馬文化センターの大小のホールを中心に、練馬区立区民・産業プラザ「Coconeri」や平成つつじ公園で、アニメに関するさまざまな催しが開かれ、多くのお客さんでにぎわいました。
練馬アニメカーニバル2014 ダイジェスト映像
Pick Up!サイボーグ009 誕生50年祭に、本物の”レジェンド”が集結!
練馬文化センターの大ホールでは18日、石ノ森章太郎先生の代表作のひとつである「サイボーグ009」の原作マンガ連載開始50周年を記念したイベント、その名もずばり「サイボーグ009誕生50年祭」が催されました!
まず、66年公開の映画「サイボーグ009」と67年公開の映画「サイボーグ009 怪獣戦争」の予告編、そして68年にNET系列で放送されたモノクロ版シリーズの最終回「平和の戦士は死なず」と79~80年にテレビ朝日系列で放送されたシリーズの第1話「よみがえった神々」を一挙上映。
これらが終わると、ホールの中央で映像をご覧になっていたゲストの方々がいよいよ舞台上に登壇! まずは68年版で009=島村ジョーを演じた森功至さん(当時は田中雪弥名義)、同シリーズで003=フランソワーズを演じた鈴木弘子さん、同シリーズの008=ピュンマと79年版で002=ジェット・リンクを演じた野田圭一さん、そして79年版で003を演じた杉山佳寿子さんの4名。
ステージでは、みなさんで当時の思い出話などに花を咲かせたのですが、当時のアフレコはマイクが2本しかなく、今よりも緊張感と集中力が必要だった、という話などは、当時の現場の空気が感じられて特に印象的でした。「サイボーグ009」という作品に関しては、あの時代にこれほどの完成度の作品ができたことに驚き、そんな作品に参加できたことは光栄だった、というのがみなさんに共通した意見でした。
楽しいレジェンドたちのトークのあとは、上映を再開。80年公開の映画「サイボーグ009 超銀河伝説」の予告編、01~02年にテレビ東京系列で放送された「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」の48話「地上(ここ)より永遠(とわ)に」、そして最後に12年公開の映画「009 RE:CYBORG」の予告編を上映してイベントは締めとなりました。
50年にわたる名作の歴史を追いつつ、レジェンド声優たちのざっくばらんなトークが楽しめた、ファン大満足の充実したイベントでした。
Pick Up!最先端3DCGとセルアニメ感覚の融合!「楽園追放-Expelled from Paradise-」ステージ!
古谷さんは同作品にアロンゾという謎の男の役で参加していて、その関係で今回の登壇となりました。古谷さんは「自分はヒーロー役にこだわっているので、普段なら断っていた役だった」といいます。今回は水島監督と、音響監督の三間さんという信頼の置ける方々の誘いだからこそ仕事を受けた、といきなり作品参加にまつわる秘話を披露してくれました。そして本編をゼロ号試写でいち早くごらんになった古谷さんは「セルアニメのテイストも残した、斬新なデザインのめちゃくちゃかっこいい作品。最後はホロっとした」という感想を話し、水島監督は「監督冥利につきる」と感激していました。
Pick Up!練馬が舞台!期待の新作「四月は君の嘘」充実のプログラム!
大型パネルで動きのある原画を拡大して展示!
19日は朝から晩まで「四月は君の嘘」!人気声優が間近に見られるプレゼントステージも!
19日17時30分からの放送開始記念ステージは、先行発売の前売りチケットが一瞬でソールドアウトした注目イベント。当日券の100席を求めて、当日朝9時30分からの抽選販売に大行列ができました!この日はCoconeri3階アニメマルシェで物販も行われ、そこで配られる整理券で平成つつじ公園でのプレゼント抽選にも参加できるとあって、こちらも大盛況。
14時45分からのプレゼントステージには、有馬公生役の花江夏樹さん、宮園かをり役の種田梨沙さん、澤部椿役の佐倉綾音さん、渡亮太役の逢坂良太さんのメインキャスト4人が登場! いまをときめく人気声優たちとあって、歩道橋にまで人だかりが!作品にも登場する公園でのトークはとても軽妙で、笑いが絶えないステージでした。最後に、作品にまつわるカスタネットとピアニカ等の各種作品グッズが用意され、抽選でプレゼントされました。
満席御礼!ステージは中学生の吹奏楽演奏からスタート! 声優と監督らによるトークにヴァイオリニストの生演奏。興奮の3時間!
そしていよいよクライマックスの放送開始記念ステージ開始!チケット番号順の入場が行われた熱気あふれる満席の会場で、最初に花江さんと種田さんが登壇してご挨拶。引き続いて開進第二中学校の吹奏楽部のみなさんによる「きらきら星変奏曲」などを披露。3曲目にはこの作品の音楽担当である横山克さんが指揮者として登壇し、舞台に華を添えました。終了後は吹奏楽部員ふたりを舞台上に招待し、花江さんと種田さんが質問攻め。さわやかな中学生たちの受け答えに、観客のみなさんもとっても和んでいました!
続いては、すでに放送された同アニメの第2話と、特別先行上映となる第3話の2本が上映されました。ちなみに第2話では、開進第二中が演奏していた「きらきら星」が登場していたのでした。それにしてもひたすらクオリティの高い作画レベルにびっくり! 3話は劇的な動きもあって、かをり役の種田さんの熱演も光る重要な回になっていました。
上映後に休憩を挟んで第2部がスタート。ステージに花江さん、種田さん、佐倉さん、逢坂さんのメインキャスト4名に加え、いつもテンションの高い同作品の監督・イシグロキョウヘイさんと横山さんが登場。ほかでは絶対に聞けないトークを繰り広げました。キャストの4人のみなさんは、ラジオなどでも共演することが多く、とても息の合ったやり取りが印象的でした。
練馬文化センター 小ホールのプログラム
「あにむす!」出張版が練馬で実現!歌とトーク満載の充実の1時間!(18日)
最初はA応Pの歌う「SMILE ON YOU」でご挨拶。続いて現在大人気放映中のアニメ「「牙狼<GARO>-炎の刻印-」でアルフォンソを演じる野村勝人さん、同作のEDテーマ「CHIASTOLITE」を歌う佐咲紗花さんがゲストとして登場。A応Pの面々と質疑応答をメインとしたトークを繰り広げました。
続いては佐咲さんのライブステージ。「Break your world」、「ワールドエンド」、「CHIASTOLITE」の3曲を披露しました。特に3曲目では、会場のみなさんと新たな合いの手を練習! 一緒に歌って盛り上がりました。
最後に、再びA応Pが登場して「Over The Future」、「悠長戦隊ダラレンジャー」、「COSMIC MAGIC STARS」の3曲を披露しました。そして最後は、ゲストのサイン入り「牙狼<GARO>-炎の刻印-」ポスターをかけた抽選会を実施! ゲストの野村さんは、数少ない女性のお客さんを2回連続で引き当てるという奇跡を起こして盛り上げ、イベントの最後に華を添えました。
みんなの元気をチャージ!ハピネスチャージプリキュアショー!(19日)
ガールズダンスユニットPrizmmy☆の迫力のライブステージ!(19日)
熱くて熱いアニソンに酔え!グランプリホルダー2人が登場!(19日)
Coconeri会場
「Coconeri」で貴重なアニメの数々を上映! 展示や物販など多彩なイベントの舞台に!
Coconeri3階の区民・産業プラザでは、ホールやイベントスペース、研修室などを利用してさまざまな催しが開かれました。
ここではそのホールでのイベントからご紹介。
ホール内に設けられた上映室では、文化庁メディア芸術祭 短編受賞作品やアヌシー国際アニメ映画際 短編受賞作品の上映のほか、日本大学芸術学部の学生作品を、学校関係者によるガイドトーク付きで上映。
19日は11時30分から、ぬくもりのあるコマ撮りアニメの傑作を次々と世に送り出している合田経郎監督とともに、監督の作品である「こまねこ」や「ぼくはくま」、そして東日本大震災の復興プロジェクトの一環として制作された「By Your Side」を鑑賞。監督から直接コマ撮りアニメのつくり方やみどころなどを聞ける、というとてもぜいたくな時間になりました。
そして17時30分からは再び片渕監督とともに、今度は文化庁メディア芸術祭 短編受賞作品を解説付きで鑑賞しました。
ホールでは上映の他に、「サイボーグ009」「四月は君の嘘」の資料展示が行われました。
イベントスペースにはアニメマルシェを設け、アニメ関連商品の販売やトレーディングカードゲーム「バディファイト」の遊び方教室、新作アニメのPV上映が行われ、両日とも大勢のお客さんでにぎわいました。
アニメにまつわる体験教室が大盛況!絵を動かす楽しさを体験!
研修室では、練馬区内で活躍するアニメーターやアニメ技術講師をお招きして、原画クリンナップのほか、「アニメ産業と教育の連携事業」において学校で実施されているパラパラアニメ体験授業を開催。第一線で活躍する先生たちのテクニックにびっくりしながら、参加者は夢中になって絵を動かしていました。
さらに19日には、ゾートロープ体験教室も2回にわたって開催。ゾートロープとは、横長の厚紙に連続した絵を貼りつけて回し、それを覗き窓から見ると、残像によってアニメーションになる、というもの。ちびっこたちはもちろん、お父さんやお母さんも子どものころに帰って一緒に楽しんでいる姿が印象的でした。
そしてもうひとつ、この日は日本工学院専門学校の講師による「声優へのルート講座」も開催されました。「声優になるためには?」というテーマで、普段は聞くことのできない貴重な業界の話に、受講者は真剣な顔で耳を傾けながら、メモを取っていました。
平成つつじ公園会場
《ALL THAT JAZZ》のアニソンジャズで気分高揚!(18日)
中学生によるアニソン・アンサンブル!素晴らしい演奏に大きな拍手!(19日)
心地いい秋空のもとで大解放!オープンステージとフードスクエア
両日ともに天候に恵まれ、たくさんのアニメファンや親子連れなどでにぎわいました。
トラブルもなく無事に2日間を終えることができたのは、ご協力いただいた方々と、ご来場いただいた皆様のおかげです。
ありがとうございました。
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