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練馬ほっと・キャスト 特別企画 練馬にいた! アニメの巨人たち

練馬区ゆかりのアニメクリエイターと、その作品の魅力を探る「練馬にいた!アニメの巨人たち」。
アニメ研究家の氷川竜介さんとアニメ史研究家の原口正宏さんが、そのクリエイターの魅力についてたっぷり語ります。

  • アニメ研究家 氷川竜介さん
  • アニメ史研究家 原口正宏さん

第23回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その3

今回も引き続き、マンガ家・アニメーション制作者の 手塚治虫 さんについてとりあげます。
第21回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その1はこちら
第22回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その2はこちら
手塚治虫さんは、日本のマンガ文化に大きな変革をもたらした“マンガの神様”でもありますが、日本のアニメーション文化にも巨大な足跡を残しています。
手塚さんが、最初にアニメーション作品の仕事に携わったのは、練馬区大泉にある東映動画の劇場作品 『西遊記』 。その後、自らアニメーション制作スタジオを練馬区富士見台に立ち上げ、 「鉄腕アトム」で30分枠連続TVアニメシリーズという驚異の方法論を生み、日本のアニメーション制作にも大変革をもたらしました。


※当サイト映像講座練馬のアニメスタジオの遺伝子 虫プロダクション編では、手塚治虫氏についても詳しく紹介しています。

手塚治虫さん プロフィール

「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「火の鳥」など数多くの代表作を持つ。1946年に「マアチャンの日記帳」(4コママンガ)でデビュー。1947年の描き下ろし単行本「新寶島」は大ヒットとなる。1950年からはマンガ雑誌において「ジャングル大帝」、「鉄腕アトム」、「リボンの騎士」などの作品を次々と発表する。アニメーションに興味を持っていたことから、東映動画(現・東映アニメーション)より 「ぼくの孫悟空」を原案とする長編アニメ映画『西遊記』(60)制作の企画打診がありこれに参加。1961年には自らアニメスタジオ「手塚治虫プロダクション動画部」(1962年に「虫プロダクション」に改称)を立ち上げた。ここで、1963年から日本初の30分枠連続TVアニメ「鉄腕アトム」などの作品を制作。その後もマンガ家、アニメーション制作者として、精力的に作品を発表し続けた。1989年逝去。

※以下の画像と解説をご覧になりながらお聞きください。
また、今回の内容には、紹介する作品のネタバレも含みます。ご注意ください。

収録のようすと用語解説

TVスぺシャル、 OVA 作品で、いま見てほしい 1 本は?

■ ブレーメン4
手塚プロダクションが制作し、1981年の〈24時間テレビ 「愛は地球を救う」〉内で放送されたTVアニメスペシャル第4弾「ブレーメン4 地獄の中の天使たち」のこと。グリム童話「ブレーメンの音楽隊」をモチーフに、手塚治虫氏のマンガ「W3」のテイストを融合させたSF作品。
原案・総監督・キャラクターデザイン・脚本:手塚治虫 演出:手塚治虫、笹川ひろし 作画監督:宇田川一彦
■ 樋口 康雄(ひぐち やすお)
作曲家。『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』(80)、「ブレーメン4 地獄の中の天使たち」(81)の音楽を担当した。
■ 『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』
手塚プロダクションが制作し、1980年に公開された劇場用アニメ。手塚治虫氏の代表作である「火の鳥」シリーズの映像化作品のひとつだが、劇場用オリジナルストーリーとなっている。育児ロボット・オルガに育てられた宇宙ハンター・ゴドーは、宇宙生命体2772(火の鳥)を捕獲するため、宇宙に飛び立つ。
原案・構成・総監督:手塚治虫 監督:杉山卓 脚本:手塚治虫、杉山卓 アニメーション・ディレクター:中村和子、石黒昇
■ 金田 伊功(かなだ よしのり)
アニメーター。東映動画や日本サンライズなどのロボットアニメなどで、ダイナミックさを強調した作画が注目される。『銀河鉄道999』(79)、『幻魔大戦』(83)などの劇場作品や 『風の谷のナウシカ』(84)をはじめとするスタジオジブリ作品でも原画マンとして活躍した。金田氏が生み出したメカアクションやエフェクト関連の技法の数々は【金田スタイル】と呼ばれ、日本のアニメ業界にも多大な影響を与えた。2009年逝去。
■ マリン・エクスプレス
手塚プロダクションが制作し、1979年の〈24時間テレビ 「愛は地球を救う」〉内で放送されたTVアニメスペシャルの第2弾「海底超特急 マリン・エクスプレス」のこと。人類最先端の海底超特急「マリン・エクスプレス」は、試運転のためロサンゼルスから日本に向け出発する。様々な思惑を乗せて走る列車は数々のアクシデントに遭遇する。
手塚作品キャラクターによるスターシステムがとられており、アトム、ブラック・ジャック、サファイア、ロックなど、お馴染みのキャラクターが多数登場する。 原案・総指揮:手塚治虫 チーフディレクター:出崎哲 演出:手塚治虫、出崎哲 総作画監督:清山滋崇 作画監督:西村緋祿司
■ 坂口さん
アニメーター、マンガ家の坂口 尚(さかぐち ひさし)氏のこと。1963年に虫プロに入社。「鉄腕アトム」(63~66)、「ジャングル大帝」(65~66)に原画として参加。「リボンの騎士」(67~68)では演出も担当した。その後フリーとなり、1969年「COM」9月号に掲載された「おさらばしろ!」でマンガ家デビュー。COM休刊後は再びアニメーターとして活動。手塚作品では「100万年地球の旅 バンダーブック」(78)、「海底超特急マリン・エクスプレス」(79)、「フウムーン」(80)などに参加。その後マンガ家として活動を再開。「石の花」(83~86)「VERSION」(89~91)、「あっかんべェ一休」(93~95)の長編3部作を発表するが、「あっかんべェ一休」最終話脱稿直後の1995年末に死去。
■ バンダーブック
手塚プロダクションが制作し、1978年の第1回〈24時間テレビ 「愛は地球を救う」〉内で放送されたTVアニメスペシャルの第1弾「100万年地球の旅 バンダーブック」のこと。
原案・構成・演出:手塚治虫 チーフディレクター・キャラクターデザイン・美術構成:坂口尚 動画監督:西村緋禄司 原画:正廷宏三、金山明博、清山滋崇、八木大、永島慎二、村野守美、坂口尚、手塚治虫
■ 「フウムーン」
手塚プロダクションが制作し、1980年の〈24時間テレビ 「愛は地球を救う」〉内で放送されたTVスペシャルアニメ第3弾。手塚治虫氏の初期SF3部作の1つである「来るべき世界」が原作。東西冷戦をモチーフに、人類の存亡をめぐるドラマが描かれる。
原作・製作:手塚治虫 監督・演出・構成:坂口尚 キャラクターデザイン・作画監督:西村緋祿司
■ 手塚プロ
手塚プロダクションのこと。1968年に漫画制作・管理のための会社として手塚治虫氏により設立。1971年にはアニメ部門が作られ、虫プロダクションの制作下請けや、「ふしぎなメルモ」(71~72)などを制作。1973年の虫プロダクション倒産後は、独自に手塚作品を原作とするアニメーションを制作するようになった。現在は、一般的なアニメーション制作スタジオとしての事業も行っている。
■ マリン・エクスプレスの主題歌
「海底超特急 マリン・エクスプレス」(79)の主題歌「ザ・マリン・エクスプレス」は、日本のプログレッシブ・ロック・バンド「ゴダイゴ」のメンバー、ドラマーで歌手のトミー・スナイダーが歌唱している。
ゴダイゴは1975年に結成。1970年代後半から80年代前半にかけてヒット曲を連発。CMや映画、TV番組への楽曲も多い。
■ 虫プロ
アニメーション制作会社・虫プロダクションの通称。1961年にマンガ家でアニメーターでもあった手塚治虫が設立し、1973年まで活動したアニメスタジオ「株式会社虫プロダクション」(旧)と、1977年に旧虫プロの労働組合を母体として設立された「虫プロダクション株式会社」(新)がある。ここでは虫プロダクション(旧)を指す。虫プロダクションには、芦田豊雄氏、川尻善昭氏、杉井ギサブロー氏、高橋良輔氏、出﨑統氏、富野喜幸(現・由悠季)氏、丸山正雄氏、安彦良和氏、吉川惣司氏、りんたろう氏などが在籍していた。この虫プロダクションで、1963年に制作された日本初の30分枠連続TVアニメ「鉄腕アトム」は、日本のアニメビジネスの先駆けとなった。
※当サイト練馬のアニメスタジオの遺伝子 虫プロダクション編でも詳しく紹介しています。
■ 「ふしぎなメルモ」
手塚プロダクションが制作し、1971~72年に全26話が放送されたTVアニメ。手塚治虫氏の同名子ども向けマンガを原作としている。大人になったり赤ちゃんになったりできる不思議なキャンディーを手にした少女メルモが、さまざまな事件を乗り越えながら、大人へと成長してゆく姿を描く。
原作:手塚治虫 チーフ・ディレクター:永樹凡人、正延宏三 作画監督:手塚治虫、正延宏三、山本繁
■ 中村 和子(なかむら かずこ)
アニメーター。東映動画の『白蛇伝』(58)より動画として参加。その後、虫プロダクションへ移籍し「鉄腕アトム」(63〜66)、「リボンの騎士」(67〜68)などの作画監督や、『千夜一夜物語』(69)、『クレオパトラ』(70)の原画、『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』(80)のアニメーション・ディレクターを担当。2019年逝去。
■ 小林 準治(こばやし じゅんじ)
アニメーター。「リボンの騎士」(67〜68/動画)、『千夜一夜物語』(69/動画)、「ジャンピング」(84/動画)、「森の伝説」(88/原画)、「ジャングル大帝」(89/総作画監督、作画監督)などに参加。
■ 「ジャンピング」
手塚プロダクションが制作し、1984年の第6回ザグレブ国際アニメーション映画祭に出品された実験アニメーション作品。
原案・構成・演出:手塚治虫 作画:小林準治
■ 「おんぼろフィルム」
手塚プロダクションが制作し、1985年の第1回広島国際アニメーション映画祭にて公開された実験アニメーション作品。
原案・構成・演出:手塚治虫 原画:西村緋禄司、吉村昌輝、小林準治、谷沢豊、瀬谷新二、加納薫
■ 「森の伝説」
手塚プロダクションが制作し、1988年の朝日賞受賞記念講演で上映された実験アニメーション作品「森の伝説PART-1」のこと。
原案・構成・キャラクターデザイン:手塚治虫 監督:手塚治虫・宇井孝司 原画:吉村昌輝、小林準治、瀬谷新二、野間吐史、川尻善昭、兼森儀典、鈴木伸一
■ 「鉄腕アトム」1980年(カラー)版
手塚プロダクションが制作し、1980~81年に全52話が放送されたTVアニメ。手塚治虫氏のマンガ「鉄腕アトム」のアニメ化作品第2作。63年版のリブートとして企画され、内容も現代(80年当時)風にアレンジ。〈心を持つロボット〉というテーマと共に、アクションも重視された。
原作・メインキャラクターデザイン:手塚治虫 監督:石黒昇 作画監督:正延宏三、清水恵蔵、西村緋禄司、吉村昌輝、森田浩光、飯野皓、宇田川一彦、樋口善法
手塚治虫さんが日本のアニメーションに残したことはなにか?

■ 「鉄腕アトム」
虫プロダクションが制作し、1963~66年まで全193話が放送されたTVアニメ。日本初の30分枠連続TVアニメでもある。手塚治虫氏の同名マンガが原作。アトムは天馬博士が交通事故で死亡した息子のかわりとしてつくったロボット。御茶ノ水博士に引き取られ、人間のように心を持ったロボットへと成長していく。
原作・演出:手塚治虫 演出:杉井儀三郎、山本暎一、富野喜幸(現・由悠季)、出﨑統ほか
■ 出﨑 統(でざき おさむ)
アニメーション監督。1943年東京都生まれ。学生時代から貸本マンガ家として活躍。1963年に虫プロダクションに入社。翌年には「鉄腕アトム」の原画担当になる。1970年のTVアニメ「あしたのジョー」で、初めてチーフディレクターを務める。1972年にはアニメ制作会社マッドハウスの設立に参加。TVアニメ「エースをねらえ!」(73-74)、「ガンバの冒険」(75)「家なき子」(77-78)、「宝島」(78-79)などの多数の作品の監督を務める。1979年には完全新作の『劇場版 エースをねらえ!』で、長編映画を初監督した。1980年、TVアニメ「あしたのジョー2」制作を機にマッドハウスを離れ、スタジオあんなぷるを設立。『SPACE ADVENTURE コブラ』(82)、「スペースコブラ」(82)、『ゴルゴ13』(83)を発表。「おにいさまへ・・・」(91)で手塚プロダクション制作作品に関わるようになり、1993年からOVA「ブラック・ジャック」を手掛ける。2000年代には美少女ゲームが原作の『AIR』、『CLANNAD』劇場版など、自らの新境地となる作品を監督した。2011年 逝去。
※練馬にいた!アニメの巨人たち第5回第6回第7回第8回では、出﨑統監督をとりあげています。 ※練馬アニメカーニバル2019のプログラム《名匠・出﨑統監督を語ろう》のレポートを掲載しています。
■ りんたろう
アニメーション監督。1958年に東映動画(現 東映アニメーション)に入社。『白蛇伝』(58)では仕上げ、『西遊記』(60)からはアニメーターに転向して動画を務めた。演出を志望し、虫プロダクションに移籍、TVアニメ「鉄腕アトム」(63~66)で演出デビューした。「ジャングル大帝」(65~66)でチーフディレクターに昇進(この頃までは、「林重行」名義)。その後も「佐武と市捕物控」(68~69)、「ムーミン」(69~70、72)などを手がける。その後フリー演出家として、古巣である東映動画の「ジェッターマルス」(77)にチーフディレクターとして参加。1978~79年の「宇宙海賊キャプテンハーロック」でもチーフディレクターを務め、その第1話の試写を見た東映動画の今田智憲社長(当時)から、劇場版『銀河鉄道999』(79)の監督に指名される。本作は1979年度の邦画の興行成績第1位となり、当時巻き起こったアニメブームを代表する作品の一つとなった。虫プロダクション時代の同僚・丸山正雄氏のマッドハウスに制作拠点を移し、角川映画のアニメ第1弾『幻魔大戦』(83)を監督。2001年には手塚治虫氏の同名マンガを原作とした『メトロポリス』を発表、海外でも高く評価された。
■ 杉井 ギサブロー(すぎい ぎさぶろう)
アニメーション監督。1958年に東映動画に入社。大塚康生氏の元で、アニメーターとして『白蛇伝』(58)に参加。後に虫プロダクションに移籍し「鉄腕アトム」(63~66)で演出も手掛ける。1969年にグループ・タックを設立した。総監督を務めたTVアニメ「タッチ」(85~87)は大ヒットした。
■ 山本 暎一(やまもと えいいち)
アニメーション監督。1961年に設立された、虫プロダクションの創設メンバーの一人。同社最初の短編映画『ある街角の物語』で演出、編集、原画を担当。「鉄腕アトム」(63~66)、「ジャングル大帝」(65~66)、「ジャングル大帝 進めレオ!」(66~67)では、演出、作画、脚本、プロデューサーなどを兼任した。《大人のためのアニメーション》と銘打った〈アニメラマ〉と呼ばれる劇場用アニメシリーズ『千夜一夜物語』(69)、『クレオパトラ』(70)、『哀しみのベラドンナ』(71)では、監督を務めた。その後、1974年に放送が開始されたTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」(74~75)に企画段階から参加している。
■ 富野 由悠季(とみの よしゆき)※旧名 富野 喜幸(読みは同じ)
アニメ監督、演出家、脚本家、作詞家、小説家。「機動戦士ガンダム」をはじめとした〈ガンダムシリーズ〉や、「伝説巨神イデオン」、「聖戦士ダンバイン」を代表とする〈バイストン・ウェル〉関連作品など、多数の代表作を持つ。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、虫プロダクションに入社。「鉄腕アトム」では制作進行・演出助手・脚本・演出を担当した。その後、フリーでキャリアを重ね、1977年に「無敵超人ザンボット3」の総監督・原作・演出・絵コンテ・原画を担当。翌年には「無敵鋼人ダイターン3」を手がけ、1979年には代表作となる「機動戦士ガンダム」の総監督・原作・脚本・演出・絵コンテ・作詞を務めた。その後も数々の「ガンダム」シリーズに参加している。2016年には、一般社団法人「アニメツーリズム協会」理事長に就任した。
■ 高橋 良輔(たかはし りょうすけ)
アニメーション作監督。1964年に虫プロへ入社。手塚治虫氏原作の「W3」(65~66)、「悟空の大冒険」(67)、「リボンの騎士」(67)、「どろろ」(69)などの演出を担当した。虫プロを退社後、CM制作会社グループダートへ移籍。その後、1972年に虫プロから独立した営業・制作出身者が中心となり、アニメ制作会社「サンライズ」を立ち上げると、同社が制作する『ゼロテスター』(73)に監督として参加。以後は同社の作品を主に手掛けている。代表作は「装甲騎兵ボトムズ」(83-84、及び派生シリーズ)、「ガサラキ」(98-99)、「FLAG」(06)など。 「ボトムズ」を代表するリアルロボット作品の他、ギャグ作品や女児向け作品などにも関わっている。
■ 月賦(げっぷ)
月賦払いのこと。代金などの全額を一度に払わず、月々に割り当てて分割払いにすること。
■ ラジオドラマ
ラジオで放送されていたドラマのこと。テレビの普及とともに減少した。
■ 田代敦巳(たしろ あつみ)
虫プロダクション出身の音響監督。
■ 「ジャングル大帝」
虫プロダクションが制作し、1965~66年に全52話が放送されたTVアニメ。手塚治虫氏の同名マンガが原作。白いライオン・レオを中心に、大自然で繰り広げられる生存競争や、人間と動物との関わりなどが描かれる。
続編となる「ジャングル大帝 進めレオ!」が、1966~67年に全26話で放送された。
原作:手塚治虫 監督:山本暎一、八村博也 作画監督:勝井千賀雄
■ 音響監督
主にアニメやゲームなどの作品で、音響面の演出を行うスタッフのこと。
■ 東映動画(現・東映アニメーション)
1956年に練馬区大泉に設立された、60年の歴史を持つアニメーション制作会社。当初の制作体制は、「動きで表現することを大事にする」ことを特徴とした劇場作品を、1年間に1本のペースで製作・公開していた。1963年からはTVアニメの制作もスタート。以降現在に至るまで、「ドラゴンボール」シリーズ、「デジモン」シリーズ、「ONE PIECE」シリーズ、「プリキュア」シリーズなど、数多くの劇場作品、TVシリーズを発表し続けている。 ※その設立から初期のスタッフについては、当サイト練馬のアニメスタジオの遺伝子 東映動画編で詳しく紹介しています。
※練馬にいた!アニメの巨人たち第18回第19回第20回では、東映動画初期劇場作品を作った人々を取り上げています。
■ 『安寿と厨子王丸』
東映動画が制作した1961年公開の劇場用アニメ。東映創立10周年記念作品。
原作は中世より伝わる「安寿と厨子王丸」という姉弟の物語。人物モデルに演技を行わせ、その実写フィルムを下敷きに、アニメーション作画を行う「ライブ・アクション方式」が一部採用されている。
監督(クレジットは「演出」):藪下泰司、芹川有吾 脚本:田中澄江 原画:大工原章、大塚康生、森康二、楠部大吉郎ほか 動画:奥山玲子、永沢詢ほか
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