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練馬ほっと・キャスト 特別企画 練馬にいた! アニメの巨人たち

練馬区ゆかりのアニメクリエイターと、その作品の魅力を探る「練馬にいた!アニメの巨人たち」。
アニメ研究家の氷川竜介さんとアニメ史研究家の原口正宏さんが、そのクリエイターの魅力についてたっぷり語ります。

  • アニメ研究家 氷川竜介さん
  • アニメ史研究家 原口正宏さん

第21回 手塚治虫さん(マンガ家・アニメーション制作者)その1

今回から3回にわたって取り上げるのは、マンガ家・アニメーション制作者の手塚治虫さんです。
手塚治虫さんは、日本のマンガ文化に大きな変革をもたらした“マンガの神様”でもありますが、日本のアニメーション文化にも巨大な足跡を残しています。
手塚さんが、最初にアニメーション作品の仕事に携わったのは、練馬区大泉にある東映動画の劇場作品 『西遊記』 。その後、自らアニメーション制作スタジオを練馬区富士見台に立ち上げ、「鉄腕アトム」で30分枠連続TVアニメシリーズという驚異の方法論を生み、日本のアニメーション制作にも大変革をもたらしました。


※当サイト映像講座練馬のアニメスタジオの遺伝子 虫プロダクション編では、手塚治虫氏についても詳しく紹介しています。

手塚治虫さん プロフィール

「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」、「火の鳥」など数多くの代表作を持つ。1946年に「マアチャンの日記帳」(4コママンガ)でデビュー。1947年の描き下ろし単行本「新寶島」は大ヒットとなる。1950年からはマンガ雑誌において「ジャングル大帝」、「鉄腕アトム」、「リボンの騎士」などの作品を次々と発表する。アニメーションに興味を持っていたことから、東映動画(現・東映アニメーション)より 「ぼくの孫悟空」を原案とする長編アニメ映画『西遊記』(60)制作の企画打診がありこれに参加。1961年には自らアニメスタジオ「手塚治虫プロダクション動画部」(1962年に「虫プロダクション」に改称)を立ち上げた。ここで、1963年から日本初の30分枠連続TVアニメ「鉄腕アトム」などの作品を制作。その後もマンガ家、アニメーション制作者として、精力的に作品を発表し続けた。1989年逝去。

※以下の画像と解説をご覧になりながらお聞きください。
また、今回の内容には、紹介する作品のネタバレも含みます。ご注意ください。

収録のようすと用語解説

手塚治虫さんは、どのようなアニメーション制作者だったのか

■ 東映動画(現・東映アニメーション)
1956年に練馬区大泉に設立された、60年の歴史を持つアニメーション制作会社。当初の制作体制は、「動きで表現することを大事にする」ことを特徴とした劇場作品を、1年間に1本のペースで製作・公開していた。1963年からはTVアニメの制作もスタート。以降現在に至るまで、「ドラゴンボール」シリーズ、「デジモン」シリーズ、「ONE PIECE」シリーズ、「プリキュア」シリーズなど、数多くの劇場作品、TVシリーズを発表し続けている。 ※その設立から初期のスタッフについては、当サイト練馬のアニメスタジオの遺伝子 東映動画編で詳しく紹介しています。
※練馬にいた!アニメの巨人たち第18回第19回第20回では、東映動画初期劇場作品を作った人々を取り上げています。
■ 『西遊記』
東映動画が制作した1960年公開の劇場用アニメ。手塚治虫氏「ぼくの孫悟空」が原案。
監督(クレジットは「演出」):藪下泰司、手塚治虫、白川大作、原画:森康二、大塚康生、熊川正雄、大工原章、古沢日出夫
■  「鉄腕アトム」
虫プロダクションが制作し、1963~66年まで全193話が放送されたTVアニメ。日本初の30分枠連続TVアニメでもある。手塚治虫氏の同名マンガが原作。アトムは天馬博士が交通事故で死亡した息子のかわりとしてつくったロボット。御茶ノ水博士に引き取られ、人間のように心を持ったロボットへと成長していく。
原作・演出:手塚治虫、演出:杉井儀三郎、山本暎一、富野喜幸(現・由悠季)、出﨑統ほか
■ 「機動戦士ガンダム」
1979〜80年に、全43話が放送されたTVアニメ。アニメーション制作は日本サンライズ(現・サンライズ)。近未来のリアルなSF設定、モビルスーツ(MS)と呼ばれるロボットを兵器として投入する戦争、重厚な人間ドラマは観る者を釘付けにした。再放送・映画化をきっかけに社会現象を起こすほどの話題作となった。放送から40年が経った現在でも新作が作り続けられ、その歴史の中で生み出された映像作品は40作を超える。
総監督・原作・脚本・演出・絵コンテ・作詞:富野喜幸(現・由悠季) キャラクターデザイン・作画監督:安彦良和、メカニックデザイン:大河原邦男
■ フルアニメーション
《本来の動き》をきちんと描いて動かすアニメーション技法。これに対し部分的に動きを止めたりするなど誇張や制約を加えたアニメーション表現は「リミテッドアニメーション」と呼ばれる。
日本のアニメーション業界では、作画枚数が1秒あたりのフィルムのコマ数(24コマ)と同数(1コマに1枚)~12枚(2コマに1枚)のものをフルアニメ。作画枚数がそれ以下(3コマに1枚が主流)、または口パクなど限られた部分しか動かさないものをリミッテッドアニメと呼ぶ場合がある。
■ 『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』
手塚プロダクションが制作し、1980年に公開された劇場用アニメ。手塚治虫氏の代表作である「火の鳥」シリーズの映像化作品のひとつだが、劇場用オリジナルストーリーとなっている。育児ロボット・オルガに育てられた宇宙ハンター・ゴドーは、宇宙生命体2772(火の鳥)を捕獲するため、宇宙に飛び立つ。
原案・構成・総監督:手塚治虫 監督:杉山卓 脚本:手塚治虫、杉山卓 アニメーション・ディレクター:中村和子、石黒昇
■ 『鉄扇公主』
中国最初にしてアジア初の長編アニメーション。1941年に中国で公開された。中国の伝奇小説「西遊記」の中でも人気の高いエピソードである、孫悟空と鉄扇公主(牛魔王の妻・羅刹女のこと)との戦いがメインで描かれている。1942年には日本でも『西遊記 鉄扇公主の巻』のタイトルで公開され人気を博した。
監督:万籟鳴、万古蟾
■ 『桃太郎 海の神兵』
戦時中の1945年4月12日に公開された劇場用アニメ。当時の日本のアニメーションとしは異例の74分という長尺で、海軍省より国策動画映画製作の命を受けた松竹動画研究所によって製作された。昔話の「桃太郎」をモチーフに、日本海軍のセレベス島・メナドへの落下傘部隊の奇襲作戦が描かれている。
手塚治虫氏は公開日の4月12日付けの日記に、本作を観たことを描き記している。
演出・脚本・撮影:瀬尾光世
■ ディズニー
1923年に設立された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオによって制作された、一連のアニメーション作品を指す。表現を誇張した作画や演出で、動作をより強調して見せる「キャラクター・アニメーション」と呼ばれる技法で作られているのが特徴。
『白雪姫』は1937年に公開された長編アニメーション映画第1作。日本では1950年に公開された。
『ファンタジア』は、1940年(日本は1955年)公開。『バンビ』は1942年(日本は1951年)に公開された。
■ 『ある街角の物語』
虫プロダクションが制作し、1962年の第1回虫プロダクション作品発表会にて公開された実験アニメーション作品。ひとつの街角に存在する生物、無生物のそれぞれのドラマを交錯させながら、そのすべてが戦火に巻き込まれてゆく様が描かれる。
原案・構成・製作:手塚治虫、演出:山本暎一、坂本雄作、原画:山本暎一、坂本雄作、紺野修司、杉井儀三郎、石井元明、中村和子
■ リミテッド
リミテッドアニメーションのこと。《本来の動き》をきちんと描いて動かす「フルアニメーション」に対し、部分的に動きを止めたりするなど誇張や制約を加えたアニメーション表現を「リミテッドアニメーション」と呼ぶ。1942年にアメリカのアニメーションスタジオUPAが本格的に導入、スタイルが確立していった。
日本のアニメーション業界では、作画枚数が1秒あたりのフィルムのコマ数(24コマ)と同数(1コマに1枚)~12枚(2コマに1枚)のものをフルアニメ。作画枚数がそれ以下(3コマに1枚が主流)、または口パクなど限られた部分しか動かさないものをリミッテッドアニメと呼ぶ場合がある。
■ フリントストーン
アメリカ製テレビアニメ「原始家族フリントストーン」のこと。アメリカでは1960~66年に全166話が放送された。ハンナ・バーベラ・プロダクション製作。日本では「強妻天国」などのタイトルで、1967年から放送された。劇場アニメや実写版も制作されている。
■ 「新宝島」
虫プロダクションが制作し、1965年に放送された1時間枠のTVアニメ。月1本の連続1時間アニメ番組『虫プロ・ランド』が企画され、その第1作として製作されたが企画が流れ、本作のみが放送された。
スティーブンスンの「宝島」のキャラクターを動物に変えて翻案されている。
原作:ロバート・ルイス・スティーブンスン、脚色、演出:手塚治虫、作画監督:杉井儀三郎
■ アニメーション三人の会
1960年に久里洋二(くり ようじ)氏、柳原良平(やなぎはら りょうへい)氏、真鍋博(まなべ ひろし)氏の三人によって結成された、アニメーション自主制作グループ。
■ ミッキーマウス
ディズニーを代表するキャラクター。1928年のアメリカで、ディズニー初のトーキー(音声つき)アニメーション映画『蒸気船ウィリー』でスクリーンデビュー。以降、ミッキーマウスの短編映画シリーズは125本が公開されている。
■ 『花と木』
1932年に公開された、ウォルト・ディズニー・プロダクションによるアニメーション短編作品。世界初のカラー作品でもある。
監督:バート・ジレット
■ フライシャー
マックス・フライシャーとデイブ・フライシャーのフライシャー兄弟により1921年に設立された、アメリカのアニメーション制作会社。短編シリーズ作品『ベティ・ブープ』、『ポパイ』、『スーパーマン』や、長編作品『ガリバー旅行記』(39)、『バッタ君町に行く』(41)などの作品で知られる。
■ 坂本 雄作(さかもと ゆうさく)
アニメーター、演出家、脚本家。東映動画出身で、『白蛇伝』(58)には動画として参加。虫プロダクションに移籍後は、『ある街角の物語』(62/演出)、「鉄腕アトム」(63~66/原画、演出、脚本)、「ジャングル大帝 進めレオ!」(66/脚本、演出)、『千夜一夜物語』(69/原画)等の作品で活躍した。
TVシリーズ作品で、いま見てほしいシリーズ・エピソードは?

■ 「ジャングル大帝」
虫プロダクションが制作し、1965~66年に全52話が放送されたTVアニメ。手塚治虫氏の同名マンガが原作。白いライオン・レオを中心に、大自然で繰り広げられる生存競争や、人間と動物との関わりなどが描かれる。
続編となる「ジャングル大帝 進めレオ!」が、1966~67年に全26話で放送された。
原作:手塚治虫 監督:山本暎一、八村博也 作画監督:勝井千賀雄
■  「W3」(ワンダー3)
手塚治虫氏の同名SFマンガを原作として、虫プロダクションが制作したTVアニメ。1965~66年に全56回(全52話+リピート放送4回)が放送された。
原作・総監督:手塚治虫 作画監督:中村和子
■ 杉井 ギサブロー(すぎい ぎさぶろう)
アニメーション監督。1958年に東映動画に入社。大塚康生氏の元で、アニメーターとして『白蛇伝』(58)に参加。後に虫プロダクションに移籍し「鉄腕アトム」(63~66)で演出も手掛ける。1969年にグループ・タックを設立した。総監督を務めたTVアニメ「タッチ」(85~87)は大ヒットした。
■ 「ウルトラマン」
1966~67年まで全39話が放送された、円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)制作の特撮テレビドラマ。ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)の第2作。
■ レッドキングとドラコとギガスが大乱闘
「ウルトラマン」第25話「怪彗星ツイフォン」のこと。1967年1月1日に放送された。
■ 「ウルトラQ」
1966年に全28話中27話分が放送された、円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)制作の特撮テレビドラマ。ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)の第1作。
1966年1月2日に放送が開始された。第1話は「ゴメスを倒せ」。
■ トビオ
「鉄腕アトム」の登場人物。アトムの生みの親・天馬博士の息子。交通事故で死亡してしまう。その死を悲しんだ天馬博士によって、トビオに似せて作られたロボットが「アトム」である。
■ メルモ
手塚プロダクションが制作し、1971~72年に全26話が放送されたTVアニメ「ふしぎなメルモ」のこと。手塚治虫氏の同名子ども向けマンガを原作としている。大人になったり赤ちゃんになったりできる不思議なキャンディーを手にした少女メルモが、さまざまな事件を乗り越えながら、大人へと成長してゆく姿を描く。
原作:手塚治虫 チーフ・ディレクター:永樹凡人、正延宏三 作画監督:手塚治虫、正延宏三、山本繁
■ レイアウト(画面構成)
日本のアニメ制作の工程の1つ。1カットの完成画面を想定し、背景の構図とキャラクターの配置や動きを決め、緻密に描かれた〈設計図〉となるものをレイアウト(画面構成)という。この、レイアウトを軸としてアニメを制作することを、〈レイアウトシステム〉と呼ぶ。
■ 宮崎 駿(みやざき はやお)
アニメーション映画監督。1963年東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。1971年に高畑勲氏、小田部羊一氏と共にAプロダクションに移籍、『パンダコパンダ』(72)に参加する。ズイヨー映像(のちの日本アニメーション)に移籍後は、「アルプスの少女ハイジ」(74)全カットの場面設定・画面構成を担当。「未来少年コナン」(78)でTVシリーズを初監督。テレコム・アニメーションフィルムに移籍し、『ルパン三世 カリオストロの城』(79)で劇場用長編アニメーション監督デビューを果たす。その後、『風の谷のナウシカ』(84)を経て1985年にスタジオジブリの設立に参加し、多数の作品を監督・プロデュースする。2001年に公開された監督作品『千と千尋の神隠し』は、興行収入300億円を超え、日本歴代興行収入第1位を達成。2020年現在もこの記録は破られていない。
■ 富野 由悠季(とみの よしゆき)(旧名 富野喜幸)
アニメ監督、演出家、脚本家、作詞家、小説家。『機動戦士ガンダム』をはじめとした〈ガンダムシリーズ〉や、『伝説巨神イデオン』、『聖戦士ダンバイン』を代表とする〈バイストン・ウェル〉関連作品など、多数の代表作を持つ。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、虫プロダクションに入社。『鉄腕アトム』では制作進行・演出助手・脚本・演出を担当した。その後、フリーでキャリアを重ね、1977年に『無敵超人ザンボット3』の総監督・原作・演出・絵コンテ・原画を担当。翌年には『無敵鋼人ダイターン3』を手がけ、1979年には代表作となる『機動戦士ガンダム』の総監督・原作・脚本・演出・絵コンテ・作詞を務めた。その後も数々の『ガンダム』シリーズに参加している。2016年には、一般社団法人「アニメツーリズム協会」理事長に就任した。
■ 虫プロ
アニメーション制作会社・虫プロダクションの通称。1961年にマンガ家でアニメーターでもあった手塚治虫が設立し、1973年まで活動したアニメスタジオ「株式会社虫プロダクション」(旧)と、1977年に旧虫プロの労働組合を母体として設立された「虫プロダクション株式会社」(新)がある。ここでは虫プロダクション(旧)を指す。 虫プロダクションには、芦田豊雄氏、川尻善昭氏、杉井ギサブロー氏、高橋良輔氏、出﨑統氏、富野喜幸(現・由悠季)氏、丸山正雄氏、安彦良和氏、吉川惣司氏、りんたろう氏などが在籍していた。この虫プロダクションで、1963年に制作された日本初の30分枠連続TVアニメ「鉄腕アトム」は、日本のアニメビジネスの先駆けとなった。
※当サイト練馬のアニメスタジオの遺伝子 虫プロダクション編でも詳しく紹介しています。
■ 勝井さん
アニメーター、演出家、脚本家・勝井千賀雄(かつい ちかお)氏のこと。「ジャングル大帝」オープニング作画を担当した。
■ ボッコ
「W3」(ワンダー3)に登場するキャラクター。銀河パトロール隊「W3」の隊長で階級は少佐。女性型の宇宙人で、地球ではウサギに変装している。アニメでは、声優・白石冬美氏が声を担当した。名前の由来は、星新一が1958年に発表したショートショート「ボッコちゃん」から。
■ 庵野 秀明(あんの ひであき)
アニメーター、アニメーション作家、映画監督。大阪芸術大学在学時に自主映画や自主アニメの制作を行い、それが縁でTVアニメ「超時空要塞マクロス」(82〜83)にアニメーターとして参加。宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』(84)では巨神兵のシーンの原画を担当する。1984年、アニメーション制作会社GAINAXの設立に参加。同社制作の『王立宇宙軍』(87)でスペシャルエフェクトアーティスト、作画監督を担当、また、監督としてOVA「トップをねらえ!」(88〜89)、TVアニメ「ふしぎの海のナディア」(90〜91)を手がける。1995年には、社会現象にもなったTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を監督。『ラブ&ポップ』(98)で、本格的に実写映画にも進出。2006年には映像企画製作会社・株式会社カラーを設立。総監督として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07)を制作した。2016年に公開され、第40回日本アカデミー賞において最優秀作品賞など7冠を達成した『シン・ゴジラ』でも総監督を務めた。
■ 大塚 康生(おおつか やすお)
アニメーター。東映動画、Aプロダクション、日本アニメーション、テレコム・アニメーション・フィルムの各社で数々の名作を手がけた。代表作は『太陽の王子 ホルスの大冒険』(68)、「ルパン三世(1stTVシリーズ)」(71~72)、「未来少年コナン」(78)、『ルパン三世 カリオストロの城』(79)など。
■ 「ドルフィン王子」
1965年4月4日から同年4月18日まで全3話が試験的にカラーで制作・放送された30分もののTVアニメ。アニメーション制作はテレビ動画。「ジャングル大帝」の半年前に放送されているため、日本初のカラー30分枠連続アニメとなる。1969年から放送された、「海底少年マリン」の前身作品。
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