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イベント

練馬アニメカーニバル2017

練馬アニメカーニバル2017 レポート

両日

Coconeriホール

こちらでは、様々なアニメ作品の上映や、イベント関連作品の制作資料展示が終日実施されました。

上映コーナー

練馬文化センターでのコンテンツ関連作品としては、テレビアニメ版『昭和元禄落語心中』の第1期第1話と第2期第1話、『この世界の片隅に』の片渕監督が脚本を担当した『劇場版 名探偵ホームズ 青い紅玉の巻/海底の財宝の巻』を14日(土)に上映。また、タツノコプロ作品として『科学忍者隊ガッチャマン』『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』『タイムボカン 逆襲の三悪人』のそれぞれ第1話が15日(日)に上映されました。
また15日には、練馬区にあるアニメスタジオ 東映動画(現・東映アニメーション)が制作した、『マジンガーZ』TVシリーズの第1話2話を上映。『マジンガーZ』は来年1月13日(土)から、最新の劇場版が公開予定です。またそれに合わせて、TVシリーズのBlu-rayボックスが発売されます。
TVアニメ『アトム ザ・ビギニング』の第1話2話も上映。こちらも、原案となった「鉄腕アトム」の原作者・手塚治虫先生が練馬区に住んでいたことがあったり、作中の舞台が〈国立練馬大学(架空の学校)〉であったりと、練馬区とは縁の深い作品となっています。
このほかにも、「アニメコンペティション練馬2016」受賞作品や、江古田にある日本大学芸術学部で制作された作品集、フランスで行われている「アヌシー国際アニメーション映画祭」参加作品集、今秋から来春にかけて公開・放送される映画やTV作品の予告編を集めた「最新アニメPV集」なども上映。なつかしい作品と最新の作品がクロスオーバーする構成で、親子で楽しめるコーナーとなっていました。

アヌシー国際アニメーション映画祭 作品集

世界最大規模のアニメの祭典「アヌシー国際アニメーション映画祭」が開催されるフランス東部の都市・アヌシーは、練馬区とアニメ産業交流協定を結んでいる間柄です。「練馬アニメカーニバル」では、同映画祭に参加した短編作品を毎年上映しています。今年はCoconeriホールに加え、平成つつじ公園のステージでも作品集を上映しました。言葉はわからなくても見ているだけで楽しめる作品に、見入る方がたくさんいらっしゃいました。

アニメ・ギャラリー

Coconeriホールには上映コーナーの他に、展示スペース「アニメ・ギャラリー」が設けられ、本イベントにちなんだ作品の資料などが公開されました。
『この世界の片隅に』からは複製動画、複製背景、アフレコ台本などのほか、制作支援メンバー宛てに送られた「すずさんからの手紙」も展示。
タツノコプロ関連では『タイムボカン』の懐かしい玩具のほか、『キャシャーン』の準備稿や『ガッチャマン』の版権画稿ラフ(いずれも複製)など、貴重な資料の数々を見ることができました。
『アトム ザ・ビギニング』からは設定や絵コンテなどを紹介。
『昭和元禄落語心中』からは、アニメのアフレコ台本全話分や場面写真などのほか、原作者・雲田はるこ先生の複製原稿を展示。こちらの原稿はステージで上映された第2期第9話の原作部分が選ばれていました。
ペデストリアンデッキのショップと連動した、『ろんぐらいだぁす!』からは、設定資料や場面写真、複製原画などのほか、チームジャージのカラーリングを施したデモバイクも展示されました。

Coconeriホール ホワイエ

手塚治虫文化賞パネル展示

Coconeriホールのホワイエと、産業イベントコーナーでは、朝日新聞社が主催する「手塚治虫文化賞」の受賞作品を紹介するパネル展を開催。本年度から練馬区が後援に加わったことから実現しました。
ホワイエでは、今年4月に発表された第21回受賞作品を紹介。

産業イベントコーナーでは、「手塚治虫文化賞」と20年の歩みを解説するパネルや、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『3月のライオン』(羽海野チカ)など、歴代の受賞作品の中からアニメ化された作品のサイン入りパネルが展示されました。どれも話題になった作品ばかりでした。

アニメマルシェ

Coconeriホールのホワイエには、今年もアニメマルシェと銘打った物販コーナーが登場。書泉グランデ、アニメグッズ特設販売コーナー、郵便局のほか、14日(土)は『この世界の片隅に』と「アニメビジエンス」の合同ブースが出店。両日ともに多くのお客さんでにぎわいました。

Coconeri会場 産業イベントコーナー

練馬アニメーションサイト サテライト

「練馬アニメーションサイト サテライト」では、練馬サイトのコンテンツを通して、練馬区とアニメ産業の関わりを、パネルや映像で紹介。
今年は練馬区独立70周年ということで、これをお祝いするコーナーも設置されていました。
パネルには、子どもたちによるメッセージ入り「ねり丸」ぬり絵を多数掲示。
ガラスケースには、アニメカーニバルに参加されたゲストの皆さんからいただいたメッセージ入りサイン色紙が随時追加されて行きました。

なかでも『昭和元禄落語心中』の原作者・雲田はるこ先生直筆のサイン色紙は圧巻! 後述の「アニメの学校@ねりま」の講師陣の皆さんからは、「アニメーターの大先輩である笹川ひろしさんのサインと、自分のサインが一緒に並ぶことが
光栄です!」との声も聞かれました。

平成つつじ公園

カーニバル・ナビゲーションDJ

平成つつじ公園ステージでは、今回初の試みとして、ふたりのパーソナリティによるイベント紹介コーナー「カーニバル・ナビゲーションDJ」が、各ステージアクトの合間に設けられました。
担当したのは、『アニメで分かる心療内科』須藤一樹役や『幕末義人伝 浪漫』万八万奏役などで知られる声優の須藤沙織さんと、本イベントの企画協力プロデューサーで解説担当の桑島龍一さん。軽妙なふたりのかけあいのもと、その日行われるイベントのおすすめポイントなどをわかりやすく紹介していました。須藤さんはさすが声優さんだけあって、透き通るような美声で明るくナビゲートしてくれました。

ねり丸クイズ

また、両日ともに「ねり丸クイズ」を開催。「日本でアニメがつくられてから何年?」「東映アニメで長編アニメ映画『白蛇伝』がつくられた年は?」といった、練馬区とアニメにまつわる3択クイズが出題され、たくさんのお子さんたちが参加。正解者にはねり丸グッズがプレゼントされました。

アニメシ・コート

つつじステージの周囲には、コスプレ店員さんも参加するフードコート、通称「アニメシ・コート」が展開。アニメキャラクターをイメージしたフルーツビールや、ケバブ、ステーキ串の屋台、広島のお好み焼き屋さんなどが軒を連ねました。対象メニューを購入したお客さまにはキャラクターのポストカードなどをプレゼントするアニメイベントならではのコラボ企画もあり、2日間にわたっておいしそうな香りをただよわせていました。

ペデストリアンデッキ

アニメ縁日

練馬駅北口から練馬文化センター方面をつなぐペデストリアンデッキでは、「アニメ縁日」を展開。
サイクリストに人気のマンガで、TVアニメ化もされた『ろんぐらいだぁす!』のブースと、キャラクターとサイクルウェア・グッズのコラボ商品を展開する「GSR Gear × AURORA キャラクターサイクルウェアショップ」が並んで出店。14日は『ろんぐらいだぁす!』にも出演している声優・東城咲耶子さんが、両ブースの臨時店員を務めました。

また、TOKYO MXなどで放送中の「モールアート・キャラクター」×「コマ撮り」による新体験アニメーション『aiseki MOGOL GIRL』ブースが出展し、公式グッズを販売。日本アニメーター・演出協会(JAniCA)によるアニメーター似顔絵ブースでは、プロのアニメーターによる似顔絵作成が行われ、連日とも大盛況でした。14日には、J:COMのブースも展開されました。

Coconeri2階入り口には「こども縁日」も設置され、ヨーヨーつりなどをお子さんたちが楽しんでいました。

両日ともに、あいにくの雨模様となった今回の練馬アニメカーニバル。
それでも、ここでしか体験できない催しが目白押しだったこともあり、大勢のお客様が来場して熱気に包まれた2日間となりました。
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