アニメニュース
AnimeJapan2017開催!過去最多となる145,453人が来場!
2017年04月05日
国内最大級のアニメイベント「AnimeJapan2017 」が、3月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり、東京ビッグサイトで開催されました。
「アニメのすべてが、ここにある」をキャッチフレーズに、2014年からはじまったAnimeJapanは、今年で4回目。家族で遊具やワークショップを楽しめるファミリーアニメフェスタも併設されました。23日(木)、24日(金)にはビジネスエリアも設置され、海外からのバイヤーも多数訪れており、各ブースの担当者と活発に商談する姿が見られました。
開催期間中の会場は国内外からの来場者で溢れ、AnimeJapan実行委員会の発表では総来場者数は過去最多の145,453人(前回比107% 内、ビジネスエリア4,051人、ファミリーアニメフェスタ11,770 人)を動員しました。
メインエリアには、大小合わせて157のブースが出展。それぞれのブースが目的にあわせて趣向をこらし、大型モニターでの作品の紹介や、声優やスタッフによるミニステージ、作品関連資料の展示、学校の授業体験、グッズの販売などが行われました。
■練馬区に縁のあるアニメ関連企業なども出展
練馬区にスタジオを持つ東映アニメーションのブースでは、4月から地上波でTV放送がスタートする『正解するカド』や、昨年劇場公開され、6月にソフトが発売となる映画『ポッピンQ』を紹介するコーナーを設置。制作が発表された『劇場版 マジンガーZ』(仮題)も、大きく取り上げられていました。
東映アニメーション公式サイト
練馬区下石神井に本拠を置く〈スタジオぬえ〉所属のイラストレーター・加藤直之さんによる、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』をモチーフとしたライブペイントが、バンダイビジュアルのブースで2日間にわたり行われました。スタジオぬえは、SF作品を中心とした企画制作スタジオで、多数のアニメや特撮作品にメカデザインとして協力しています。加藤さんは「宇宙戦艦ヤマト」には1974年のTVシリーズから関わられています。
会場内に設けられた大型のカンバスに、『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場するヤマトとアンドロメダが描かれていく様は圧巻の迫力。ブースに訪れた人たちは、足を止めて見入っていました。
■魅力的なステージも多数展開
AnimeJapanでは多彩なステージも大きな魅力。メインエリアに設置されたステージやブースでは、トークイベントやライブなどが多数行われました。
【3月25日】
〇AnimeJapanへいくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!(BLUEステージ)
2014年に劇場版・TVアニメシリーズが公開され、2015年にも劇場版 前・後編が公開されたアニメ『Wake Up, Girls!』。2017年には、練馬区にあるアニメスタジオ・ミルパンセがアニメーション制作を担当する最新作TVアニメ『Wake Up, Girls! 新章』の放送が決定しています。
この作品から派生した声優ユニットWake Up,Girls!(吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さん)のステージが開催されました。
まずは「7 Girls War」でスタート。休む間もなく「素顔でKISS ME」、「ゆき模様 恋のもよう」の2曲が続きます。 ここで、Wake Up,Girls!が4月より放送開始されるTVアニメ『恋愛暴君』の主題歌を担当することが発表されました。4曲目は、この主題歌である「恋?で愛?で暴君です!」の初披露。集まったファンからも歓声が上がります。
更に、最新作『Wake Up, Girls! 新章』の新ビジュアルが公開されました。新たにデザインされたキャラクターの姿には、Wake Up,Girls!メンバーも大興奮! 放送への期待が高まります
ラストは「タチアガレ!」を熱唱!大興奮のステージに、大きな拍手が沸き上がりました。
『Wake Up, Girls!』公式サイト
© Green Leaves / Wake Up, Girls!3製作委員会
〇TVアニメ『正解するカド』放送開始直前記念トークイベント(OPENステージ)
『正解するカド』は、2017年4月から放送されるTVアニメ。練馬区にある東映アニメーションが“オリジナルストーリー”で取り組む意欲作です。
作品の舞台は、いまの日本。空に突如現れた謎の立方体『カド』が、離陸直前の旅客機を飲み込むところから物語がスタート。『カド』から現れた謎の存在ヤハクィザシュニナは人類との接触を希望。旅客機に乗り合わせていた外務省の交渉人・真道幸路朗(しんどう・こうじろう)が仲介役に。一方、日本政府は国際交渉官の徭沙羅花(つかい・さらか)を国の代表として交渉を開始。同時に、理論物理学者の品輪彼方(しなわ・かなた)を始めとする有識者により、謎の解明を進めていく。『カド』と日本の交渉の行方は?『カド』の謎とは?今後おこるかもしれない事態をリアリティたっぷりに描く、ポリティカルフィクションです。
制作には、さまざまな才能が集結。例えば、総監督を務めるのは、『翠星のガルガンティア』監督の村田和也さん。シリーズディレクターは、『コードギアス 亡国のアキト』演出の渡辺正樹さんが担当。キャスト陣も個性豊かな声優が集まり、今回のステージには真道役の三浦祥朗さん、徭役のM・A・Oさん、品輪役の釘宮理恵さんが登壇。真道について三浦さんは、「交渉に関わる誰もが納得する完璧な成果に価値を感じる、外務省のなかでも群を抜くエリートです」と紹介。M・A・Oさんは、「交渉時はキリッとしている沙羅花が、プライベートで見せる女性らしさにドキドキしてほしい」と、見どころをアピール。釘宮さんは、「ほんの少し技術が進歩したら、起こりうる世界です。ニュースを見る感覚で作品にのめり込み、リアリティを楽しんでください」と、作品の魅力を語りました。
『正解するカド』はTV放送のほか、ネットでは前日譚となる第0話から配信。海外向け配信も決まっています。
『正解するカド』公式サイト http://seikaisuru-kado.com/
〇TVアニメ『境界のRINNE』スペシャルステージ(BLUEステージ)
『境界のRINNE』は、死神少年・六道りんねと霊感少女・真宮桜が織りなす、学園と霊界が舞台の物語です。原作者は、30年近く練馬区で活動している高橋留美子さん。TV放送は、2015年の第1シリーズ、2016年の第2シリーズに続き、2017年4月から第3シリーズの放送が決定。その最新情報を、六道りんね役の石川界人さん、お祓い屋でりんねの恋敵(?)でもある十文字翼役の木村良平さん、りんねの父親である六道鯖人役の山口勝平さんが紹介しました。
第3シリーズを迎えた感想について、石川さんが「新シリーズが始まっても、ふだん通りの感覚なんです」と話し出すと、「力まず、気負わず、だよね」(木村さん)「らく~な気分で、リラックスして」(山口さん)と、まるで掛け合いのように言葉が飛び交います。「収録現場もこんな感じです。セリフの掛け合いからアドリブへ発展し……それがきっかけでキャラクターに厚みが出て来ることもあるんですよ」と、石川さん。この雰囲気こそが、まさに『境界のRINNE』の世界。第3シリーズを迎えられたポイントで、ますます盛り上がる予感がしました。
DVDなど関連情報が紹介されるなかで初披露されたのが、ライブ配信サービスの決定。今回登壇した3名が、第1話の放送を観ながら生トーク。その内容が、スマートフォンとPCで視聴できるというサービス。抜群のチームワークで進む収録現場の雰囲気や収録時の裏話などが、オーディオコメンタリーのように楽しめそうです。
最後に石川さんは、「第3シリーズを迎えられたのは、みなさんから寄せられた応援のおかげです」と感謝し、その期待に応える決意を表明。木村さんは、「この作品らしい、変わらない楽しさをお届けします」とメッセージ。山口さんは、「スタッフ・キャスト一同、面白い作品づくりに頑張ります」と抱負を述べ、会場は大きな拍手に包まれました。
『境界のRINNE』公式サイト http://www.nhk.or.jp/anime/rinne/
©高橋留美子・小学館/NHK・NEP・ShoPro
〇『タイガーマスクW』トークイベント(REDステージ)
東映アニメーションが制作する『タイガーマスクW』は4月から第3クールに突入! クライマックスに向けて動き出した本作のステージには、タイガーマスク/東ナオト役・八代拓さん、タイガー・ザ・ダーク/藤井タクマ役・梅原裕一郎さん、高岡春奈役・三森すずこさん、来間ヒカリ役・橘田いずみさん、ミスX役・小林ゆうさんの5人の声優が登場。約1500人の観客から、大きな拍手で迎えられました。
ステージでは、この日の為に新たに描き起こされたオリジナル脚本を使って、登場人物による〈公開記者会見〉を決行!作品にもリンクするようなセリフも盛り込みつつ、アドリブも飛び交う楽しい会見でした。
続いては、観客全員による公開〈ガヤ〉収録が行われました。この日のREDステージの観客席は、実際のプロレス会場としても使われる後楽園ホールの客席数に近い、約1500人であることから、アフレコスタジオでは収録できない生の歓声を録音するという企画です。
タイガーマスクが入場する際の「タイガー」コールや、作品に全面協力していて、実在の選手も作品に登場している新日本プロレスの「新日」コール、試合中の声援の3パターンが録音されました。1500人での収録は迫力満点で、ステージ上の声優陣も大興奮。声は出せませんでしたが、八代さんがタイガーマスクのキメポーズをとったり、三森さんと橘田さんが戦うパフォーマンスを見せたりする一面もありました。今回収録したガヤは、今後のストーリーの中で使用されるとのことです。
©梶原一騎・辻なおき/講談社・テレビ朝日・東映アニメーション
第3クールに合わせた新ビジュアルも初披露。これからの展開がますます楽しみになるステージでした!
タイガーマスクWは、テレビ朝日にて毎週土曜日深夜2時30分/ほかテレビ朝日系列全24局で放送中です!
公式サイト
【3月26日】
〇『Re:CREATORS』スペシャルステージ(GREENステージ)
26日は、練馬区内のアニメスタジオTROYCA がアニメーション制作を担当し、4月から放送開始するTVアニメ『Re:CREATORS(レクリエイターズ)』のステージでスタート!
本作は、原作・キャラクター原案は、「BLACK RAGOON」の広江礼威先生、「Fate/Zero」「アルドノア・ゼロ」などのあおきえい監督、アニメーション制作・TROYCA(練馬区所在)による完全新作オリジナルということで、大きな話題になっています。
ステージに登場したのは、 水篠颯太役/山下大輝さん、セレジア・ユピティリア役/小松未可子さん、メテオラ・エスターライヒ役/水瀬いのりさん、軍服の姫君役/豊崎愛生さんの4人。
出演者のみなさんも、詳しいストーリーは知らされておらず、毎回台本を渡される度に、その展開に驚いているとのこと。作品について話せない事が多い中、〈たくさんのキャラクターが登場する〉、〈いろいろなジャンルの作品を一度に見ている感覚〉などのポイントを紹介してくれました。
この日は、新ビジュアルも初公開。軍服の姫君を中心に、左右に8人のキャラクターの横顔が配されたビジュアルがスクリーンに映し出されると、出演者から「そういうことか!」と驚きの声が上がります。どうやら、ストーリーに絡む秘密が隠されているようでした。
また、第1話には様々な伏線が隠されており、ストーリーが進んでから見直すとより楽しめるとのアドバイスもありました。
『Re:CREATORS』は、4月8日(土) 23:30よりTOKYO MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビ、26:58よりABC朝日放送(3話以降26:29~)、4月11日(火)より毎週火曜26:05テレビ愛知、4月13日(木)24:00よりAT-Xにて放送開始。全22話+作品を解説する特番3本での放送です。
『Re:CREATORS』公式サイト
〇『アトム ザ・ビギニング』放送直前スペシャルステージ(OPENステージ)
『アトム ザ・ビギニング』は、あの「鉄腕アトム」の主人公《アトム》が誕生するまでを現在の視点で描いた作品。アトムを開発した天馬とお茶の水博志(おちゃのみず・ひろし)がロボット工学科の大学院生だったとき、後にアトムとなるA106をつくり上げるまでのお話です。
1963年、日本初の30分枠TVアニメシリーズである「鉄腕アトム」が生まれたのは、富士見台の虫プロダクション。また、作品中で主人公の2人が通っているのが「国立練馬大学」という設定です。このように練馬との縁も深い作品のTV放送が、2017年4月15日からに決定。そこで、関連する情報が紹介されました。
最新PVが上映されたあと、メインキャストが登壇。天馬午太郎(てんま・うまたろう)役の中村悠一さん、A106(エーテンシックス)役の井上雄貴さん、堤茂理也(つつみ・もりや)役の櫻井孝宏さん、堤茂斗子(つつみ・もとこ)役の小松未可子さん、お茶の水蘭(おちゃのみず・らん)役の佐倉綾音さんという5名です。
続いて各キャストが、演じるキャラクターを解説。中村さんは天馬を、「我が強く、絶対の自信を持つ天才。親しみやすいお茶の水と性格は真逆ですが、ウマが合うことから共同研究をしています」。井上さんはA106について、「天馬とお茶の水が開発した人型ロボット。自我を持つ人工知能を搭載し、自分で考えて行動します」とコメントしました。また、櫻井さんは茂理也を「天馬とお茶の水を見下している、ロボット工学科の主席研究生」、小松さんは茂斗子を「茂理也の妹でお茶の水に興味があり、天馬とお茶の水の二人にとても協力的」と紹介。そんな茂斗子と親密なのが、お茶の水の妹・蘭。彼女を演じる佐倉さんは、「原作の蘭はしゃべりませんが、TVアニメではしゃべります!」と話しました。
このあと、中村さんとの相性を競うクイズで各キャストの発想を楽しんだのち、ステージは終盤へ。ネット配信や番組連動SNSアカウントの運用など、さまざまな関連情報が発表になりました。
最後に一人ずつ想いをコメント。そのなかで中村さんは、「収録現場で感じるのが、スタッフの高いモチベーションです。その想いが画面から伝わるよう頑張ります」と、メッセージしました。
『アトム ザ・ビギニング』公式サイト
©手塚プロダクション・ゆうきまさみ・カサハラテツロー・HERO'S/アトム ザ・ビギニング製作委員会
〇『劇場版マジンガーZ』(仮題)起動記念イベント(BLUEステージ)
『マジンガーZ』は、「搭乗型巨大ロボット」という斬新なアイデアで時代を揺るがした、伝説の作品。現在もさまざまな形でつくられている「巨大ロボット物」の原点です。『マジンガーZ』は1972年、永井豪さんがマンガ作品を発表。ほぼ同時に練馬区の東映動画(現・東映アニメーション)がTVアニメを制作し、一世を風靡しました。
このスーパーロボットアニメが、永井さん画業50周年記念作品としてスクリーンに復活!その情報にワクワクした大勢のファンが、会場を埋めつくしました。
ステージには、イベント立会人として、声優の森久保祥太郎さんと茅野愛衣さんが登壇。まずは、発進シーンやロケットパンチなど、マジンガーZの魅力を振り返る映像が上映されました。会場のボルテージが一気に上がったのは、このあと! スクリーンに、世界初披露となる『劇場版マジンガーZ』(仮題)の超特報映像が映し出されたのです。その重厚感に会場全体が圧倒されるなか、スクリーンに映し出されたのは、「声優&メインスタッフ発表」の文字。そして、立会人の森久保さんが主人公の兜甲児(かぶと・こうじ)、茅野さんがヒロインの弓さやかを演じ、監督を『ONE PIECEエピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』の志水淳児さんが務めることなどが発表されました。
続いてスクリーンに登場したのは、原作者の永井さん。森久保さんと茅野さんへの期待に続き、もうひとつ大きな発表が。「完成した作品を、まずは世界で先行公開。その反響を受けて日本で公開します!」。その瞬間、観客席は万雷の拍手に包まれました。そして最後にコメントを締めたのは、「さあ、世界とパイルダーオン!」のメッセージ。
永井さんの言葉を受け、茅野さんは、「世界で長く愛されている作品に参加できることを光栄に思います。みなさんの期待に応えられるよう頑張ります」とコメント。森久保さんは、「マジンガーZの世界観を2017年に合わせて蘇らせ、すばらしい作品に仕上げます」と、意気込みを語りました。
『劇場版マジンガーZ』(仮題)公式サイト
©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
〇『刀剣乱舞』スペシャルステージ(REDステージ)
練馬区内の動画工房がアニメーション制作を担当し、昨年放送されたTVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』。
原作となった『刀剣乱舞』は、DMMゲームズとニトロプラスが共同製作した、名刀を擬人化した「刀剣男士」を収集・強化し戦う、大ヒット育成シミュレーションゲームです。ミュージカルや舞台化もされました。今回のステージは、スタートから2周年を迎えたゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」、TVシリーズ第2期の制作が発表されたアニメ『刀剣乱舞-花丸-』、本年7月から放送スタートのTVアニメ『活劇 刀剣乱舞』の3作品合同での開催です。
まずは「刀剣乱舞-ONLINE-」から。原作プロデユーサー・でじたろうさんとゲームのエグゼクティブプロデユーサー・花澤雄太さんが登場。ゲーム中のプレイヤーの拠点となる〈本丸〉で流れるBGMを、刀剣男子をイメージした曲に変えられる「近侍曲」システムの実装について説明がありました。また、昨年昨年4月の熊本地震で大きな被害を受けた、阿蘇神社の復興支援に協力することも発表されました。「刀剣乱舞」では、阿蘇神社が刀剣男子のモチーフの一つでもある大太刀・蛍丸が奉納されていた(現在は行方不明)ことから、現代の刀鍛冶による蛍丸の復元プロジェクトを支援していました。しかし、地震の被害があまりにも大きかったため、チャリティーグッズを制作し、その売り上げを復興支援に充てたいとのこと。このグッズはAnimeJapan会場内のニトロプラスブースで販売されました。
続いて、TVアニメ『刀剣乱舞-花丸-』から、大和守安定役/市来光弘さん、加州清光役/増田俊樹さん、へし切り長谷部・長曽祢虎徹役/新垣樽助さんがステージへ。昨年12月に終了した第1期で印象に残ったシーンを、3人がそれぞれ紹介しました。そして、会場限定の特報が上映され、TVアニメ第2期の2018年の1月放送開始と、第1期のキャラクターの続投も発表されました。
そしていよいよ、7月放送スタートの『活劇 刀剣乱舞』のステージ。この作品からは、和泉守兼定役/木村良平さん、陸奥守吉行役/濱健人さん、堀川国広役/榎木淳弥さんが登壇し、3つの新発表がありました。1つ目は、作品の時代背景。今回は文久3年(1863年)、激動の幕末が舞台になります。2つ目は主題歌アーティスト。オープニングを担当するのは、刀剣男子・鶴丸国永を演じている斉藤壮馬さん。エンディングは『魔法少女まどか☆マギカ』『Fate/ZERO』などの主題歌で知られるKalafinaが担当することが発表されました。最後はスタッフの追加情報。戦闘シーンを担当する《剣戟》アニメーターとして、小船井充さん、木村豪さん、國弘昌之さん。時代考証には、NHK大河ドラマ「新選組!」や「龍馬伝」の時代考証も担当した山村竜也さん。剣術指導に、玄黄二刀流の渡邉鋼玉さん。以上5名の参加が発表されました。会場限定の特報も上映され、7月の放送を待ちわびるファンから、大きな拍手が上がりました。
「刀剣乱舞-ONLINE-」公式サイト http://www.dmm.com/netgame/feature/tohken.html
『刀剣乱舞-花丸-』公式サイト http://touken-hanamaru.jp/
『活劇 刀剣乱舞』公式サイト http://katsugeki-touken.com/
〇『宇宙戦艦ヤマト2202』愛のトークショー(OPENステージ)
『宇宙戦艦ヤマト』は、日本のアニメーションを変えた作品です。練馬区の名誉区民、松本零士さんも監督・設定デザインで参加していました。この作品をもとに2012年、『宇宙戦艦ヤマト2199』が発表され、大きな反響を呼びました。その続編として制作されたのが、『宇宙戦艦ヤマト2202』です。2017年3月にBlu-ray&DVDの第1巻が発売されたことを記念し、トークステージが開催されました。愛あふれるトークを展開したのは、監督の羽原信義さん、シリーズ構成の福井晴敏さん、古代進を演じた小野大輔さんの3名です。
トークに入る前に、前作『宇宙戦艦ヤマト2199』を4分で振り返る映像を上映。会場を埋めつくした多くのヤマトファンと、改めて作品背景を共有しました。続いて3名で約束したのが、ヤマト初心者のために、「専門用語は使わない」こと。例えば、今回戦う帝星ガトランティスは「悪い人」、前回戦ったガミラス帝国は「前の悪い人」など。このルールに従い、本作第一章冒頭12分の映像を観ながらトークが繰り広げられました。
そして、最後に提示されたのが、3つのキーワード。まずは、「愛のスタッフたち」。羽原監督から、本作には幅広い年代のヤマト好きが集結。作画も、どれだけヤマトが好きかを自慢しながら行っているというエピソードが紹介されました。2つ目は、「愛のキャストたち」。キャストも同じように、ヤマト好きばかりだと小野さん。相原義一役の國分和人さん、南部康雄役の赤羽根健治さんという若手からも、「ヤマト愛を感じる」と語りました。そして3つ目が、「愛のファンたち」。2017年2月に本作第一章を映画上映したところ、観客動員8万人、興行収入1億円を記録。福井さんから「全国15館・2週間限定上映では画期的」との発表に、会場からは割れんばかりの拍手が。2017年6月には第二章が全国20館で上映されることも紹介されました。
3つのキーワードを受け、最後に小野さんがメッセージ。「ヤマトの航海が成功するには、みなさんの力が必要です。古くからの仲間も新しく仲間になった人も、さあみんな、ヤマトに乗れ!」と、劇中の沖田艦長のセリフでトークショーを締めくくりました。
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』公式サイト
『ポッピンQ』スペシャルトークイベント(OPENステージ)
東映アニメーション60周年記念プロジェクトとして制作され、昨年公開された劇場用長編アニメーション『ポッピンQ』。中学の卒業を目前に控える5人の少女たちが、迷い込んだ不思議な世界〈時の谷〉で、そこに住む〈ポッピン族〉と共に織りなす青春ストーリー。
今回のスペシャルトークイベントには、小湊伊純役の瀬戸麻沙美さん、友立小夏役の種﨑敦美さん、大道あさひ役の小澤亜李さん、ポコン役/田上真里奈さん、ダレン役/本渡楓さんが登壇しました。
まずは、キャスト陣が参加した『ポッピンQ』関連イベントを振り返るコーナーから。昨年のAnimeJapan2016でのステージやマチ★アソビ、公開初日の舞台挨拶などの映像がスクリーンに映し出されると、キャストのみなさんからその時々のこぼれ話が飛び出し、会場が笑いに包まれます。
続いて、本編のダイジェスト映像「卒業PV」が上映されました。キャスト陣からは、「これは(涙が)来ますね」「もう一度映画が見たくなる」との声が上がります。この映像は東映アニメーション公式YouTubeチャンネルでも配信中です。ネタバレも含まれているので、未見の方はご注意を。
さらに、現在配信中のスマートフォンアプリゲーム『ポッピンQ Dance for Quintet!』での対決を実施!瀬戸さんと田上さん、種﨑さんと本渡さんの2チームの対戦で、小澤さんがレフェリーを務めます。終始賑やかな対戦を制したのは。普段からこのゲームを楽しんでいた瀬戸さんと、この日の為に特訓をしたという田上さんチーム。種﨑さんと本渡さんには、「リズム感が足りない」ということで、ステージ上で即興のダンスを踊るという罰ゲームが!ですが、2人ともリズムに乗って堂々としたダンスを披露。これには会場からも、大きな歓声があがりました。
最後に、映画の前日譚をマンガで発表している山珠彩貴先生と、本作の宮原直樹監督が原案を務める新作ショートストーリーの制作決定を報告し、ステージは終了しました。
『ポッピンQ』公式サイト
©東映アニメーション/「ポッピンQ」Partners 2016
大盛況で幕を閉じた『AnimeJapan2017』。
そして、2018年3月22日(木)~25日(日)の『AnimeJapan2018』の決定もアナウンスされました。
AnimeJapan2017 公式サイト
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