『攻殻機動隊 WORLD ART EXPO 2017』西武ギャラリーで開催中！

「攻殻機動隊」は、士郎正宗先生が1989年に発表したマンガを原作として、アニメーションやゲームなど様々な媒体に波及した作品です。

超高度情報化社会となった近未来の日本を舞台に、草薙素子(くさなぎ もとこ)と公安9課のメンバーの活躍を描くSFポリティカルアクション。

コアなファンの多いこの作品を、1995年に押井守監督が劇場用アニメーションとして映画化。『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』のタイトルで公開され、国内外で大きな話題となり、様々なクリエイターに影響を与えました。

その後もTVシリーズや劇場用映画などのアニメ化が続き、本年4月7日(金)からハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が公開されます。

この実写映画の公開を記念して、士郎正宗先生のマンガ原稿や歴代アニメ作品の制作資料、ハリウッド版の場面写真やインタビューなど、400点以上を紹介する展覧会が、豊島区の西武池袋本店 別館2階＝西武ギャラリーにて開催中です。

展示会場に入ると、まずは最新作であるハリウッド版実写映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』が、大型モニターとパネルで紹介されています。予告編や関係者のインタビュー映像、場面写真の他、映画に登場するバイクを展示。ホンダ製の「NM4」を映画用に改造したこのバイクは、撮影も可能です。

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)からは、原画やセル画、背景画などが展示されています。どれも間近で見られるため、原画や作監修正に書かれた原画マンと押井監督とのやり取りを読むことができ、当時の制作現場の様子を知る手がかりになります。

後半の戦闘シーンやラストシーンの背景画にはレイアウトも並べられており、その緻密さに圧倒されます。

続編にあたる『イノセンス』(04)の原画も並びます。

神山健治監督によるTVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』 〈第1期(02-03)、第2期「2ndGIG」(04-05)、OVA「Solid State Society」(06) ※劇場用3D映画として2011年公開〉からは、原画やDVDパッケージの水彩画を紹介。

黄瀬和哉氏が総監督を務めた『攻殻機動隊 ARISE』〈映画 4部作(13-14)、再編集＋新作2話を追加したTVシリーズ「ALTERNATIVE ARCHITECTURE」を2015年に放送〉及び『攻殻機動隊 新劇場版』(15)の原画も展示されています。

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズに登場するキャラクター・タチコマと一緒に記念写真が撮れるフォトスポットも設置されています。

士郎正宗先生自らプリント出力した原作マンガのデジタル出力の展示コーナーも設置。緻密に描きこまれた絵や枠外の解説など、『攻殻機動隊』の原点である士郎正宗先生の濃密な世界感にも触れることができます。

物販コーナーでは、アクリルスタンドやTシャツ、マフラータオルなどの展覧会オリジナルグッズや、数量限定のオリジナル版画を販売。受注生産グッズの受付販売も行われています。

※詳細はこちらから

http://kokaku.gengaten.com/goods.html

開催期間中は、タチコマが展示について解説するボイスガイドも実施されています。(＊ボイスガイドの利用には、機材貸し出し料600円(税込)が必要です)

『攻殻機動隊 WORLD ART EXPO 2017』は、西武池袋本店 別館2階＝西武ギャラリーにて、4月11日(火)まで開催中です。

©士郎正宗／講談社　

©1995士郎正宗／講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT　

©2004 士郎正宗／講談社・IG,ITNDDTD

©士郎正宗・Production I.G／講談社・攻殻機動隊製作委員会　

©士郎正宗・Production I.G／講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会　

©士郎正宗・Production I.G／講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会