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松本零士先生が登場! 『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』単行本発売記念 記者発表会レポート
2018年11月28日
練馬区大泉在住で、練馬区名誉区民でもあるマンガ家・松本零士先生が描かれた伝説的名作『銀河鉄道999』。
この正統続編である『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』の単行本第1巻が、11月20日に発売されました。
これを記念した記者発表会が、発売日当日、西武池袋線豊島園駅に停車した〈銀河鉄道999 デザイン電車〉内で開催され、原作者・松本零士先生と、本作のマンガを担当する島崎譲先生が出席しました。
『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』表紙
『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』は、『銀河鉄道999』のその後を描いた作品。鉄郎が地球に帰還したところから物語が始まっていきます。
総設定とデザインを原作者の松本先生が担当し、マンガは『ガンフロンティア〜ハーロック&トチロー青春の旅〜』でもタッグを組んだ島崎譲先生が手掛けられています。
発表会は、松本先生のスピーチからスタート。「私は15歳でマンガ家としてデビューし、18歳のときに列車で上京して今に至っています。そして80歳になりましたが、まだまだ線路の上を走り続けていて、自分の終着駅は見えていません。列車というのは、いつまでも夢を育ててくれる乗り物なんです」と、『銀河鉄道999』につながる創作への想いをお話されました。
〈銀河鉄道999 デザイン電車〉内で発表会を行うことについては、「電車のラッピングデザインもやらせてもらい、とても楽しいです。西武池袋沿線は、生まれ故郷ではありませんが、長年住んでいることから私の故郷であり、とても大切な路線なので、この電車の中でお話させていただくのは、とても幸福な感覚です」とコメントされました。
タイトルが『ANOTHER STORY』となっていることについて島崎先生は、「『999』の本線は、松本先生の連載(※1996年から描かれている続編)で続けてくださると思います。その本線を踏まえた上で『ANOTHER STORY』を描かせていただいています」と作品づくりの方針を説明。
その内容を受けて松本先生は、「私が描いている物語はいま、ブラックホールの中にあるレールウェイを走っていて、終着駅は私の生涯と一緒で、まだ見えていません。島崎先生には、『ANOTHER STORY』という分岐点から新しい路線に入り、素晴らしいレールウェイを走り続けていただきたいと思っています」と、コメントされました。
読者に向けてのメッセージを求められ、島崎先生は、「松本先生の熱い想いが読者の方々に伝わるといいなと思って、毎回頑張って描いています。それだけでいまは精いっぱいですが、本当に楽しんでいただきたいと思います」と、作品に込めた想いを述べます。
そんな島崎先生に、松本先生から「毎回(島崎先生の)原稿を見せていただいていますが、絵もストーリーのつくり方も進化されていくのがわかるんです。若さというのは、本当にうらやましいですね。若さは人生の宝物だから、どうか元気に頑張ってください」と、励ましの言葉が贈られ、発表会は終了しました。
《単行本情報》
秋田書店 チャンピオンREDコミックス
『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』第1巻
原作・総設定・デザイン/松本零士
マンガ/島崎譲
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