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練馬区アニメイベント

アニメプロジェクトin大泉 2015開催報告

心地よい五月晴れのもと、毎年恒例のプロジェクト開幕!

「ジャパンアニメ発祥の地 練馬区」をPRする目的で開催されてきたアニメプロジェクトin大泉も、なんと今年が12回目!(改名前を含む) 会場となったのは大泉小学校、妙延寺、大泉風致地区公園、大泉図書館の4カ所。今年の4月4日には大泉駅前に大泉アニメゲートがオープンしたこともあり、ここ大泉は改めてアニメの街として注目されています。そんななか、多くの家族連れやアニメファンが集い、にぎやかで笑顔あふれるイベントとなりました。

Pick Up!「マジンボーン」上映会&トークライブ

コアなファンが大集結!濃度満点の質疑応答も!

大泉小学校の体育館ステージで15時から開催された「マジンボーン上映会&トークショー」。最初に「マジンボーン」第29話「ネポスへ!!」が上映され、続いてシリーズディレクターを務める宇田鋼之介さんと、同作の製作担当である東映アニメーションの大町さんが登壇してトークショーが開催されました。
まずは作品が登場する経緯がおふたりから語られました。本作はトレーディングカードゲームとしても展開するクロスメディア作品として企画され、宇田監督が参加したときにはメインキャラクターの基本的な設定だけ決まった状態であった、とのこと。そして、おふたりのトークもそこそこに、観客席の大勢のファンからの質問コーナーへ!
客席には、遠くは群馬県、京都府、岡山県からいらした方も!そんな熱いファンからは、ピンポイントでマニアックなものなど、監督への容赦ない質問が連発しました。
「亡くなったキャラクターもいたが、ネポスに葬式などの文化はあったり、お墓が作られたりはするのか?」というハイレベルな質問には、大町さんは「急ピッチで考えています」と笑いをとりましたが、監督は「シュトルツ(注:サブキャラクターのひとり。フェニックスボーン)の死のときは葬儀めいたことはやろうとしていた。だからそういった慣習はある、というつもりでいる」と、質問をしっかりと受け止め真摯に答えていました。
さまざまな質問がぶつけられましたが、思い入れのある好きなキャラクターについての質問がほとんどだったのが、特に印象的でした。
すべての質問に丁寧に答えられていた監督は、イベント終了後もファンからの質問に、時間の許す限り答えられていました。
ステージの最後には、練馬区制作で宇田さんが監督を務めた練馬区の広報アニメ「タイムカプセル+」の上映も!(※順次公開予定) 監督が「マジンボーンの最終回とスケジュールがかぶって大変だった」と暴露すると会場からは大きな笑いが起きていました。
作品は「#01 夏」「#02 秋」「#03 冬」「#04 春」で構成。ごく短いショートフィルムながら、練馬区各地の美しい風景をバックに、とある男女のさわやかで印象的なドラマが展開されるアニメーションでした。今後公開される機会は増えていくと思われるので要チェックです!

マジンボーン作品解説

©BANDAI・東映アニメーション・テレビ東京

トレーディングカードゲームを中心とするクロスメディアコンテンツ。アニメ版の制作は東映アニメーションが担当しテレビ東京系で放映。カードゲーム(データカードダス)はバンダイ、コミカライズは「最強ジャンプ」が担当する。アニメで描かれる個性豊かなボーンファイターたちは、男子のみならず多くの女性ファンも獲得。2014年4月から2015年3月までの1年間で52話が放送された。

STORY
主人公の竜神翔悟は、都立大泉東高等学校に通う普通の高校生。ある日、彼の眼前に「ダークボーン」が現れる。そして彼は「ドラゴンボーン」の適合者として認められ、「ボーンファイター」と認められて戦いの世界へと巻き込まれていく--。

大泉小学校 会場

ちびっ子たちの歓声が鳴り響く!熱気とパワーあふれるメイン会場

メイン会場となった大泉小学校では、体育館に設けられた特設ステージで、さまざまなイベントが開催されました。
最初に行われた開会式では、まず主催者代表として「キャプテン・ハーロック」のハーロックに扮したアニメプロジェクトin大泉推進連絡会の貫井武彦会長がご挨拶。主催者・来賓の祝辞が続き、最後に名誉区民でもある松本零士先生がご登壇。長年大泉でお過ごしの先生は、こうして毎年イベントにいらっしゃるのが楽しみなご様子でした。
開会式に続いて、体育館ステージでは「GO!プリンセスプリキュア」ショーが華々しくスタート! 大勢のちびっ子たちで会場は立見御礼! ステージ上で所狭しと大活躍するキュアフローラ、キュアマーメイド、キュアトゥインクルの様子に、特に小さな女の子たちが大歓声をあげていました。
そして午後のステージは、「ねり丸を描こう!お絵かき教室」からスタートしました。壇上には、練馬区で活躍するアニメ制作会社・動画工房の平松岳史さんが講師として登場。続いて登場したねり丸をモデルにして、みんなでお絵かきタイムです! 先生の熟練のペンさばきに見とれつつ、大人も子どもも一緒になってねり丸を描きました。
続いては「ふたりはプリキュア Splash Star」の上映会。大きいお友達も小さいお友達も一緒に鑑賞です!
最後には、人気アニメ「マジンボーン」の上映会とトークショーが開催されました。(詳しい内容はこちらから)
教室では、アニメのセル画彩色体験教室が開かれ、終日賑わいました‼ また、中庭の一角に設営されたテントでは、アニメの背景を描く体験教室とデジタル作画教室が開催されました。アニメ背景は、美しい星空を誰でも描けるよう、プロ仕様の絵具メーカーの方が先生となって直接指導。デジタル作画は、ペンタブレットを使用してねり丸に彩色をする行程を、イラスト描画ソフトの担当者が熱心に説明していました。アナログ・デジタルを問わず、一心不乱に絵を描く子どもたちの姿が印象的でした。
校門前広場に設けられた物販コーナーでは、人気アニメ『四月は君の嘘』関連グッズなどを販売する練馬区観光協会をはじめ、日本郵便、西武鉄道、T・ジョイ大泉、練馬区交通企画課、練馬区大江戸線延伸推進課がブースを出展。各種グッズなどを販売・配布しました。

妙延寺 会場

屋台もたくさん出店!熱いステージでお祭りだ!

大泉学園北口ゆめーてる商店街の一角にある妙延寺。樹齢400年を超える大銀杏が鎮座する、地元の人たちの憩いの場です。今年もこのお寺の境内が、アニメプロジェクトの会場となって盛り上がりました!
今年は出店の数もパワーアップ! 商店街によるたくさんの模擬店からの美味しそうな香りに、お客さんが誘われていました。
本堂前の特設ステージでは、ミュージシャンによるライブを中心に、さまざまな催し物が開かれました。ご当地ヒーロー「護街戦士ショウエイダー」のショーでは、笑いありアクションありのにぎやかなステージアクトを展開! 「夢を守り、ひたむきに街を守る! オレの名はショウエイダー!!」の決めゼリフが決まると、ひときわ大きな歓声があがっていました。
入口の特設テントでは、松本零士先生のサイン会も開催! 抽選で選ばれたラッキーな方々に、松本先生が目の前で書いたサインが手渡され、一緒に記念撮影ができる時間も設けられました。
そして、ゆめーてる商店街の主題歌を歌う愛甲ミカさんのアニソンライブでは、おなじみのアニソンで子どもたちも大合唱。そして最後の催し物として、青空のもとで「GO!プリンセスプリキュア」ショーが開幕! こちらでも女の子たちのかわいい声が鳴り響いていました。
境内には特撮ヒーローなども登場して華を添え、終日にぎやかに盛り上がっていました。

大泉風致地区公園 会場

盛りだくさんのステージに大歓声!

風致地区公園も、地域の皆さんがたくさん集まり、とても賑わっていました。
ステージでは開会式の後、練馬区立小中一貫教育校大泉桜学園の吹奏楽部によるアニメソングの演奏、コスプレイヤーによるダンスや歌、GO!プリンセスプリキュアショー、フラダンスショー、美弥野静アニソンライブなどが行われました!ステージ前は観客で埋め尽くされ、多彩なステージに大きな拍手と歓声があがっていました。
特設テントで行われた松本零士先生のサイン写真会では、一筆一筆に集まった皆さんが釘づけ!サインを受け取って松本先生と記念写真を撮る方々の笑顔が、とても印象的でした。
隣のテントでは、プロ漫画家による似顔絵コーナーが行われ、こちらも大盛況でした。商店会の屋台やグッズ販売にも行列ができ、地区の皆さんによる餅つきの実演には、飛び入りで参加する人の姿も見られました。

大泉図書館 会場

アニメ作画体験教室は満席!上映や展示なども!

大泉図書館では、アニメ上映会として映画「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」や、TV「ふたりはプリキュアMaxHart」「四月は君の嘘」がモニター上映された他、アニメ制作工程をわかりやすく紹介する「アニメができるまで」パネル展示や、練馬区PRアニメ「タイムカプセル+」の上映が行われました。
そして会議室では、講師にキャラクターデザイン、作画監督で活躍中のアニメーター・河井淳さんを迎え、「原画トレス体験」と「アニメーター作画講演」が行われました。午前中は子供対象で2回。午後は中学生以上の一般の方を対象にしたプログラム。子供たちは、「ねり丸」を原画に使ってのトレス体験に大はしゃぎ!「先生!出来ました!」と大きな声で手を挙げて、河井さんに力作を評価してもらっていました。午後のプログラムでは、河井さんがアニメーターを目指したいきさつや、これまでの経験を紹介。その後「ドキドキプリキュア」の原画を使ったトレス体験へ。皆さん真剣な表情で黙々と作業を進めます。河井さんは参加者からの質問に答えながら、的確なアドバイスを出していました。この体験教室をきっかけに、アニメーターを目指してくれると良いですね!

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