アニメニュース
ありがとう東映アニメーションギャラリー 9月23日(火)で長期休館
2014年09月13日
2003(平成15)年3月に東映アニメーション大泉スタジオ内に開設され、11年にわたり多くのファンに親しまれてきた東映アニメーションギャラリーが、今月9月23日をもって長期休館することになりました。(最終開館日 9月23日)
ギャラリーでは最後の展示として、大泉スタジオ57年の歴史を振り返る「さよなら大泉スタジオ ~その誕生と成り立ち~」展を開催しています。
これまでTVシリーズ200作品以上、映画100作品以上を製作。多くのアニメ関係者を輩出してきた歴史あるアニメーション製作スタジオですが、建て直すことが決定。ギャラリーの長期休館もこのためです。
1958(昭和33)年公開の日本初の長編カラー映画「白蛇伝」等の製作に合わせたスタッフ増員に対応した2度の増築や、1963(昭和38)年に放映された東映動画初のTVシリーズ「狼少年ケン」製作前に行われた4度目の増築を経て現在のスタジオの姿になっていく様子を写真で紹介。
また、当時の制作現場も撮影されており、東映動画で活躍していたアニメーターの大工原章さん、森康二さん、大塚康生さん達の若き日の姿も見られます。
「白蛇伝」での人物の動きをトレースしてアニメ化するライブアクションの撮影の様子や、声優を担当した森繁久彌さんと宮城まり子さんを中心にした集合写真、「ガリバーの宇宙旅行」の主役を演じた坂本九さんのアフレコ風景などの貴重な写真も展示されています。
作品資料のコーナーでは、「白蛇伝」「少年猿飛佐助」「アラビアンナイト シンドバッドの冒険」「わんぱく王子の大蛇退治」などの作画用クレイモデル(石膏で設定に忠実に作られたフィギュア)の展示もあり、その精巧さに驚かされます。
常設展示では、「ドキドキプリキュア!」の5人と記念撮影が撮れる大人気のプリキュアコーナーや、白黒アニメ11作品のオープニング映像が流れる昭和のお茶の間コーナー、東映アニメーションが製作してきた作品の年表や制作資料が展示されたヒストリーコーナーも楽しめます。
ギャラリー中央にそびえたつ「ダンガードA(エース)」や、今まで製作された映画のポスター、TV作品のパネル等も圧巻です。
ギャラリーに併設されたサロンでは、予告編などの貴重な映像や、東映アニメーション作品のフィギュアの紹介、東映動画OBの草間真之介さん、藤本芳弘さん、村松錦三郎さんによる絵画展も行われています。
新しい東映アニメーション大泉スタジオの完成予定は3年後。ギャラリーもそれまではお休みになります。
歴史ある建物での最後の展示を、どうぞお見逃しなく!
©東映アニメーション
東映アニメーションギャラリーホームページ
住所:〒178-8567 練馬区東大泉2-10-5 東映アニメーション大泉スタジオ内
(西武池袋線「大泉学園」駅北口下車 徒歩15分)
入館料:入館無料
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
一時閉館までの休館日は、9月16日(火)のみです。
※スタジオ社屋内、
東映アニメーションギャラリーホームページ
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