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安彦良和総監督とレジェンド声優が登場!『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』初日舞台挨拶レポート
2017年09月04日
9月2日(土)から全国35館にてイベント上映が始まったアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』の初日舞台挨拶が、中央区の丸の内ピカデリーで開催されました。
総監督を務める安彦良和さんを始め、シャア・アズナブル役/池田秀一さん、ギレン・ザビ役/銀河万丈さん、アムロ・レイ役/古谷徹さん、カイ・シデン役/古川登志夫さんという、1979年に放送スタートしたTVアニメ『機動戦士ガンダム』から続投する“レジェンド”な声優のみなさんが登壇しました。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、1979年にスタートしたTVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターを務めた安彦良和さんが、設定の見直しや外伝的エピソードを盛りこみながらリビルドした作品です。
マンガ作品として「ガンダムエース」誌に2001年~2010年まで連載され、コミックスは全24巻で累計発行部数1,000万部を誇る大ヒットとなりました。
そして2015年からは、安彦良和さんが総監督を務めるアニメ化が決定。昨年秋までに《シャア・セイラ編》としてⅠ~Ⅳ章までが公開されました。
このヒットを受け、続編となる《ルウム編》(前後編)の制作も決定。今回、前編となる第V章「激突 ルウム会戦」が公開されました。来年5月には、後編の第Ⅵ章「誕生 赤い彗星」の公開も決定しています。
※ストーリー等の詳細は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイトをご覧ください
この舞台挨拶の模様は、パブリックビューイングで全国の上映劇場にも生配信されました。
――公開初日を迎えて
池田さん:最初の「ガンダム」から38年になりますが、この4人の声優での舞台挨拶は初めて。よくこれまで生き残って来たなというか(笑) みんな頑張りました。
銀河さん:38年前に演じた〈ギレン・ザビ〉を、また演じることができて光栄です。当時のスタジオ以外で皆さんとお会いするのは貴重な機会で、小学校の同窓会に出席したみたいですね。
古谷さん:《ルウム編》では、まだ脇役のアムロですが、38年前のメンバーでこんな舞台に立てるなんて、「こんなにうれしいことはない!」
古川さん:このメンバーは、戦友みたいなところがありますね。今、この舞台に立っていることが、本当に感無量です。
安彦さん:38年が今日のキーワード。しみじみと感慨にふけっています。長い間支持していただいてありがとうございます。
――アフレコに際して感じたこと
池田さん:「THE ORIGIN」の《シャア・セイラ編》《ルウム編》は、最初の「ガンダム」にはないお話なのが新鮮で、新たな気持ちで取り組めました。
銀河さん:「THE ORIGIN」で、ザビ家の家庭の事情をはじめて知り、最初の「ガンダム」の時にもうちょっと優しくしておけば良かったなぁと、ちょっと反省しながら権謀術策に長けた役を嬉々として演じさせていただいています(笑)
古谷さん:アムロは「THE ORIGIN」の第Ⅱ章から出たのですが、その時は8歳の設定だったので、とんでもなく若返らなければならなくて(笑) 「やれるとは言えない、けどやるしかないんだ!」と、そんな心境でした(笑)
古川さん:大好きなキャラクターなのですが、「高校生の声がでるんかいな?」という不安と、今なおこの役をやらせてもらえるという嬉しい気持ちが、ないまぜになった不思議な気分で臨みました。
安彦さん:38年前は、スタジオでひたすら絵を描いていましたので、そのころの声優のみなさんとの面識は全くなかったんです。そのあと仕事で一緒になった方はいますが、銀河さんとはTHE ORIGINで初めてお会いしたんです。「(ギレンの)まんまじゃないか!」と、ビックリしました(笑)
――次回への意気込み
安彦さん:《シャア・セイラ編》を皆さんに支持していただけたおかげで、《ルウム編》を作ることができ、今日を迎えることができました。ありがとうございます。後編の第Ⅵ章も、鋭意制作中です。でもこの先があります。物語の本編である《1年戦争編》です。ぜひ我々に、《1年戦争編》を作らせてください!
――みなさんにとってガンダムとは?
古川さん:カイ・シデンは脇役ではありますが、僕にとって大事な役でありキャラクターです。「ガンダム」は、自分の代表作の中に入れておきたい作品です。
古谷さん:THE ORIGINは、今のところシャアが主役です。『機動戦士ガンダム』は、アムロ・レイが主役です。この後に控える《1年戦争編》では、切にアムロを主役にしていただきたい!皆様のお力をもって、ぜひともよろしくお願いいたします。
銀河さん:38年前は、自分もこの仕事を始めたばかりでした。そんな時に出会ったギレン・ザビという役は、その後の自分の役作りの根幹、原点になっています。僕の細胞の一番奥にあるような、そういう役に出会えて幸せです。
池田さん:もう1本、主役をやらせてください!「誕生 赤い彗星」、よろしくお願いします!
安彦さん:38年という時間の中で、かなり長い間「ガンダム」と離れている時期がありました。それが、THE ORIGINという形で生き返りました。あらためて、自分と「ガンダム」との結びつきという業の深さを、誰よりも強く感じていると自負しております。もう、これは逃れられないので、一生付き合っていく財産だと思っています。
舞台挨拶の最後は会場の全員で、大ヒットを祈願した「ジーク・ジオン!」コール!
銀河万丈さんによるギレン・ザビの演説でリードを取るというサプライズに会場は熱気に包まれ、力強い「ジーク・ジオン!」コールが響き渡りました。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』は、9月2日より全国35館で4週間のイベント上映が行われています。
詳細は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』公式サイトをご覧ください
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