アニメニュース
杉並アニメーションミュージアムで「SHOTARO Square ~石ノ森章太郎について語ろう!~」開催中!
2016年05月10日
杉並区の杉並アニメーションミュージアムでは、萬画家・石ノ森章太郎先生の人物像にスポットを当てた展覧会「SHOTARO Square ~石ノ森章太郎について語ろう!~」が開催されています。
石ノ森章太郎先生は、ギネスブックに記録されるほど数多くの作品を生んだ萬画家。1966(昭和41)年からは練馬区桜台に居を移して精力的に創作活動を行い、数々の名作を生み出しました。アニメ作品として何度もリメイクされている『サイボーグ009』や、今も特撮アクションTVシリーズが制作され続けている『仮面ライダー』など、映像作品の制作にも大きく貢献。多様なマンガ表現を追求し、その無限の可能性をあらわす言葉「萬画」を提唱しました。しかし、1998年1月に60歳の若さで死去。没後、勲四等旭日小綬章、全作品に対して第27回日本漫画家協会賞文部大臣賞、マンガとマンガ界への長年の貢献に対して第2回手塚治虫文化賞マンガ特別賞が贈られました。
今回の展覧会の中心は、《素顔の石ノ森章太郎コーナー》。さいとう・たかを先生(『ゴルゴ13』など)、鈴木伸一さん(トキワ荘時代からの友人、杉並アニメーションミュージアム館長)、ちばてつや先生(『あしたのジョー』など)、花村えい子先生(『霧のなかの少女』など)、矢口高雄先生(『釣りキチ三平』など)をはじめとした、石ノ森先生の友人や漫画家仲間、アシスタント、編集者らが寄稿。石ノ森先生の仕事についての証言や知られざるエピソードをパネルで紹介しています。
秋田県の玉川温泉で療養中の石ノ森先生のところに見舞いに行ったちば先生が、そのまま1週間逗留することになったというエピソードや、療養のための宿の手配をした矢口先生の思い出話など、石ノ森先生の人柄を強く感じるエピソードの数々が胸に迫ります。
《石ノ森章太郎作品コーナー》では、石ノ森先生が生み出してきた“萬画”の世界を紹介。『佐武と市捕物控』、『サイボーグ009』、『人造人間キカイダー』、『イナズマン』、『仮面ライダーBlack』等の複製原画や、制作に関わったアニメ作品や特撮ドラマ等の資料が展示されています。『佐武と市捕物控』は、当時のアニメ版の貴重な制作資料の展示のほか、19分のパイロットフィルムも上映。TVシリーズ版と異なるキャラクターとキャスティングで制作される一方で、既に実写とアニメの融合による画面構成など、後のTVシリーズ版につながる演出手法といった見どころも満載。是非じっくりご覧いただきたい映像です。
来場記念に、『サイボーグ009』や『仮面ライダー』と記念写真が撮れるフォトスポットや、宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」の紹介コーナーも設置。ミュージアム受付横では、石ノ森萬画館のグッズの販売も行われています。
©石森プロ
「SHOTARO Square~石ノ森章太郎について語ろう!~」
場所:杉並アニメーションミュージアム
住所:東京都杉並区上荻3-29-5 杉並会館3階
期間:2016年7月10日(日)まで
開館時間:10:00 - 18:00 ※最終入館17:30 ※企画展最終日は16時閉館。
休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌平日)
入館料:無料
杉並アニメーションミュージアム 公式サイト
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