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後藤隊長と南雲隊長が登場!『機動警察パトレイバー30周年記念展』トークイベントレポート
2019年01月16日
2018年12月13日~24日まで、豊島区の池袋マルイで開催された『機動警察パトレイバー30周年記念展 ~30th HEADGEAR EXHIBITION~』。
最終日の24日には、『機動警察パトレイバー』の後藤喜一隊長役・大林隆介さんと、南雲しのぶ隊長役・榊原良子さんによるクリスマストークイベントを実施。会場にはたくさんのファンが詰めかけました。
まずは「最初に自分が演じるキャラを見て感じたこと」という質問から。
大林さんが「最初、近未来の警察物で隊長役としか聞かされてなかったんです。体育会系だったらどうしようと思ってたのですが、収録現場に行って初めて後藤の“死んだカエルの目”を見て、安心しました(笑)」と話すと、場内は大爆笑。
榊原さんの「南雲はエリート警察官だけど、大人の女性の柔らかさを入れてみようと思いました。でも、劇場版2作目は固いキャラにされちゃって、押井さん(押井守監督)はひどい人です(笑)」というコメントにも拍手が上がります。
「印象に残っている話」という振りには、お二人そろって「二人の軽井沢」(NEW OVA 第12話)を挙げます。
榊原さんが「あの回はプレスコ(先にセリフを収録し、それに合わせて映像を作る制作方法)だったんです。いつもと違う南雲さんを見せたくて、アドリブをたくさん入れました」と当時を振り返ると、大林さんも「絵が無いし、台本も細かい説明が無いから、いろいろ想像しながら演じました。スタジオに2人だけだったから、途中から(榊原)良子さんなのか(南雲)しのぶさんなのかわからなくなっちゃった(笑)」と話し、会場は盛り上がります。
「演じていて難しかったところは?」という質問では、榊原さんは劇場版第2作を挙げます。自分の演技を改革しようとしていた時期だったこともあり、収録が終わった数日後、「台所でネギを切っていた時に、急に自分の演技の方向を間違えたんじゃないかと怖くなって膝の力が抜けて、しゃがみこんで泣いたんです」と話します。
大林さんが挙げたのは、5.1チャンネルサラウンド化にともない、全セリフの録り直しが行われた劇場版第1作のサウンドリニューアル版。オリジナル版の絵と音を聞きながらの収録だったそうですが、「オリジナルは絵に合わせた“間”に調整して編集されているので、自分のタイミングに合わないんですよ。苦労しました」と振り返ります。
この他にも、様々な話題で盛り上がったトークイベントの最後は、南雲隊長と後藤隊長のセリフのリクエスト。
榊原さんは劇場版第2作から「あなたを逮捕します」
大林さんは後藤隊長の代名詞ともいえる「みんなで幸せになろうよ」
お二人は大喝采を浴びて、イベントは終了しました。
『機動警察パトレイバー30周年記念展 ~30th HEADGEAR EXHIBITION~』で開催された3回のトークのもようは、「機動警察パトレイバーチャンネル」(有料)で公開中です。
©HEADGEAR
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