《機動警察パトレイバー 30周年突破記念展～OVA-THE MOVIE展[ACT.1 BORN]》有楽町マルイで開催中！

2019年12月26日

1988年に発表され、30周年を超えた現在も新たな展開が続く大人気作品『機動警察パトレイバー』。

練馬アニメカーニバル2018、2019でも、トークイベントや資料展示を行い、いずれも大好評でした。

そして現在、千代田区の有楽町マルイにて年末から年始にかけ、《機動警察パトレイバー 30周年突破記念展～OVA-THE MOVIE展[ACT.1 BORN]》を開催中です。

今回の展示は、8月に大阪で開催された、1988年のOVAから1989年の最初の劇場アニメ『機動警察パトレイバー the Movie』に絞っての展覧会《featuring EARLY DAYS─PATLABOR THE MOVIE》をブラッシュアップ。

物語やキャラクターが生まれる「BORN」がテーマです。

原作のHEADGEARの協力の下、大阪展以降に新たに発見された制作資料も展示されています。

展示会場は、1988年に発表された初期OVA『機動警察パトレイバー』（EARLY DAYS）のコーナーからスタート。

こちらでは、企画の準備段階で作られたスケッチから、「パイロット版（未制作）絵コンテ」、実際の制作で使われた制作資料などを展示しています。

新たに発見された、ゆうきまさみ先生による「二課棟」やサブキャラクターのラフスケッチや、押井守監督の絵コンテ、伊藤和典さんのシナリオの一部などが初公開となっています。

続いては、『機動警察パトレイバー the Movie』（※以下、『劇場版』）のコーナー。

こちらでは、原画・修正原画、キャラクターやメカの設定、コンセプトフォトや背景美術を展示。

大阪展以降に発見されたオープニング原画や、背景美術とその原図、レイアウトも目にすることができます。

新たな試みとして、LEDパネルを使った原画展示も実施。

LEDの明かりで、原画や修正原画など数枚を重ねた状態で見ることができ、トレス台を使った作業の一端を味わうことができます。

珍しいところでは、脚本の伊藤和典さん自身が『劇場版』をノベライズ化した「風速40メートル」のコーナーも。こちらでは、作品解説パネルと、キャラクターデザインを務めた高田明美さんが、ノベライズ版のために描いたイラストが展示されています。

『劇場版』の舞台となる洋上プラットフォーム〈方舟（はこぶね）〉のジオラマも展示。こちらは大阪展で初公開されたものを、作者であるプロモデラー・新保光利さんによって更なるディテールアップが施されています。

物販コーナーでは、オリジナルグッズの先行販売をはじめ、関連商品も多数取り扱われています。

関連イベントとして、12月28日（土）にはユナイテッドシネマアクアシティお台場にて、『機動警察パトレイバー the Movie』の上映会&トークイベントが行われます。登壇者は、原作者集団HEADGEARの押井守さんと伊藤和典さん、プロデューサーの真木太郎さんと鵜之澤伸さんが予定されています。

詳細はこちらから

有楽町マルイでは、会期中の1月11日（土）に、高田明美さんのサイン会を実施予定です。

また、2020年1月18日（土）からは、池袋マルイにて[ATC.2 LIVE]展を開催！

こちらは、OVA-THE MOVIE期の雑誌イラストやその後発売が続いていくパッケージイラストなど、クリエイターがファンと共にキャラクターや物語を紡いでいく「LIVE」がテーマ。さらに、ゆうきまさみ先生の『機動警察パトレイバー愛蔵版』発売記念として、連載開始時の少年サンデー表紙やマンガ版カバーを展示。新作イラスト（高田明美さん、橘田幸雄さん）やポスターの他、立体物の展示も予定しています。（会期は2月2日（日）まで）