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アニメプロジェクトin大泉 2014開催報告

初夏の熱気のなかで 大泉恒例のアニメイベント開催!

「ジャパンアニメ発祥の地 練馬区」をPRするとともに、地域の活性化をはかる目的で開催されてきたアニメプロジェクトin大泉も、今回が11回目(改名前含む)。会場となったのは大泉小学校のほか、妙延寺、大泉風致地区公園、東映アニメーション、大泉図書館の計5カ所。青天に恵まれたこともあって多くの家族連れやアニメファンでにぎわい、大人から子どもまで楽しめ、アニメのパワーを再確認できるイベントとなりました。

Pick Up!松本零士・ちばてつや トークショー

練馬区在住の日本マンガ界の重鎮おふたりが登場! 50年以上の交流があるおふたりの、サービス精神一杯のトークに会場は沸きました。

若き才能が出会ったのは、護国寺の旅館

トレードマーク?の帽子を交換して笑顔を見せる 松本零士先生(左)とちばてつや先生(右)

おふたりが初めて出会ったのは、出版社が用意した護国寺の旅館。文京区音羽にある光文社のマンガ雑誌で連載が決まった18歳の松本先生が、福岡県小倉市から上京してきた時、同じ音羽にある講談社のマンガ雑誌でアシスタントをしていたちば先生が偶然同じ旅館に泊まっており、そこで出会いました。その後、松本先生は本郷三丁目の下宿に入り、5年間ほどそこで暮らします。ちば先生はそこによく遊びにいったそうです。松本先生の下宿は、東大のすぐ近くで、貧乏学生とか浪人生がいっぱいの下宿だらけの町でした。松本先生の代表作の一つである『男おいどん』はこの頃の松本先生自身がモデルになっています。
さて、当時の東大には"日本の宇宙開発の父"と呼ばれる糸川英夫教授がいました。「東大に行っては糸川先生からおもしろい話を聞いてました。本当に楽しい場所だったんです」と松本先生。糸川教授にいろいろな話を聞いて、宇宙への想いを深めていったそうです。『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』などの作品にはこういった下地があって生まれました。「いまの宇宙飛行士、毛利さんも若田さんも山崎さんも、みんな松本さんのマンガを読んで宇宙に憧れたんだよね」と語るちば先生も嬉しそうでした。

「ちゃー、しゅー、めーん!」は練馬産

おふたりは50年以上も練馬区に住み、創作活動を続けていらっしゃいます。『銀河鉄道999』も『あしたのジョー』もこの練馬で執筆されました。
ちば先生の代表作のひとつ『あした天気になあれ』の誕生にも練馬は深く関わっていました。主人公の向太陽がスイングのリズムをとるためにつぶやく"ちゃー、しゅー、めーん!"というあの有名な掛け声は、ちば先生が練馬で仕入れたものでした。ゴルフを始めたばかりのちば先生が、大泉のゴルフ練習場でレッスンプロに教わったのが、"ちゃー、しゅー、めーん"だったとか。ボールを打つことに慣れていない女性にタイミングを伝えるのにいろいろ試して、ようやく行き着いたのがこれだったそう。「これはおもしろいな!と思って、許可をもらってマンガに取り入れたんです」
今ではマンガ界きってのスポーツマンとして知られるちば先生ですが、スポーツを始めるきっかけは、代表作の一つである『ちかいの魔球』なのだとか。先生に野球のことをもっと知ってもらおうと、出版社の編集担当者がキャッチボールに誘います。「担当さんはすごく詳しくてうまい人で、いろいろ変化球を投げてくれるんですよ。で、終わったら、真冬の寒い中で身体中から湯気が出るくらい汗をかいたんですね。いろいろあって悩んでいた仕事の途中だったんだけど、家に帰ってシャワーを浴びたとたんに疲れがスーっと取れてね。で、これはいいと思ってすぐ松本さんに電話して"野球チームつくるからやらない?"と」。こうして今も続く草野球チーム"ホワイターズ"が誕生したのでした。良いと思ったらすぐ行動し、実現する。ちば先生のパワーを強く感じるエピソードです。

練馬区大泉は終の棲家

松本先生は「練馬区大泉というのは私の終の棲家だと思っているので」と語ります。最初に引っ越してきたとき家から映画会社・東映の東京撮影所や東映動画(現・東映アニメーション)のスタジオが見えたと言います。「"オレもいつかはあそこでなにかやるだろう"なんて思ったりね」。また大泉学園駅南側にある「牧野記念庭園」もお気に入りだと言います。「子供のころは牧野博士の植物図鑑を参考にいろいろ描いていたんですよ。だから不思議な縁があるんですね」。松本先生は、実物を見ること、の大事さを強調します。「実際のモノを見て描くと、裏側までわかるわけですよ。人間でも動物でも。見て知って描いているものと、写真だけを見て描いたものっていうのは格段の差があるんだよね。だから私は飛行機だってなんだって、できるだけ実物を見たり触ったりするようにしています。」そんな松本先生にもいまだに成し遂げていないことがあると嘆きます。「私はあんなに何度も地球を描いてきたのに、残念ながらこの目で地球を見ていないんです。だから、帰れなくてもいいから一度(ロケットで)打ち上げてくれ、と思ってるんです。そしたら本物の地球が描けるようになる。」松本先生のユーモアの中にも信念が垣間見られるコメントに会場中が温かい笑い声につつまれました。

トークショーの最後は、おふたりに絵を描いていただきました。ちば先生は『あしたのジョー』の矢吹丈を、松本先生は『銀河鉄道999』のメーテルと鉄郎を、迷いのないタッチで一気に描かれました。その熟練の技に、会場からは大きな拍手が贈られ、1時間以上におよぶトークショーは終了となりました。

Pick Up!「ロボットガールズZ」聖地!大泉学園祭!

『マジンガーZ』などのスーパーロボットたちが美少女キャラになって大暴れするアニメ『ロボットガールズZ』。そのキャストの人気声優のみなさんが、作品の舞台となっている大泉学園で凱旋ステージを敢行しました!

オープニングからハイテンションでスタート!

今回のイベントは、作中に登場する大泉学園光子力町(←もちろん架空)の地元だけあって、熱気あふれるステージが繰り広げられました!
会場となったのは、この"アニメプロジェクトin大泉2014"のメイン会場となった大泉小学校の体育館。オープニングの幕が開くと、いきなりの歌ご披露! Zちゃん役の本多真梨子さん、グレちゃん役の水瀬いのりさん、グレンダさん役の荒浪和沙さんが、もはやおなじみとなったキャラクターのコスプレで登場し、アニメのオープニング曲「ロボットガールズZ」を熱唱。いきなりお客さんのテンションもマックスでした!

激レアな体育館ステージで所せましと大暴れ!

歌のあとはトークのお時間。今回のステージは小学校の体育館という、ちょっと特殊な場所となりましたが、なんと本多さんはこれが3回目の体育館ステージでのお仕事と判明! これには荒浪さんや水瀬さんもビックリで、さっそくみんなに「体育館マリコだ~」「チーム体育館だ~」などといじられるのでした。
続いて、地下帝国の機械獣ガールズからラインX1(ローレライようこ)役の古谷静佳さんとベルガスV5役の山村響さんがかっこよく乱入! 山村さんは開口一番「あらあら久しぶりねぇ体育館Z!」と挑発の言葉で盛り上げます。いきなりチームZと機械獣ガールズの文字通りのトークバトルが続き、会場は爆笑の渦でした。
次はみなさんからの質問コーナー。"これは絶対にウケる!という宴会芸があったら教えてください"という質問では、水瀬さんは「未成年だから宴会芸ってなにかわからない~」と困惑。そこで、宴会芸とはなんたるかをこの人が教えてくれる!と皆で荒浪さんに無茶振り。荒浪さんは「しょうがないな~」といいつつ、すごい芸を披露してくれました!ただ、公には書けない内容なので、残念ながら詳細は割愛させていただきます。

怒涛の歌のコーナーでフルボッコ!

ひととおり質問コーナーが終わると、次は歌のコーナー。荒浪さんと古谷さんのユニット"くろがねのメモリーズ"が「自分たちで振付を考えました!」という「全力未来ステージ」(本編DVDの特典ドラマCDに収録)を披露しました。劇中ではすさまじい破壊力の歌でしたが、ふたりは「本当の姿を見せたい!」とのことで、ここではちゃんと(?)熱唱を繰り広げたのでした。
続いては、山村さんが着物姿で登場!ド演歌ロボとして劇中に登場したベルガスV5の挿入歌「地下帝国賛歌」を熱唱しました。こぶしのきいたド演歌にお客さんも拍手喝采!本多さんも「高まった!」と絶賛でした。
そして締めの歌はやっぱりこれ。エンディングテーマの「チームZのチカラ」をチームZの3人が元気いっぱいで披露しました。歌の途中では本多さんが練馬コールをお客さんに要求!「ねりま!ねりま!ねりま!」の大コールが体育館全体に響き渡りました。
盛り上がったイベントもこれで無事終了。最後に本多さんの「こういうおもしろメンバー、いい仲間に恵まれて幸せです!お客さんもみんな仲間です!」というあいさつでお開きとなりました。

大泉小学校 会場

小さいお友達から大きいお友達まで! 幅広い層の観客が訪れたメイン会場

大泉小学校では、体育館の特設ステージを中心に、さまざまなイベントが催されました。体育館ステージで行なわれた開会式では、アニメプロジェクト推進連絡会の貫井武彦会長がキャプテンハーロックのコスプレで登壇し、会場を沸かせました。主催者・来賓挨拶に続いては、練馬区公式アニメキャラクター「ねり丸」のオリジナル切手シートの贈呈式が行われました。
体育館には続々と家族連れのお客さんがつめかけ、子どもたちの歓声がだんだん大きくなっていきます。そして「ハピネスチャージ!プリキュアショー」が開幕しました。元気いっぱいのプリキュアたちの活躍を、子どもたちは大きな声で応援していました。
続いて、名作アニメ『聖闘士星矢』の作品上映。幅広い層から支持を集める作品だけに、いろいろな方々が会場を訪れていました。
そして午後の最初のステージでは、日本マンガ界の大御所ふたりが登壇! ちばてつや先生と松本零士先生のトークショーが開催されました(詳しい内容はこちら)。終了後は、ゆめーてる商店街のキャラクターであるゆめーてるちゃんに扮した子どもたちが、松本先生とともに商店街をウォーキングしました。
そしてMusic Laboratoryのライブに続いては、人気アニメ『ロボットガールズZ』のキャストによるミニライブ&トークショー(詳しい内容はこちら)。体育館がひときわ大きい熱気に包まれました。
また、校門前広場には物販コーナーなどが設けられ、ねり丸オリジナル切手などを販売するとともに、西武鉄道や練馬区交通企画課のテントでは、電車ペーパークラフトやみどりバスペーパークラフトなどを限定配布。石神井消防署の消防自動車も展示されました。
図工室ではアニメのセル画彩色体験教室が催され、ねり丸のセル画に一生懸命色を塗る子どもたちでにぎわいました。

妙延寺 会場

ご当地ヒーローも登場する 熱いステージが連発!

ゆめーてる商店街の一画にある妙延寺にも特設ステージが設けられ、さまざまなショーが開催されました。
Music Laboratoryのライブ、谷修さんのライブ、そしてゆめーてる商店街のテーマソング「スマイル~ゆめーてる~」の作曲と歌を担当する愛甲ミカさんのアニソンライブと続きます。人気アニメのメドレーでは客席の子どもたちも一緒に歌ったりと盛り上がりました。
そして、ご当地ヒーローの「護街戦士ショウエイダー」のショー、Smiley Bのライブ、Yohei Nakamuraさんのライブなどが続き、子どもたちお待ちかねの「ハピネスチャージ!プリキュアショー」が開幕。普段は静かなお寺の一画が子どもたちの歓声に包まれました。
会場入口では、焼き鳥などの軽食や各種飲み物も販売され、多くのお客さんで終日にぎわいました。アニメのキャラクターや特撮ヒーローのコスプレをした店員さんやお客さんもいて、会場に華を添えていました。

大泉風致地区公園 会場

プリキュアにトリコも登場! 地元学生によるアニソンブラバンも熱い!

緑豊かな風致地区公園は、ステージと飲食屋台で大変な活気でした。ステージでは地元・大泉桜学園が一体感ある素晴らしい吹奏楽演奏を披露。多くの観客が耳を傾けていました。また、プリキュアショーには大勢の親子連れが訪れ、会場内は更に賑わいを見せました。他にもトリコグリーティングなどを開催。 イベントの合間には遊具で遊ぶ子どもたちの姿も見え、家族で楽しめる イベントとなりました。
また、ずらりと並んだ飲食屋台では、つきたての餅や焼き鳥、かき氷などを販売していました。中には「アニめし」と呼ばれる、アニメにちなんだ食べ物も登場。 大泉学園に古くからある「ナカタヤ」では、 プリキュアシリーズに登場するカップケーキにちなみ、当日会場限定の カップケーキを販売。可愛らしくデコレーションされたカップケーキは 女の子たちの注目の的になっていました。

東映アニメーション 会場

「ロボットガールズZ」の特別展示に、アニメ体験教室。アニメの本場の息吹を満喫

東映アニメーションギャラリーでは、大泉学園が舞台のアニメ「ロボットガールズZ」劇場上映を記念し、同作品の特別展を開催。ロボットガールズたちと機械獣ガールズたちのキャラクター設定資料のほか、イベント等でキャストが着用した衣装、声優たちによる直筆イラストなどレアものがズラリと並ぶ圧巻の展示でした。そして「ロボットガールズZ」の元ネタ・「マジンガーZ」の貴重な資料も大公開。東映アニメーションの歴史を感じられる展示でした。
体験教室では、パラパラアニメ教室とデジタル彩色教室が開講。デジタル彩色では子どもたちがPC上での彩色に挑戦していました。
また、サロンでは「聖闘士星矢」映像を終日上映。屋外ではプリキュアグリーティングが行われました。プリキュア達に囲まれて写真を撮る子どもたちは 太陽よりも眩しい笑顔を見せていました。

大泉図書館 会場

声優への道を詳しく解説

大泉図書館の視聴覚室では「声優になるには~アニメ業界を知ろう」という講演会を実施。会場は、これから将来の進路を考える10代の若者たちで満席になりました。講師の吉村先生(日本工学院専門学校)のお話は、どの声優事務所がどのような養成所を開講しているか、など非常に具体的。参加者は真剣な表情で聞き入っていました。進路を考える手がかりになったのではないでしょうか。会場後方には図書館が所蔵するアニメの仕事に関する書籍をずらっと展示。図書館らしい知性的な講座でした。

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