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練馬区アニメイベント

アニメプロジェクトin大泉 2023開催報告

天候にも恵まれて、ひさしぶりのアニメ祭り開催!

コロナ禍による中断を受け、じつに4年ぶりの開催となった《アニメプロジェクトin大泉》。17回目(改名前含む)となる今回も、アニメなど映像文化にまつわるさまざまなイベントが催されました。
会場は、前回と同じく大泉小学校・妙延寺・大泉風致地区公園・大泉図書館・東映アニメーションミュージアムの5か所。それぞれをつなぐ無料巡回バスにはガイドさんが添乗し、各会場の案内もされていました。
大泉といえば、東映アニメーションと東映東京撮影所という東映関連の大きな制作拠点があり、練馬区内でもとくに映像文化とのつながりが強い「聖地」のひとつ。3年という長い我慢の時を超え、今年はたくさんの家族連れなどで賑わいました。

Pick Up!連続テレビ小説『らんまん』展

撮影体験から小道具展示まで『らんまん』な企画がズラリ

今年は、練馬区とゆかりの深い植物学者・牧野富太郎博士がモデルとなった連続テレビ小説『らんまん』の催しがたくさん実施されました。
まず、メイン会場となる大泉小学校の体育館の一角には、『らんまん』の特設ブースが設けられました。
ブース内でひときわ目を引いたのが、主人公・槙野万太郎の実家である酒蔵「峰屋」の玄関口の再現セット。ここではなんと、本物の番組スタッフの指導のもと、本物の撮影機材とカメラスライダーを使って撮影体験ができるという催しが! セット前に立つご両親をお子さんが撮影する、といった素敵な光景が、終日にわたってみられました。
そのほか、万太郎たちの全身パネルと撮影できるコーナー、番組の美術スタッフが描いたという登場人物たちのイメージスケッチの展示などがありましたが、なかでもドラマの撮影で実際に使用された植物のレプリカ展示は、多くの方々が興味深そうに見入っていました。これらの植物のレプリカは、わたしたちが見落としてしまいがちな、ありふれた自然の植物を、雄しべや雌しべまで非常に細かく再現したものです。 道ばたの草々にまで愛情を注いだ牧野富太郎博士をモデルとしているだけあって、こういった細部にまでこだわって制作しているということがよく伝わってくる展示でした。

中庭の特設ブースでは、番組の美術スタッフが描いたキャラクターのイメージスケッチのシールを使い、栞をつくるイベントが実施されていました。参加者は思い思いのやり方で紙片にシールを貼り、スタッフがラミネート加工していきます。思い出に残る記念品をみずから作れるとあって、終日多くのお客さんが詰めかけていました。

その横のテントは、主人公・万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士の生まれ故郷である高知県のブースです。ここでは特産品を販売するコーナーが設けられ、お客さんの興味をおおいに引いているようでした。
また、「まんが王国土佐」のPRとして、まんが甲子園の過去作品の展示や、高知県にゆかりのある漫画家の色紙の展示を行いました。
教室では、非常に画期的な最先端技術を用いた、参加型のデジタルアート教室が開かれました。東映ツークン研究所の大々的な協力のもと実現したもので、自然の光景を再現したCG映像を巨大なスクリーンに映し出し、そこに参加者が描いた花をスキャニングしてリアルタイムで投影していく、というもの。
土台となる花の線画には、今回のイベントにあわせて牧野富太郎博士が分類・発見した植物のうちサクユリ・ホオノキ・タカネマンネングサ・トサノミツバツツジの4種が選定されました。
この4種の花が地面に咲くのか、岩場(高山)なのか、樹木の花なのか、といった区別がされており、それらが映像内でも再現されていました。思い思いの色で塗ったカラフルな花が、映像内にリアルタイムで咲き誇る様子は、子どもたちはもちろん親御さん世代もおおいに興味を惹かれるものでした。

Pick Up!〈出張!カラオケ戦隊声優ジャーin大泉アニメプロジェクト〉

客席も巻き込んでのカラオケ熱唱&濃密トーク!

大泉小学校体育館の14時からの催しは、現役声優たちのユニット「カラオケ戦隊声優ジャー」のミニライブ&トークショー。このユニット、もともとは2015年に開催された民放放送局のイベントの際に期間限定ユニットとして誕生したもので、不定期でライブなどを開催してきたそうです。活動内容は、その名のとおり観客とともにアニソンなどを歌い、一緒に楽しむ、というシンプルかつ力強いもの。今回は大泉アニメプロジェクトのために、同ユニットメンバーの前田玲奈さんと青木志貴さんが駆けつけてくれました。

最初に披露されたのは、会場が大泉ということで東映アニメーションのTVアニメ2作品の曲。『デジモンアドベンチャー』のオープニング曲「Butter-Fly」と『ふたりはプリキュア』のオープニング曲「DANZEN!ふたりはプリキュア」です。あまりに有名でノリのいい曲なので、まさにツカミはばっちり! 前田さんは「大きいカラオケボックスに入った気分で盛り上がってもらえれば」とお客さんを引っ張ります。

MCをまじえてのトークコーナーでは、息の合った軽妙なトークを披露。声優という仕事のやりがいについて聞かれると、前田さんは「やりがいしかない!」と断言されました。印象に残った仕事を聞かれた青木さんも「印象に残らない仕事はない」と発言され、おふたりとも全身全霊をこめて声優の仕事に打ち込んでいるという姿勢が印象的でした。
「緊張しないコツを教えてほしい」という質問には、青木さんが「緊張したほうがいいときもある、と思えるようになった。ポジティブにとらえている」と発言。「わたしも緊張するタイプ。でも楽しむことが大事」という前田さんの言葉も、とても前向きで素敵なお答えでした。
続いては、おふたりがそれぞれ思い入れがあるという歌を一曲ずつ披露。前田さんは『カードキャプターさくら』のオープニング曲を、青木さんは映画『nana』の主題歌を歌います。そしてふたたびふたり一緒に『鬼滅の刃 遊郭編』のオープニング曲、最後に『とっとこハム太郎』のオープニング曲「ハム太郎とっとこうた」を超絶にかわいらしい声で歌い上げ、会場は大盛り上がり! おふたりは「また来年、仲間を連れてここに来たい!」と宣言されてお開きとなりました。

大泉小学校 会場

カラフルな衣装と元気いっぱいのダンスがまぶしい!

メイン会場となる大泉小学校体育館で11時から開催されたのは、日本大学芸術学部のコスプレ研究会「COMPLEX」によるコスプレパフォーマンス。大学公認のコスプレサークルで、構成員は約60人、すでに10年以上活動を続けているのだとか。
人気作品の曲ばかりで構成されたパフォーマンスは、キレのあるダンスもあいまって、見ているだけで元気をもらえる楽しいステージでした!

未来の映像作家を目指す! 高校生制作の動画鑑賞!

12時からの催しは、大泉にある2つの商店会を紹介するPR動画の発表会。練馬区内の高校の生徒たちが、自ら取材先を選定、交渉し、撮影・編集した動画を発表しました。
講評は、2019年公開の映画『としまえん』の髙橋浩監督と、大泉学園町商店会「ナカタヤ」の店主である中田渉さんが務めました。

発表者は、練馬高等学校、富士見高等学校、第四商業高等学校の生徒たち。第四商業高等学校は、学校の課題研究の一環として挑戦したとのことで、大泉周辺の商店やレストランなどを独自の視点で紹介しました。スマートフォンの動画撮影機能や編集機能を使用して映像を用意し、字幕やナレーションをつけて発表するという、手軽ながら最先端のツールを利用していました。

講評の中田さんと髙橋監督は、高校生ならではの視点や動画のテンポなどを称賛。さらに髙橋監督は「同じような映像になるのではないかと最初は思っていましたが、みな個性があってよかったです。取材は基本的に1日という限られた条件で、よくがんばりました。これからも動画制作を続けて、日本映画の未来を担ってほしいです」と総評を述べられました。
その後の髙橋監督への質疑応答では、映像作家を目指した理由などを丁寧に答えていました。とくに「映画はひとりでは作れない、人の協力が不可欠」「無から有をつくるアイデアは突然降ってくるので、メモをしておけばいつか実を結ぶときがくる」といった有用なアドバイスには、発表会に参加した高校生たちも熱心に聞き入っていました。
※高校生が制作した動画は、こちらからご覧いただけます
  • 商店会PR動画発表会 練馬高校×大泉学園町商店会

  • 商店会PR動画発表会 富士見高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)01

  • 商店会PR動画発表会 富士見高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)02

  • 商店会PR動画発表会 富士見高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)03

  • 商店会PR動画発表会 富士見高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)04

  • 商店会PR動画発表会 第四商業高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)01

  • 商店会PR動画発表会 第四商業高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)02

  • 商店会PR動画発表会 第四商業高校×ゆめーてる商店街(東大泉商栄会)03

故・松本零士先生をしのぶ

体育館内には、今年2月に逝去された、練馬区とも縁の深い漫画界の巨星・松本零士先生を紹介するブースも設置。正面には『銀河鉄道999』のボックスシートをかたどったスペースを、メーテルと車掌さんの等身大フィギュアが見守るという一角が設けられ、多くの方が記念撮影をする姿がみられました。
壁面には松本先生が生前に参加された練馬区のイベント時の写真などが展示され、ありし日の先生をしのびました。また、体育館内に設置された寄せ書きには、多くの方からメッセージが寄せられました。

五月晴れの小学校に、たくさんの笑顔の花が咲く!

中庭には、今年もいくつかの特設テントが設けられ、お祭り気分を支えます。校門近くには運営本部や総合案内所、練馬区のブースのほか、今回は商店会が主催するスタンプラリーのゴールが設けられました。各会場をめぐってから到着するため、夕方が近づくにつれて大変な人だかりに!
さらに奥に進んだ小学校校庭には、仮面ライダーにまつわる展示も実施されました。歴代ライダーのフィギュアの展示のほか、なんと本物のライダーマシン(バイク)の展示が!
こちらは2022年10月からAmazon Prime Videoで配信開始された『仮面ライダーBLACK SUN』のバイクで、主人公のひとりである南光太郎が乗るバトルホッパーと、もうひとりの主人公・秋月信彦が乗るロードセクターの2種です。バイク制作者である「チェリーズカンパニー」(関町北)の協力を得て展示できました。めったに見られない本物の展示とあって、多くのお客さんが足を運んでいました。

妙延寺 会場

キングオージャーとプリキュアの活躍に大声援!

練馬区内屈指の古刹・妙延寺の本堂前特設ステージでは、キャラクターショーやライブ、ダンスステージなどを実施。ステージ前の客席にはテントによる直射日光対策が行われ、境内の大イチョウと合わせて暑さ対策は万全となっていました。

11時45分から「王様戦隊キングオージャーショー」がスタート。キングオージャーの5人とバグナラクの戦いが繰り広げられました。キングオージャーたちは大苦戦するものの、最後は子どもたちの声援をもらったキングオージャーがバグナラクを一蹴!ショーは大盛況のうちに終了しました。

14時30分には、大泉ゆめーてる商店街のテーマソング「スマイル~ゆめーてる」を歌うアーティスト・愛甲ミカさんによるスペシャルライブを実施。人気のアニソンに加え、映画主題歌なども披露。最後には、キッズダンススクールNANAMOのメンバーたちも登場し、『ひろがるスカイ!プリキュア』ED「ヒロガリズム」のダンスと合わせたパフォーマンスで盛り上がりました。

15時30分からは『ひろがるスカイ!プリキュア』の主人公「キュアスカイ」の撮影会を実施。そして16時からはお待ちかねの「ひろがるスカイ!プリキュアショー」がスタート。「ソラの感謝 ましろに休日を!」と題されたストーリーが展開されました。ラストには、プリキュアダンスや撮影タイムも用意され、最後まで歓声に包まれていました。

ステージ外周には、大泉ゆめーてる商店街、初の試み「でぃっぷ1ぐらんぷり」が開催されました。大泉学園を盛り上げたい飲食店がフライドポテトに合うディップソースを競う祭典。今年が第1回目のイベントでありながら、多種多様なジャンルの店舗がオリジナルディップソースを開発。参加店舗は9店舗で、購入者が審査員になって、素晴らしい食のイベントを成功させました。上位3店舗には、松本零士先生から公認されたイラストレーター・工藤稜先生が描いた松本零士先生キャラクターの色紙が贈呈されました。

大泉風致地区公園会場

ねり丸、プリキュア、キングオージャーに大集合!餅つき体験や動物たちとの触れ合いも!

大泉学園町7丁目にある大泉風致地区公園では、今年も様々な催しが実施されました。
10時45分、特設ステージ前に、練馬区が誇る公式アニメキャラクター「ねり丸」が登場すると、歓声が上がり子どもたちが大集合、グリーティングが行われました。その後、ねり丸は 妙延寺会場にも登場し、子どもたちをお出迎えしました。

特設ステージでは、11時15分から愛甲ミカさんによる人気アニメソングのスペシャルライブが行なわれました。12時15分から『ひろがるスカイ!プリキュア』の「キュアスカイ」撮影会を実施。12時30分からは「ひろがるスカイ!プリキュアショー」が、15時からは「王様戦隊キングオージャーショー」が、それぞれ行なわれ、子どもたちの歓声に溢れていました。

会場内には、ふれあい動物園があり、多くの子どもたちがハムスターやウサギ、アヒルなどと直接触れ合う姿が見られました。
商店会の皆さんの屋台や、大江戸線延伸促進期成同盟のブース、アニメフレーム切手販売などもあって賑わいを見せていました。餅つきの実演・体験なども大盛況。大人だけでなく、子どももサポートを受けながら餅つきを楽しんでいました。
特設ステージ前の観客席を覆う形で、直射日光対策のためのシェードも設置。無料の給水所も設置されており、商店会の皆さんのサービス精神あふれる会場運営は、例年にも増したものとなっていました。

大泉図書館会場

東映東京撮影所のよもやま話に興味津々!アニメ上映や缶バッジ制作体験も!

大泉図書館では、視聴覚室でのアニメーション作品上映会とトークイベント、会議室を使った体験教室が実施されました。

10時30分からは東映動画(現・東映アニメーション)制作の1969年の映画『長靴をはいた猫』を上映。
14時からは東映東京撮影所長・木次谷良助さんによるトークイベント「東映東京撮影所 映画・撮影よもやま話」が行われました。
東映東京撮影所にまつわるお話や、木次谷さんご自身が携われた『鉄道員(ぽっぽや)』(99)や『俺は、君のためにこそ死ににいく』(07)に関連した裏話などが紹介されました。
※トークの模様は、TOPICS《東映東京撮影所の<いま> ~東映東京撮影所所長・木次谷良助氏が語る~」》で紹介しております。

会議室では、10:00、11:00、12:00、13:30、14:30、15:30の6回にわたり、オリジナル缶バッジ工作体験教室が開かれました。

東映アニメーションミュージアム会場

キュアブラックとキュアホワイトが登場!プリキュアのARフォト撮影も!

前回から会場として復活した東映アニメーションミュージアムも、たくさんの来場者で溢れました。
東映アニメーションのシンボルマークになっている映画『長靴をはいた猫』の主人公「ペロ」の噴水横の人工芝エリアでは、11時・13時・15時の3回、「東映アニメーションの人気キャラクターがやってくる!」を開催。今回登場したのは放送開始20年を迎えるプリキュアシリーズの第1作『ふたりはプリキュア』からキュアブラックとキュアホワイト!○×で答えるプリキュアクイズや撮影タイムが実施され、集まった子どもたちの歓声が溢れていました。

また、「プリキュアARフォト」も実施。専用アプリ「COCOAR」から、館内や中庭にある4つのマーカーを読み込むことで、ミュージアムオリジナルの当日限定絵柄のフォトフレームでの写真撮影が出来るようになっていました。

大泉アニメゲート(総合案内所)

総合案内所と合わせ、東京学芸大学附属国際中等教育学校の生徒が制作した動画上映やマップ配布を実施

NHK連続テレビ小説「らんまん」の放送に合わせ、大泉学園駅南口にある「牧野記念庭園」には多くの方が訪れています。牧野記念庭園からすぐにある東京学芸大学附属国際中等教育学校は、庭園や地元の商店を取材し、プロモーション動画と「まきのまっぷ」を制作しました。アニメプロジェクト当日は、生徒自ら動画の説明やマップの配布を行い、多くの方と交流を図りました。
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