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映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」公開記念 MOOMIN パペット・アニメーション展 松屋銀座で開催中!
2017年11月30日
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが1945年に発表した小説「小さなトロールと大きな洪水」で、“ムーミントロール”として登場したキャラクター《ムーミン》。
ムーミンの物語は、小説をはじめ絵本やコミックス、アニメーションなどで世界中に広まり、世代を超えて愛され続けています。
12月2日(土)からは最新作映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』の公開が決定。
これを記念した展覧会が、中央区の松屋銀座で開催中です。
初日の11月28日にはオープニングセレモニーが行われ、トーベ・ヤンソンの姪でムーミンキャラクターズ社のソフィア・ヤンソン会長が挨拶しました。
「この度、このような展覧会を開催できて、皆さまとともに楽しむことができるのがとてもうれしいです。
トーベ・ヤンソンが70年前に生み出した物語は、第二次世界大戦の後、彼女の平和を望む気持ちが現れています。そして、時を超えて、私たち一人ひとりに語りかけているような気がします。
1960年代の終わり頃から、ムーミンの物語を元にした映像作品が作られるようになりました。
その最初は、日本で作られたTVアニメ「ムーミン」です。
1970年代にはポーランドで、フェルトパペットを使った短編TVシリーズ「ムーミン パペット・アニメーション」(※パペットを使ったコマ撮りアニメ)が放送されました。今回の映画はこのTVシリーズを元にしています。
この展覧会では、実際に使われたパペットを日本で初めて展示します。
日本の皆さまは、長年ムーミンを心から楽しんでくれていますが、この映画と展覧会で、さらに新しい魅力を見つけていただけるのではと思います。
2019年には新しいTVシリーズが開始されるほか、埼玉県飯能市にムーミンのテーマパークが完成する予定です。そして、日本とフィンランドの国交樹立100周年を記念した展示会が予定されています。ムーミンの素晴らしい年になると思いますので、どうぞご期待ください。
本日はありがとうございました。」
撮影方法を模型で解説するコーナーも設置。
もともとセルアニメーションの撮影のために開発された《マルチプレーンカメラ》を使って制作されていたことに驚きます。
※マルチプレーンカメラの参考記事〈ふるさと文化講座「東映アニメーションのマルチ撮影台」が開催されました〉
このポーランドの短編TVシリーズは、フィンランドでデジタル・リマスター化され、これを再編集した劇場版長編映画シリーズが作られています。2009年公開の『ムーミン谷の夏まつり』、2010年の『ムーミン谷の彗星』、そして今回公開される最新作映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』です。
映画を紹介するコーナーでは、原作と映画のワンシーンが並べて展示されているものもあり、比較を楽しむことができます。
映画「ムーミン谷とウィンターワンダーランド」公開記念 MOOMIN パペット・アニメーション展
会場/松屋銀座8階 イベントスクエア
会期/12月11日(月)まで
時間/10時~20時(入場は閉場30分前まで 最終日は17時閉場)
料金/一般:500円、小中学生:300円
松屋銀座 特設サイト
映画『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』公式サイト
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