アニメニュース
夏休みキッズアニメワークショップを開催しました!
2016年09月06日
現在、当サイトで告知を行っている【アニメコンペティション練馬2016】。
募集3部門のうち、区内の小中学生を対象にした「キッズアニメ」部門では、アニメの作り方の解説と実践を行うワークショップを開催しました。
練馬駅北口Coconeri 3階 区民・産業プラザ 産業イベントコーナーで、8月6日と7日の2日間に計4回行われたプログラムには、約60人の小中学生が参加しました。
また、6日には練馬区にインターンシップで来ている大学生も、ワークショップを体験しました。≪体験記はこちら≫
ワークショップの講師を務めたのは、練馬区内のアニメーション制作スタジオ「メビウス・トーン」の代表で、プロのアニメーション作家、東京工芸大学芸術学部教授の遊佐かずしげさん。
NHKみんなのうた「弱虫けむし」/「おじゃる丸」、TVCMなどのほか、練馬区が行っているアニメ産業と教育の連携事業、アニメプロジェクトin大泉2016での講師としても活躍されており、当サイトでもお馴染みです。
今回のワークショップではトレス台やタップ、動画用紙など、実際にアニメーション制作の現場で使用されている道具を使用。アニメーションの原理の紹介から始まり、パラパラアニメ作り、アニメーションを滑らかに見せる為の《中割り》の解説、オリジナルの絵を使ったアニメーションの制作までを行ないました。
まずはアニメーションの原理の解説から。羽ばたく鳥の絵を使った残像現象や、大きく口を開ける男の子の絵での誇張した表現方法、トイレのマークを使った目の錯覚など、アニメーションの表現に使われる様々な手法を紹介。参加者の興味が高まったところで、尺取り虫の絵を使ったパラパラアニメにチャレンジです。
続いて遊佐さんは、先ほどの2枚の絵の間に動きの中間の絵である《中割り》を入れることで、より滑らかな動きになることを実演。
そして今度は羽ばたく鳥の絵を使い、子どもたち全員で中割りも入れたパラパラアニメ作りに挑戦します。
鳥が上下に翼を動かす時の先端の向きや翼の角度などを注意しながらも、顔に表情をつけたり背景を描きたしたりと、自由な発想で描いていく子どもたちに遊佐さんもアドバイスを送ります。こうしてできた作品のいくつかも簡易的に撮影され、TVモニターで紹介されました。
そして、自分で考えたキャラクターを使ったアニメづくりに挑戦です。遊佐さんは「いきなり複雑な絵を動かそうとすると大変なので、できるだけシンプルな絵で描いてみましょう」とアドバイス。アニメコンペティションへの応募も視野に入れ、子どもたちは真剣に取り組み、次々と作品が完成していきました。
最後に遊佐さんは、アニメーション作る時には、いろいろなものを《観察》して動きを知ることをあらためて強調。「ここで覚えたテクニックを使って、ぜひアニメコンペに参加してください」と挨拶して、ワークショップは終了しました。
アニメコンペティション練馬2016の応募期間は、
B.キッズアニメ
2016年9月1日(木)~12月5日(月)まで(必着)
A.1分アニメ
C.若手アニメーターチャレンジ
2016年10月3日(月)~12月5日(月)まで(必着)
となっています。
※今回のワークショップで使用したのは、コマ撮りアニメーションアプリ《KOMA KOMA for iPad》です。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
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