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自分の絵を動かそう!アニメワークショップ体験記

2016年09月06日

皆さんこんにちは。先日行われた「キッズアニメワークショップ」を体験したインターンシップ生のSです。今回はワークショップを体験した感想を皆さんにお伝えしたいと思います!

ワークショップの冒頭では遊佐かずしげ先生の自己紹介映像を視聴。先生は懐かしのアニメから最近放送されたCMまで、さまざまな作品を手掛けていらっしゃるそうです。

いよいよアニメーションの作り方について教えていただきます。

アニメーションは最低でも2枚の絵があれば動かすことができます。その合間に少しずつ変化を加えた絵を挟み込むことでより滑らかな動きを作ることができます。この作業を「中割り」と呼びます。

中割りの枚数が多ければ多いほどアニメーションは滑らかに動きます。放送時間が30分のアニメーションでは1話につき、なんと4,000~5,000枚もの絵が使われているそうです!

今回は、普段は目にすることがないトレス台やタップ、動画用紙など、プロのアニメーターが使用している道具を使って絵を描きました。最初から複雑な絵を描くことは難しいので、しゃくとり虫や鳥などの単純な形のものからチャレンジしました。

絵をアニメーションとして動かすのに使うのは『KOMA KOMA for iPad』というアプリ。このアプリを使えば絵を撮影するだけで、自動で繋げて動画にしてくれます!

私は絵心がないのでかなり心配でしたが、簡単なテーマだったので問題なく描き進めることができました。慣れてくると凝った絵を描きたくなってきます。

次はオリジナルのキャラクターでアニメーションを作ります。キャラクターと言っても、必ずしも人や動物である必要はありません。花やボールも立派なキャラクターです!

まず、一番最初の絵と最後の絵を描きます。それができたら中割りをしていきます。トレス台の上で動画用紙をペラペラとめくりながら絵を描いていると、なんだか本物のアニメーターになった気分になります。私はリンゴを食べるイモムシを描いたのですが、後でアプリで動画にしてみたらちゃんと動いていて安心しました。

トレス台やタップ、動画用紙が家庭にない場合はどうすれば良いのかも教えていただきました。

◆ 動画用紙 ⇒ コピー用紙

◆ タップ  ⇒ クリップなど

◆ トレス台 ⇒ 透明な板の下に照明を置く、または窓ガラスに紙を貼りつける

これらで代用すれば、家庭でもアニメーションを作ることができますね。皆さんもぜひご自分でアニメーションを作って「アニメコンペティション練馬2016」へ応募してみてください。

最後に遊佐かずしげ先生の最新作、NHKみんなのうた「弱虫けむし」のメイキングのお話をうかがいました。

たった数枚の簡単な絵を描くのでさえ大変なのに、実際のアニメーションではその何倍もの数の複雑な絵を描かなければなりません。今日の体験をしたことで、今まで何気なく見ていたアニメーションが大変な苦労の上で作られていることを実感しました。

貴重な体験をさせていただいてありがとうございました!

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