アニメニュース
「アニメのお仕事体験」講座が石神井公園ふるさと文化館で開催されました
2016年06月01日
練馬区立石神井公園ふるさと文化館では収蔵品企画展「ねりま発!日本のアニメ」を開催中です。
この関連イベントとして、5月22日(日)に「アニメのお仕事体験(作画体験)」講座が実施されました。
当日は、13:00~と14:30~の2回、約1時間ずつの講座に、小・中学生を中心にした参加者が集まりました。
講師を務めるのは、練馬区にあるアニメ制作会社「株式会社 動画工房」のアニメーター・平松岳史さん。平松さんは、『名探偵コナン』や『ドラえもん』等のファミリー層にお馴染みのアニメから、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』といったお父さんお母さん世代に直撃の作品などに参加。アニメにもなったカードゲーム『フューチャーカード バディファイト』のカードイラストや『ハクション大魔王』のアクビちゃんを主人公にした絵本「アクビちゃん ゆめであそびましょ!」「アクビちゃん とおいしまのおともだち」のイラスト等も手掛けています。練馬アニメカーニバルの体験教室や、練馬区内の小中学校で行われているアニメ産業と教育の連携事業でもお馴染みです。
会場では、参加者1人ずつにプロのアニメ制作の現場でも使用されるトレース台、鉛筆と消しゴムのほか、ねり丸の顔と、踊っている姿が描かれた2種類の紙を用意。
この紙を2つに折り、2枚の絵を使ったパラパラアニメを作ります。
まずは平松さんがねり丸の顔の絵を使い、実際に絵を描きながらトレース台の活用方法や動いているように見せるコツなどを解説します。
その後、さっそく参加者全員で作画に挑戦です。2枚の絵で笑顔や泣き顔に変えたり、空に飛ばしてみたりと、自由な発想で次々とパラパラアニメを描きます。こうして出来上がった力作は、講座の最後にスクリーンに投影して発表され、大きな拍手や歓声が上がっていました。
平松さんは最後に、「絵を上手く描くコツは、とにかくたくさん描く事です。お手本になるものを見ながら同じ絵をたくさん描いていくと、頭が覚えてくれるようになります。そうすると何も見ないでも描けるようになります。色んなものをたくさん描いて、いっぱい記憶していくと、応用力も身につきます。家に帰っても、家族のみんなでいっぱい描いてみてください。そして、パラパラアニメも作ってみてください」と挨拶しました。
講座の終了後、参加者が平松さんに職業としてのアニメの仕事について質問する姿も見られました。この講座から、将来のアニメーターが生まれるかもしれませんね。
6月5日(日)には、アニメの原理を知る「パラパラアニメ教室」が開かれます。ご興味のある方は、石神井公園ふるさと文化館にお問合せ下さい。
「ねりま発!日本のアニメ」
会期:6月12日(日)まで
開館時間:9:00~18:00
休館日:月曜日
会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館 2階企画展示室
観覧料:無料
お問合せ:03-3996-4060
石神井公園ふるさと文化館 公式サイト
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