アニメニュース
「マンガと戦争展 6つの視点と3人の原画から+α」明治大学 米沢嘉博記念図書館で開催中!
2016年02月25日
戦後70年の節目を迎えた2015年夏に、京都国際マンガミュージアムで開催された「マンガと戦争展 6つの視点と3人の原画から」の巡回展に「+α」の展示を加えた展覧会が、明治大学 米沢嘉博記念図書館 1階展示コーナーで開催中です。
・戦争を描く様々な視点
「戦争マンガ」を、【原爆】【特攻】【満州】【沖縄】【戦中派の声】【マンガの役割】の6つのテーマで分類。さらにテーマ毎に4象限に分け、それぞれ1作品づつ計24作品をパネルと関連資料で紹介しています。
ひとくちに戦争マンガと云っても、さまざまなベクトルを持つ作品が作られてきたことがわかります。マンガによって「戦争」を考える視点も数多くあることを知ることができます。
紹介作品の中には松本零士先生の『音速雷撃隊』、ちばてつや先生の『家路 1945~2003』、村上もとか先生の『フイチン再見!』や、小松左京先生・石ノ森章太郎先生の『くだんのはは』、手塚治虫先生の『紙の砦』、安彦良和先生の『虹色のトロツキー』など、練馬区と関わりの深い作家の作品も展示されています。
・月替わりで原画展示
新しい視点と表現で「戦争マンガ」を発表している、こうの史代先生、おざわゆき先生、今日マチ子先生の3人の女性作家スポットを当てた原画の展示も行われています。
また今回の東京での展示では、1960年代~70年代のベトナム戦争を舞台にした、西島大介先生の『ディエンビエンフー』の原画も展示されます。
この4人の作品原画は、会期を4つに分けて約1ヶ月毎に入替えて展示されます。
第1期3月7日(日)までは、こうの史代先生の『この世界の片隅に』と、『桜の国』の原画を展示。
『この世界の片隅に』からは、白黒の原稿からカラー原稿に移るカットが紹介されており、白黒とカラーの原稿用紙の差や、繊細な筆使いなどを見る事ができます。
また、本年秋公開のアニメーション映画『この世界の片隅に』特報も、併設されたテレビモニターで上映されています。
本サイトのトピックスや、練馬アニメカーニバルのページでもご紹介していますので、ぜひご参照ください。
(※文末にリンクがあります)
今後の展示スケジュールは、
第2期 3月11日(金)~4月11日(月)
おざわゆき先生 『氷の掌』『あとかたの街』
第3期 4月15日(金)~5月9日(月)
今日マチ子先生 『cocoon』『いちご戦争』
第4期 5月13日(金)~6月5日(日)
西島大介先生 『ディエンビエンフー』
となっています。
「マンガと戦争展 6つの視点と3人の原画から+α」は6月5日(日)まで、明治大学 米沢嘉博記念図書館で開催中です。
練馬アニメトピックス アニメ映画『この世界の片隅に』制作支援メンバー募集に大反響! 片渕須直監督 特別インタビュー!
練馬アニメカーニバル2015 レポート
「マンガと戦争展 6つの視点と3人の原画から+α」
会期/6月5日(日)まで
開館時間/平日(月・金のみ) 14:00-20:00
土・日・祝 12:00-18:00
休館日/火・水・木
所在地/東京都千代田区猿楽町1-7-1
アクセス/JR御茶ノ水駅より徒歩7分
JR水道橋駅より徒歩8分
地下鉄 神保町駅より徒歩8分
明治大学 米沢嘉博記念図書館 公式サイト
-
この記事をシェアしてね!
-
練馬アニメーションサイトをフォロー!
前の記事
関町小学校の児童がアニメ作りに挑戦!アニメ産業と教育の連携事業レポート次の記事
遊佐かずしげさんがアニメーションを担当する 映画『ペコロスの母に会いに行く』が、NHK-BSプレミアムで放映されます
- 関連検索
- こうの史代
- ピックアップ!
-
練馬アニメカーニバル2019