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「アニメ・イチバンのまち 練馬区」ゆかりの方々にアニメと練馬の魅力をインタビュー!練馬ほっと・キャスト

練馬とアニメの関係を、クリエイターや関係者のトークで紹介するインターネットラジオ番組「練馬ほっとキャスト」。
このコーナーでは、練馬にゆかりのあるアニメ関係者などにインタビューし、ご本人の生の声で、作品や練馬の魅力を語っていただきます。

番組の音楽はピアニストの野上朝生さん、番組進行は練馬アニメーションサイト編集の山本・岩澤が担当いたします。

第9回 選曲 宮葉勝行さん その1

第9回は「特撮篇」をお届けします。ゲストは東映の「スーパー戦隊シリーズ」で選曲とMAを担当されている、宮葉勝行さんです。
宮葉さんは1991(平成3)年放送の「鳥人戦隊ジェットマン」から、現在放送中の「手裏剣戦隊ニンニンジャー」に至るまで、24年にわたり「スーパー戦隊シリーズ」の選曲を担当されてきました。
学生時代を練馬区で過ごし、現在は練馬区大泉にある東映東京撮影所で仕事をされている宮葉さんに、選曲というお仕事や練馬区の魅力についてうかがいます。

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宮葉勝行 みやば かつゆき

音響技術者。1964(昭和39)年6月27日生まれ。幼稚園から大学卒業までの時期を練馬区上石神井で過ごす。東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」15作目となる「鳥人戦隊ジェットマン」(1991年2月~92年2月)より「選曲」を担当。また27作目の「爆竜戦隊アバレンジャー」(2003年2月~04年2月)より「選曲」に加えて「録音」も担当。第33作「侍戦隊シンケンジャー」(2009年2月~10年2月)から撮影現場でセリフも録音する「同時録音」方式になったため、「選曲」「アフレコ録音」「ミキシング」を担当(クレジットは「MA・選曲」)。放送中の第39作「手裏剣戦隊ニンニンジャー」に至るまで音の仕上げを統括している。

登場する作品名・人物名の解説

■ デモ
デモテープ、またはデモ音源のこと。正式に録音する前の仮の音源を指す。
■ 「激走戦隊カーレンジャー」
東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」第20作目。1996年3月~1997年2月放送。全48話。
■ アントニオ猪木(あんとにお いのき)
プロレスラー、政治家。ジャイアント馬場と共に一世を風靡した人気レスラー。異種格闘技戦へのチャレンジも多く、プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリとの試合は世界中継された。
■ Vシネマ
東映Vシネマの略称。劇場公開の映画でもTV放送作品でもなく、ビデオ(現在ではDVDやブルーレイ)をオリジナルとしてリリースされる作品。近年では「スーパー戦隊シリーズ」や「平成仮面ライダーシリーズ」などのVシネマも制作されている。
■ 「爆竜戦隊アバレンジャー」
東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」第27作目。2003年2月~2004年2月放送。全50話。
■ MA(エムエー)
セリフ、効果音、音楽など映像につける「音」の要素をミキシングして仕上げること。
■ ミックス
ミキシング。セリフ、効果音、音楽など各種の「音」をバランスを調整しながら組み合わせること。
■ ミキサー
ミキシングを担当する技術者のこと。
■ 初号試写
映像作品で仕上げが一旦完了し、初めて適正な画面サイズで上映してスタッフが細部を確認することを「0号試写」と呼ぶ。「0号試写」でチェックされた箇所を修正した完成品を確認するのが「初号試写」。
■ パイロット(監督)
長期にわたるテレビシリーズの作品で、作品の方向性を決める監督。通常は第1話の監督がパイロット監督となる。
■ 「侍戦隊シンケンジャー」
東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」第33作目。2009年2月~2010年2月 放送。全49話。
■ アフレコロール
アフレコ(アフターレコーディング)をするために撮影映像を粗編集したもの。放送枠に合わせた最終的な編集がなされていないため、最終尺よりだいぶ長いこともしばしば。
■ 「ウルトラマン」
円谷プロダクション制作の特撮ドラマ。1966年7月~1967年4月放送。全39話。現在に至るまで断続的に続く「ウルトラ」シリーズのフォーマットを確立した作品。
■ 「ウルトラQ」
円谷プロダクション制作の特撮ドラマ。1966年1月~7月放送。全28話。怪獣もの、ファンタジーもの、SFものなどエピソードによってテイストが異なる。「ウルトラ」シリーズの原点となった作品。
■ 手塚勝巳(てづか かつみ)
東宝の俳優。中島春雄とともに初代『ゴジラ』を演じたスーツアクター。第2作『ゴジラの逆襲』ではゴジラが戦うアンギラスを演じるなど、東宝の怪獣映画で数々の怪獣を演じた。
■ 『ゴジラ』
東宝製作の特撮映画。1954年公開。その後、次々と製作されることになる特撮怪獣映画、テレビドラマの始祖となった作品。監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二。
■ 昭和ウルトラシリーズ
円谷プロダクション制作の特撮ドラマ。「ウルトラマン」(前述)「ウルトラセブン」(1967年10月~68年9月/全49話)「帰ってきたウルトラマン」(1971年4月~72年3月/全51話)「ウルトラマンA」(1972年4月~73年3月/全52話)「ウルトラマンタロウ」(1973年4月~74年4月/全53話)「ウルトラマンレオ」(1974年4月~75年3月/全51話)
■ 『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
1966年に公開された東宝製作の特撮怪獣映画。「ゴジラ」シリーズの第7作目。監督・福田純、特技監督・円谷英二。
■ 「スター・ウォーズ」
日本では1978年に公開され、大きな話題を呼んだアメリカ映画『スター・ウォーズ』(現在の呼称では『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』)のこと。
■ 會川昇(あいかわ しょう)
脚本家。数多くのアニメーション、特撮作品に参加。アニメ作品「大江戸ロケット」「UN-GO」、特撮作品「轟轟戦隊ボウケンジャー」「仮面ライダーディケイド」など。
■ 早実(そうじつ)
早稲田大学系属早稲田実業学校の通称。宮葉氏在学当時は現在と異なり、中等部と高等部のみであり、男子校であった。
■ 古怒田健志(こぬた けんじ)
脚本家。数多くのアニメーション、特撮作品に参加。アニメ作品「図書館戦争」「ダイヤのA」、特撮作品「ウルトラマンガイア」「仮面ライダーディケイド」など。
■ 高寺先輩
プロデューサー高寺成紀(たかてら しげのり)氏のこと。東映で「仮面ライダークウガ」「激走戦隊カーレンジャー」など特撮アクション作品をプロデュース。宮葉氏が在籍したサークル「怪獣同盟」の初代会長。
■ ポスプロ
ポストプロダクションの略称。映像制作の現場では、編集、アフレコ、MAなど撮影以降に必要な仕上げ作業全般を指す。
■ 「ロボコン」
東映制作の特撮コメディドラマ「がんばれ‼ロボコン」のこと。落ちこぼれのロボット・ロボコンが人間の家庭で働きながら、一人前のロボットになることを目指す。1974年10月~77年3月放送。全118話。
■ 「キカイダー」
東映制作の特撮アクションドラマ「人造人間キカイダー」のこと。原作・石ノ森章太郎。不完全な良心回路を組込まれたロボット・キカイダーが善悪の狭間で苦しみながら戦う姿を描く。宿敵ハカイダー登場以降の巧妙でダイナミックな展開は多大なインパクトを残した。1972年7月~73年5月放送。全43回。
■ いのくままさお
キャメラマン。「人造人間キカイダー」当時は「猪熊雅太郎」名義でクレジットされている。東映制作の特撮ドラマ「スーパー戦隊シリーズ」や「平成仮面ライダーシリーズ」で長く撮影を担当。
■ 坂本太郎(さかもと たろう)
監督。日本大学芸術学部卒。「がんばれ‼ロボコン」などの作品では助監督を務める。東映制作の特撮アクションドラマ「スーパー戦隊シリーズ」「平成仮面ライダーシリーズ」などで数多くのエピソードを演出。
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