第8回　声優 緒方賢一さん その2

登場する作品名・人物名の解説

■ 「宇宙戦艦ヤマト」

1974(昭和49)年に放送されたTVアニメ。77年には劇場公開され、大ブームとなった。シリーズ化された他、実写版や新作アニメとしてリメイクされた。緒方氏はシリーズを通して、分析ロボット・アナライザー役を演じた。2010(平成22)年公開の実写映画にもアナライザーの声で出演している。

■ 田代 敦巳（たしろ あつみ）

「宇宙戦艦ヤマト」の音響監督。

■ R2-D2

映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する作業用ドロイド(ロボット)。

■ 「惑星ロボ ダンガードA（エース）」

松本零士原作で、1977(昭和52)年～78（昭和53）年まで放送されたロボットアニメ。緒方氏は、母艦ジャスダムのメカニック･足立太の他、数々の役を担当している。

■ 青二プロ

日本を代表する老舗の声優事務所。

■ 「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」

松本零士原作のアニメ。1978（昭和53）年～79（昭和54）年まで放送。監督はりんたろう。緒方氏は魔地機関長と、作業用ロボット：ロペット・ワーワーを演じた。

■ 「忍者ハットリくん」

藤子不二雄Ⓐによる漫画を原作に1981（昭和56）年～87（昭和62）年まで放送されたアニメ。緒方氏は伊賀流忍者犬・獅子丸（ししまる）を演じている。2004（平成16）年からインドで放映され大人気となり、2012（平成24）年に同国で新作が製作された。逆輸入された本作でも、緒方氏は獅子丸を吹替えている。

■ 「銀河鉄道999」

松本零士の漫画を原作としたアニメ。1978（昭和53）年～81（昭和56）年まで放送。劇場アニメ化もされている。宇宙の多くの裕福な人々が機械の身体に魂を移し替え永遠の生を謳歌している未来世界。機械化人に母親を殺された星野鉄郎は、謎の美女メーテルに導かれ「銀河超特急999号」に乗り込む。主人公・星野鉄郎を野沢雅子、メーテルを池田昌子、999号の車掌を肝付兼太が演じている。

■ 「千年女王」

松本零士原作のアニメ。1981（昭和56）年～82（昭和57）年まで放送。

■ ぷろだくしょんバオバブ

1979（昭和54）年に設立された声優事務所。

■ 「うる星やつら」

高橋留美子の人気漫画を原作にしたアニメ。1981（昭和56）年～86（昭和61）年まで4年半にわたって放送。劇場版6作品やOVAなども製作されている。主人公・諸星あたるを古川登志夫、ラムを平野文が演じた。

■ 押井 守（おしい まもる）

アニメーション監督・映画監督。「うる星やつら」ではチーフディレクターを担当（106話まで）。劇場版2作を監督している。

■ 千葉 繁（ちば しげる）

声優、俳優、音響監督。「うる星やつら」でのメガネ役など、テンションの高い演技が多い。

■ 斯波 重治（しば しげはる）

「うる星やつら」、「らんま1/2」の音響監督。

■ 「らんま1/2」

高橋留美子の人気漫画を原作にしたアニメ。1989（平成元）年～92（平成4）年まで、2シリーズが放送された。緒方氏は主人公・早乙女乱馬（山口勝平・林原めぐみ）の父で、水をかぶるとパンダになってしまう早乙女玄馬を演じている。早乙女親子が居候している天道道場の主・早雲（大林隆介）と玄馬は修業仲間で親友。井上喜久子は、天道家の長女・かすみを演じた。

■ 「犬夜叉」

高橋留美子の人気漫画を原作にしたアニメ。2000（平成12）年～04（平成16）年まで全167話が放送され、2009年から10年まで完結編・全26話が放送された。緒方氏は、主人公の犬夜叉に仕える蚤妖怪・冥加(みょうが)を演じている。

■ 「名探偵コナン」

青山剛昌の漫画を原作に、1996(平成8)年から放送が続く人気アニメ。緒方氏はコナンの協力者で発明家の阿笠博士を演じている。劇場版でのダジャレクイズは、お馴染みになっている。

■ がらくた工房／劇団すごろく

1980（昭和55）年に「劇団がらくた工房」として、ぷろだくしょんバオバブに所属する俳優(声優)達で結成された劇団。1985（昭和60）年に「劇団すごろく」に改名し、緒方氏が2013（平成25）年まで初代座長を務めた。