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《PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス》六本木ヒルズ展望台 東京シティビューで開催中!

2019年04月19日

『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』などで知られる、〈PIXAR Animation Studio(ピクサー・アニメーションスタジオ)〉の、作品を生みだす技法と科学に迫る展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が、港区の六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)で開催中です。

PIXARのアニメーション制作のカギとなる8つの工程を通して、PIXAR作品を支える科学について学べる体験型の展覧会で、アニメーションの専門的な知識や技術をPIXAR作品の人気キャラクターを通して分かりやすく解説する展示が楽しめます。

この展覧会は、《The Science Behind PIXAR》として2015年にボストンサイエンスミュージアムで初開催。その後、アメリカおよびカナダで150万人以上(合計8箇所)を動員しています。

〇8つの展示コーナー

1.“キャラクターの形をつくる” Modeling/モデリング

アーティストの描いたキャラクターのスケッチを元に、マケットと呼ばれる粘土模型でキャラクターの特徴を把握。このマケットをデジタルスキャンし、バーチャル3Dモデルを作成するのが〈デジタルモデラー〉の仕事です。

こちらでは、『トイ・ストーリー』のキャラクター・バズのマケットなどが展示されています。

2.“キャラクターの動きをつくる” Rigging/リギング

この作業を担当する人は「リガー」と呼ばれます。リガーはモデリングで作られたキャラクターに仮想の骨や関節、筋肉をつくり、動きを設計します。

このコーナーでは、『トイ・ストーリー』のキャラクターの表情の動きを作る作業などを体験することができます。

 

3.“髪や服などの外観を決める” Surfaces/サーフェイス

バーチャル3Dモデルができると、“シェーダー”と呼ばれるコンピュータープログラムでその表面を加工します。この作業を担当するのが〈サーフェイシングアーティスト〉。

シェーダーを使い、物に当たる光の散乱方法を調整する事で、表面を光沢あるガラスのようにも、ザラザラの錆びたようにも表現できます。

こちらでは、『カーズ』に登場するガレージをイメージし、車のボンネットの見た目の変更を体験するコーナーや、『レミーのおいしいレストラン』でのサーフェイス作業の体験コーナーなどがあります。

4.“物語の世界を作る” Sets&Cameras/セット&カメラ

作品の舞台となるリアルなセットを構築するのが〈セットデザイナー〉の仕事。そして、〈カメラアーティスト〉がストーリーに合った構図、カメラの動きレンズの種類などを選択し、映像を作りだしていきます。

このコーナーでは、セットデザイナーの仕事の一つである『メリダとおそろしの森』の「自然のプログラム」や、『ウォーリー』のジオラマを使ったカメラアーティストの「構図の作り方」や「レンズの選択」などを体験出来ます。

『バグズライフ』の大型ジオラマも設置されており、草むらの中に設置された小型カメラを使った「虫の主観」映像をみたり、ジオラマ内に潜りこんで円形ドームで虫の目線を体験できる仕掛けなどが楽しめます。

5.“キャラクターを動かしてみる”Animation/アニメーション

キャラクターに演技をつけ、物語に生命を吹き込むのが〈アニメーター〉の仕事です。

こちらでは、『Mr.インクレディブル』のシーンをコマ送りで観察できたり、ストップモーションアニメーションの制作や、『モンスターズ・インク』のキャラクターの動きを作る作業を体験できるコーナーがあります。

6.“キャラクターの髪や服を動かす” Simulation/シミュレーション

キャラクターの髪の毛や衣類などを、本物のように動くようプログラミングするのが〈シミュレーションプログラマー〉です。

こちらのコーナーでは、『メリダとおそろしの森』でのシミュレーション前と後の映像比較や、『ファインディング・ニモ』をイメージした魚群のプログラムが体験出来ます。

 

7.“昼や夜などの明かりを調整する” Lighting/ライティング

照明効果はストーリー上で不可欠な要素。観客の視線を誘導したり、情感の表現などでも重要な役割を持ちます。

『ファインディング・ニモ』をイメージした大型ジオラマを使った水中のライティングや、『カールじいさんの空飛ぶ家』のジオラマを使ったライティングを体験出来ます。

8.“バーチャル3Dデータを映像データに変換する” Rendering/レンダリング

ここまでの工程でバーチャル上でのシーンは完成。この3Dデータを、最終的な映像へと仕上げるのが〈レンダリング〉作業です。

『インサイド・ヘッド』では、バーチャルな3Dシーンを2Dイメージ画像に変換するのに、1フレーム(1コマ)あたり平均29時間掛かっているとのこと。このコーナーでは、『インサイド・ヘッド』のレンダリング作業を凝縮したイメージ映像で、作業の流れを見ることができます。

 

8つの展示コーナーは、PIXAR作品のキャラクターと写真が撮れるフォトスポットにもなっています。

展示会場を出ると、「PIXARのひみつ展スペシャルショップ」も設置されており、展覧会オリジナルグッズや作品関連商品などが購入できます。

また、六本木ヒルズ内の店舗やレストランともコラボしており、期間限定のコラボ商品やインスパイアメニューも楽しめるそうです。

《PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス》は、9月16日(月・祝)まで六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー(六本木ヒルズ 森タワー52階)で開催中。

開催期間中は、ファミリー向けの企画なども行われる予定です。

※詳細は公式サイトをご確認下さい

《PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス》公式サイト

 

 

 

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《PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス》

会期/2019年9月16日(月・祝)まで ※会期中無休

開催時間/10:00~22:00(最終入場 21:30)

会場/六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー

            (六本木ヒルズ 森タワー52階)

入場料/一般1,800円、高校生・大学生1,200円、

                4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円


《PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス》 公式サイト

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