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「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」世田谷文学館で開催中!
2016年02月12日
発表してきた作品すべてを「代表作」と呼べる、稀代の漫画家・浦沢直樹先生。
実写映画化された『20世紀少年』や、アニメ化された『YAWARA!』『MASTERキートン』『MONSTER』をはじめ、数多くの作品で読者を魅了してきました。
これまでに浦沢先生が手がけたマンガ原稿をはじめ、構成メモやネーム、秘蔵のイラストやスケッチ、更には少年時代の漫画まで、総数1000点を超える資料を紹介する大型個展が、世田谷区南烏山の世田谷文学館で開催されています。
この展覧会の見どころは、何といっても生原稿の数々です!
現在連載中の『BILLY BAT』から始まり、『YAWARA!』、『20世紀少年』、『MONSTER』、『Happy!』、『MASTERキートン Reマスター』、手塚治虫著『鉄腕アトム』のエピソード「地上最大のロボット」に独自の視点と解釈を盛り込みリメイクした『PLUTO』、最初の連載作品である『パイナップルARMY』まで、浦沢先生が手がけてきた連載作品の原稿が並ぶコーナーは正に圧巻。
どの作品も、1話分から数話分というボリュームで原稿が展示されていますが、中でも『MONSTER』は単行本1冊分まるまる展示!圧倒的な展示数の全てが生原稿という迫力と感動は、ここでしか体験できません。
マンガを描くにあたって作られたキャラクターのスケッチやプロット、ネーム等の制作資料も数多く展示されており、浦沢作品の制作過程の一端を知ることが出来ます。
単行本の表紙やカラー原稿などを使った作品紹介のコーナーや、各作品の印象的なカットをパネル化して配置したコーナーも作られています。
少年時代からプロデビューまでに描き続けた漫画やイラストを公開するコーナーでは、小学2年生で初めて描いた漫画も紹介。すでにコマ割りなどの読者に見せる為の技術が使われており、その才能の一端をうかがわせます。手塚治虫や石ノ森章太郎をはじめとした漫画家の作品や、アニメや映画などから影響を受けたという少年時代の漫画ノートの一部は複製が設置されており、実際に手に取って見ることも出来ます。
この他、デビュー直後に描かれた作品の紹介や、秘蔵のイラストやスケッチの展示。浦沢先生が行っている音楽活動を紹介するコーナーや、展覧会公式ビジュアルの制作工程を収めた映像の上映などもあり、「浦沢直樹」の創作の全貌を知ることのできる展覧会となっています。
会場内には2ヵ所に撮影ポイントを設置。『MONSTER』や『20世紀少年』のキャラクターと記念撮影が出来るようになっています。
会場では、今回の展覧会を記念した公式ブック『浦沢直樹 描いて描いて描きまくる』(小学館/1月27日(水)全国発売予定)を先行販売中。収録されたロングインタビューは必見です。この他、ポストカードやクリアファイルなどの会場限定グッズも用意されています。
会期中には関連イベントも企画されています。
※詳細は、世田谷文学館公式サイトでご確認下さい。
浦沢先生初の本格個展「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」は、世田谷文学館で3/31(木)まで開催中です。
「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」
会期/3月31 日(木)まで
会場/世田谷文学館
東京都世田谷区南烏山 1-10-10
お問合せ/TEL 03(5374)9111 FAX 03(5374)9120
開館時間/10:00~18:00 *展覧会入場、ミュージアムショップの営業は 17:30 まで
休館日/毎週月曜日 *ただし 3 月 21 日は開館し、翌 22 日休館
交通案内/京王線「芦花公園」駅南口より徒歩 5 分
小田急線:「千歳船橋」駅より京王バス(千歳烏山駅行)利用「芦花恒春園」下車徒歩 5 分
観覧料/一般 800 円、高校・大学生・65 歳以上 600 円、小・中学生 300 円
*団体(20 名以上)は 2 割引
*障害者手帳をお持ちの方は 400 円(介添者 1 名まで無料)
世田谷文学館 公式サイト
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