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杉並アニメーションミュージアムで、「赤塚不二夫生誕80年! 赤塚不二夫のアニメ展なのだ」開催中!
2015年02月23日
©赤塚不二夫/毎日放送・スタジオ ゼロ ©赤塚不二夫/東映アニメーション ©赤塚不二夫/TMS ©赤塚不二夫/ぴえろ
ギャグ漫画家・赤塚不二夫先生の生誕80年を記念して、アニメ化された『おそ松くん』『もーれつア太郎』『ひみつのアッコちゃん』『天才バカボン』の4作品を紹介する「赤塚不二夫のアニメ展なのだ」が、杉並アニメーションミュージアムで開催中です。
赤塚不二夫先生は1935(昭和10)年生まれ。少年時代に読んだ手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、中学卒業後に働きながら漫画家を目指します。1956(昭和31)年にプロデビュー。その後、当時若手だった石ノ森章太郎ら漫画家たちが居住していた伝説のアパート「トキワ荘」に居住し作品の発表を続け、1958(昭和33)年ギャグ漫画『ナマちゃん』で初の少年誌連載を持ちます。1962(昭和37)年には、『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。一躍人気作家となりました。1966(昭和42)年『おそ松くん』がアニメ化。翌年には『天才バカボン』と『もーれつア太郎』の連載も始まり、ギャグ漫画の王様とうたわれるようになりました。1969(昭和44)年には『ひみつのアッコちゃん』と『もーれつア太郎』が、1971(昭和46)年には『天才バカボン』もアニメ化され、赤塚先生の作品は、日本中の家庭で親しまれるようになりました。
以後、現在までに『天才バカボン』は4度、『ひみつのアッコちゃん』は3度、『おそ松くん』『もーれつア太郎』が2度にわたりテレビアニメ化されています。
今回の展示では、下記作品の資料が展示されています。
◆おそ松くん
『おそ松くん』(66年/チルドレンズコーナー、スタジオ ゼロ)
『おそ松くん』(88年/スタジオぴえろ)
◆ひみつのアッコちゃん
『ひみつのアッコちゃん』(69年/東映動画)
『ひみつのアッコちゃん』(88年/東映動画)
『ひみつのアッコちゃん』(98年/東映動画)
◆もーれつア太郎
『もーれつア太郎』(69年/東映動画)
『もーれつア太郎』(90年/東映動画)
◆天才バカボン
『天才バカボン』(71年/東京ムービー)
『元祖天才バカボン』(75年/東京ムービー)
『平成天才バカボン』(90年/スタジオぴえろ)
『レレレの天才バカボン』(99年/スタジオぴえろ)
作品ごとにコーナーを設置し、赤塚先生の漫画原稿(複製)と、画コンテや台本、キャラクター設定など現存するアニメ資料を展示。漫画とアニメの違いを比べることができるようになっています。
『ひみつのアッコちゃん』第1作目のオープニング画コンテや『天才バカボン』第1作目で使われたキャラクター作画用の注意書きをはじめ、各制作会社の協力により集まった貴重な資料を見る事が出来ます。
各コーナーに設置されたTVモニターでは、作品の上映やオープニングやエンディングなども流れており、1作品ごとにたっぷりと楽しめるようになっています。
併設のアニメシアターでも、毎日1作品が上映されています。(上映スケジュール等の詳細は、ミュージアムHPを参照)
また、アニメ放送当時に販売されたグッズの数々の展示もあり、当時の様子を知ることが出来ます。
別のフロアには撮影コーナーが設けられており、イヤミ、本官さん、レレレのおじさんの銅像と、赤塚不二夫先生のパネル、「コニャニャチハ‼」の台詞が入った吹き出し型パネルなどを使った撮影が楽しめます。
また、このフロアに設置されたTVモニターでは「おそ松くん」(88)、「平成天才バカボン」(90)、「レレレの天才バカボン」(99)から抜粋したエピソードを上映。そのエピソードの複製画コンテも用意され、見比べることが出来るようになっています。
杉並アニメーションミュージアムの担当者によれば、「今の子供たちに触れてほしい数々の作品展示を、アニメ関係各社さんの協力で実現することができました。昨今では少なくなったギャグアニメを気軽に楽しみ、親子の触れ合いの場にしてもらいたいですね。会期中に少しずつ展示物を増やし、関連イベントも含め何度も楽しめるようにしていきます」とのことでした。
『赤塚不二夫生誕80年! 赤塚不二夫のアニメ展なのだ』は、5月24日(日)まで開催されています。
【赤塚不二夫プロフィール】
1935(昭和10)年9月14日、旧満州国に生まれる。中学1年生の時に手塚治虫の『ロストワールド』を読んだ事をきっかけに、漫画家を志す。中学卒業後、働きながら漫画の投稿を続け、上京の後1956(昭和31)年『嵐をこえて』で念願のプロデビュー。その後、トキワ荘の住人となる。
『おそ松くん』、『ひみつのアッコちゃん』の連載を皮切りに、『天才バカボン』、『もーれつア太郎』を次々と発表。これらの作品は繰り返しアニメ化された。他にも『レッツラゴン』、『ギャグゲリラ』などの作品がある。
赤塚不二夫生誕80年! 赤塚不二夫のアニメ展なのだ
場所:杉並アニメーションミュージアム
住所:東京都杉並区上荻3-29-5 杉並会館3階
開館時間:10:00 - 18:00 ※最終入館17:30
※企画展最終日の5月24日(日)は16時閉館です。
休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌平日)
入館料:無料
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