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石ノ森萬画館で「サイボーグ009ワールド展 ~50年の軌跡~」開催中!

2014年08月22日

練馬区で長年精力的に活動し、ギネスブックに記録されるほど数多くの作品を発表した萬画家・石ノ森章太郎先生。「サイボーグ009」「仮面ライダー」など、先生の作品は現在でもアニメ化・実写化されることが多く、まさに日本のエンタテインメントの楚を築いた萬画家です。

 

石ノ森先生の代表作である「サイボーグ009」は連載開始から今年で50年を迎えます。

「サイボーグ009」生誕50周年を記念し、企画展「サイボーグ009ワールド展 ~50年の軌跡~」が宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」で開催中です!

 

「サイボーグ009」は1964(昭和39)年の開始以来、何度か中断しながら描かれてきました。掲載誌は少年誌や少女誌、青年誌など、なんと15誌以上に及びます。また、たびたびアニメ化され、劇場アニメが4作品、テレビアニメシリーズも3回制作されました。その数多の資料が一堂に会した展示は、半世紀の重みをひしひしと感じられる、とても素晴らしいものです。

 

中でも、扉絵原画のカラーの鮮やかさは必見です。サイボーグたちのコスチュームの赤さが際立つものや、原色に近いブルーの背景の扉絵などがあり、意外にもハッキリとした色使いで描かれてました。その原画を基に印刷された扉絵も併せて展示されており、印刷物の色味と比較することで、より原画の持つパワーを感じることができます。

 

また、今では一般的なスクリーントーン。マンガではグレーの色味や柄の表現など、多様な用途に使用されますが、初期の頃の「サイボーグ009」では、スクリーントーンが使われておりません。その代わり、グレー部分は色鉛筆の青色で塗られていました!(原画では)実はピュンマ(008)の髪は青かった!という驚き。印刷されたものと原画の違いを堪能できます。

 

その他にも、超レアな「009ブロマイド」や劇場アニメ第1作のパンフレット、数々の掲載誌も展示。

また、「サイボーグ009」完結篇に向けて、石ノ森先生が亡くなる直前まで執筆されていた「構想ノート」も展示されています。

最後には50周年を記念して現代の漫画家たちによる009イラストが飾られ、「サイボーグ009」がいかに愛されてきた作品なのかを感じながら会場を後にすることができます。

 

常設展では石ノ森先生のこれまでの作品を振り返る展示となっており、子どもが楽しめる体験コーナーも充実しています。その中に「サイボーグ009」の原画コーナーも特別展示中ですので併せてお楽しみいただけます。

 

「サイボーグ009ワールド展 ~50年の軌跡~」は9月28日まで宮城県石巻市の石ノ森萬画館で開催中です。今年で50年目を迎える「サイボーグ009」作品の持つ魅力をぜひ味わってください。

また、石ノ森萬画館を堪能した後は、石巻の街も散策してみてください。JR石巻駅から石ノ森萬画館までの道はマンガロードと呼ばれ、「サイボーグ009」をはじめとする石ノ森萬画おなじみのキャラクターの立像がお出迎えしてくれます。街中のベンチやマンホールなどいたるところに石ノ森キャラが隠れており、スタンプラリーも実施しています。石巻のぶらりマンガ旅もぜひお楽しみください。

「サイボーグ009ワールド展 ~50年の軌跡~」

■会期:717日~928

■休館日:毎月第3火曜日(祝日・夏休みの際は開館)

■開館時間:9001800

■会場:石ノ森萬画館(宮城県石巻市)

■観覧料:大人800円、中・高生500円、小学生200円、未就学児無料

 

詳しくは石ノ森萬画館ホームページをご覧ください。


石ノ森萬画館ホームページ

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