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「連載40周年記念 ガラスの仮面展」松屋銀座で開催中!

2017年08月25日

マンガ家・美内すずえ先生の代表作『ガラスの仮面』が、2016年に連載40年を迎えました。これを記念して、『ガラスの仮面』初の本格的原画展が、中央区の松屋銀座で開催中です。

『ガラスの仮面』は、天才少女・北島マヤと宿命のライバル・姫川亜弓が、演劇界の幻の名作「紅天女」の主役の座をめぐって競い合う物語。演劇マンガの金字塔として不動の人気を誇り、舞台やアニメ、ドラマ化もされました。

左から吉本実憂さん、美内すずえ先生、井本彩花さん

初日の8月23日には、オープニングイベントを開催。

美内すずえ先生をはじめ、女優で国民的美少女コンテスト 第13回グランプリの吉本実憂さんと、同じく第15回グランプリの井本彩花さんも来場し、共同インタビューが行われました。

 

――展覧会の感想

美内すずえ先生:ワクワクする感じです! 原稿を描いてるときは、何とか仕上げようと必死に描いているのですが、その原稿をステキな枠に入れてもらって、背景の壁も華やかで、ビックリしています

吉本実憂さん:マンガで見ていた登場人物がすぐ近くにいるという迫力があります。そして、描かれている皆さんがすごく綺麗でステキだなと思いながら見ていました。

井本彩花さん:マンガの本物の原稿の展示がすごく豪華で、もっともっと見て回りたいなと思いました。

 

――40年の連載について

美内先生:「40年」って頭で考えるとすごく長く感じますが、私自身は描き始めたのが昨日のような感じがして、あまり長いと思ってないんです。気が付いたらそんな年数が経っていた。だから描き続けていけるんだと思います。

 

――『ガラスの仮面』完結にむけて

美内先生:『ガラスの仮面』のラストは、20年以上前から最終ページの構図まで決まっています。なぜそこに行きつけないのかが問題で(笑) 「紅天女」を充実させたいと思っていますので、すみませんが皆さん、健康に気をつけてついてきてください。よろしくお願いします!

 

今回の展覧会は、大きく7つのコーナーで構成されています。

◆「エントランス」

エントランスの壁は、劇中劇の演目ポスターがデザインされたもの。

中央に設置されたスクリーンでは、『ガラスの仮面』の名場面が映し出されています。

会場入り口に飾られた、花の送り主の名前も要チェックです。

 

◆「プロローグ」

主人公・北島マヤが、女優を志すまでを紹介するコーナーです。

連載第1回の貴重な原画も展示されています。

◆「闘いの舞台へ」

北島マヤ、伝説の女優・月影千草、宿命のライバル・姫川亜弓をはじめ、魅力的な登場人物を、印象的なシーンや劇中劇など、約230点の原画で紹介するコーナー。

マヤが「ブツブツ」と台詞を覚えるシーンや、作中で1300回も描かれた「白目」のシーンの原画もまとめて展示。名セリフをちりばめた壁にも注目です。

◆「LOVE 速水真澄」

「紫のバラのひと」こと速水真澄とマヤのふれあいをクローズアップしたコーナー。

2人の名場面を、60点を超える原画で紹介しています。

◆「画業50周年 美内すずえの世界」

美内すずえ先生は、1967年に『山の月と子だぬきと』で集英社「別冊マーガレット」で金賞を受賞し、高校生マンガ家としてデビュー。今年で画業50周年を迎えます。このコーナーでは、美内先生の歩みを紹介。小学生~中学生の頃にノートに描いたマンガから、デビュー作の『山の月と子だぬきと』、『妖鬼妃伝』や『アマテラス』などの原画が展示されています。展覧会の為に制作された執筆風景映像やインタビュー映像も上映。

◆「紅天女」

マヤと亜弓が主役の座をめぐって競い合う、演劇界の幻の名作「紅天女」にまつわるシーンを、約60点の原画で紹介するコーナー。

能面作家・橋岡一路さん、見市泰男さんが制作した能面も展示されています。

◆「エピローグ」

美内先生から来場者へ向けたメッセージが送られるこのコーナー。壁には、「紅天女」の演目ポスターが!

しかし、キャスト・スタッフは空欄のまま。この先の展開が気になります。

 

展覧会場の外には、「紅天女」のキャスト投票所や、“なりきり”フォトスポットが設置されています。

開催期間中は、展覧会オリジナルスイーツを楽しめるカフェコーナー「喫茶月影」も展開。

登場人物をイメージしたスイーツや、内装、看板など、見どころ満載です。

グッズコーナーでは、展覧会オリジナルグッズを含む、300点以上の関連グッズや書籍が並びます。

物語の完結に向け、今なお成長し続ける『ガラスの仮面』の世界を堪能できる展覧会、「連載40周年記念 ガラスの仮面展」は、松屋銀座で9月4日(月)まで開催中です。

 

©Miuchi Suzue

「連載40周年記念 ガラスの仮面展」

会場/松屋銀座8階 イベントスクエア

会期/9月4日(月)まで

時間/10時~20時(入場は閉場30分前まで 最終日は17時閉場)

料金/一般:1,000円、高校生:700円、中学生:500円、小学生:300円


「連載40周年記念 ガラスの仮面展」公式サイト

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