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「夏休みキッズアニメワークショップ」が開催されました

2017年08月14日

7月29日(土)30日(日)の2日間、練馬区立大泉図書館で「夏休みキッズアニメワークショップ」が開催されました。

このワークショップはアニメコンペティション練馬2017のキッズアニメ部門募集と連動して行われたもの。

小学生から中学生を対象に、アニメの作り方を知り、体験し、作品を作れるようになることを目的としています。

両日合わせ、59人の子どもたちが参加しました。

講師は両日とも、本サイトでもお馴染みのアニメーション作家・遊佐かずしげさんが務めました。

 

遊佐さんは、最初にアニメの原理を、「羽ばたく鳥」や「飛び跳ねるうさぎ」、「じゃんけんをする男の子」などの動きを2枚の絵を使って説明します。

「動物や鳥、人の動き方を観察するのも、アニメーターを描く上で必要です」と、アドバイス。

手を大きくしたり、口を大きく開けたりといった、アニメでの誇張表現も紹介しました。

そして、いよいよ「ねり丸」を使ったパラパラアニメの実践に入ります。

会場には、プロのアニメーターも使用しているトレス台が用意されています。

両手を上げた「ねり丸」の絵を原画とし、その上に動画用紙を重ねてタップにセット。

遊佐さんのお手本を見ながら、まずは手を動かしてみることからチャレンジです。

描いた絵をパラパラとめくると、子どもたちからは「動いた!」と嬉しそうな声が上がります。

絵が動いて見える原理が解ると、追加で耳を動かしてみたり、目をウインクさせたりと、子どもたちは自由な発想で描いて行きました。

続いて「羽ばたく鳥」の絵を使ったパラパラアニメの制作です。

まずは、振り上げた羽根の形や頭の飾り、尾羽などを自分でデザイン。これはキャラクター設定も兼ねています。

この絵を1枚目として動画用紙を重ね、今度は羽根を振り下ろした状態を描きます。

この2枚でパタパタと飛ぶ姿を確認すると、動きに滑らかさを出すための「中割り」を追加します。

全員で鳥の羽根動きを真似て手を上下に振りながら、中間状態を確認。羽根を上下させる途中の2枚の中割を追加していきました。

そして、自分が考えたキャラクターを使ったパラパラアニメづくりに挑戦です。

真剣ながらも楽しそうに描く子どもたちの間を巡りながら、遊佐さんは動かすコツをアドバイスしていきました。

できあがった作品の中から、数人分を撮影してスクリーンで確認。自由な発想で描かれたアニメに、拍手が上がりました。

最後に遊佐さんから、自宅でパラパラアニメを作る際のコツとして、

・紙は、普通のA4コピー用紙でOK

・タップの代わりに、クリップで紙を止めると紙がバラバラになりません

・トレス台は、明るい時間なら窓ガラスで代用できます

といったアドバイスがありました。

「ここで覚えたテクニックを使って、ぜひアニメコンペに応募してください」と挨拶して、ワークショップは終了しました。

なお、アニメーションの基本的な作り方を紹介する映像「キッズアニメの作り方」を、アニメコンペティション練馬2017公式ページで配信しています。 (約7分)

皆さんもこの動画を見て、ぜひパラパラアニメを作ってみてください。

たのしい作品のご応募をお待ちしています!

 

アニメコンペティション練馬2017公式ページ

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