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《鬼平展》東京ソラマチで開催中!

2017年05月22日

アニメ『鬼平』と原作「鬼平犯科帳を」紹介する展覧会《鬼平犯科帳 誕生50周年 鬼平展》が、墨田区にある東京ソラマチ5階 スペース634で開催中です。

アニメ『鬼平』は、本年1月から4月まで全13話が放送されたTVアニメ。江戸時代後期を舞台に、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた ※江戸時代の警察組織の1つ)の長官・長谷川平蔵を主人公に、彼と出会う人間たちの物語です。

クリエイティブプロデューサー・丸山正雄さんは、1965年に練馬区にある虫プロダクションでアニメのキャリアをスタート。TVアニメ『あしたのジョー』を世に送り出しました。また、今 敏監督や細田守監督を見出し、昨年秋公開の片渕須直監督『この世界の片隅に』の制作にも尽力した、日本アニメ界のレジェンド的存在です。

※本サイト〈練馬にいた!アニメの巨人たち〉でも言及

原作は、小説家・池波正太郎氏の人気シリーズ「鬼平犯科帳」。1967年に連載がスタートし、1989年まで全135作が執筆されました。

主人公・長谷川平蔵が育ち、作中にもたびたび登場する江戸の下町・本所は、現在の墨田区のおよそ南半分に当たります。東京ソラマチもこの範囲の中にあり、今回の展覧会は「鬼平犯科帳」ゆかりの地での開催となります。

展覧会の会場に向かう通路には、火付盗賊改方の略称【火盗】の文字があしらわれた提灯が並びます。

入り口前には、役宅の前に立つ平蔵の等身大パネルを設置。

このパネルは顔の部分が特殊印刷になっており、見る角度によって平蔵の瞳の位置が変わるようになっています!

《池波正太郎 秘蔵エリア》

池波正太郎氏と「鬼平犯科帳」を紹介するエリアです。

ここでは「盗賊たちの宴」、「大川の隠居」、「本所・桜屋敷」、「盗法秘伝」といった、シリーズ中でも人気の高いタイトルやアニメ化されたタイトルの直筆原稿が公開されています。原稿用紙にしたためられた池波氏の筆跡は、ファンならずとも必見です。

また、池波氏自らが描いた絵画も展示。中には「鬼平犯科帳」を描いたものもあり、執筆時にビジュアルとしてもイメージされていたことがよくわかります。

《鬼平展オープニングエリア》

ここからは、アニメシリーズの展示になります。

最初は、四季を通して描かれる『鬼平』の物語を、本編映像を元に新たに作られたビジュアルで紹介するエリア。春夏秋冬それぞれをイメージした幻想的な空間になっています。奥に設置された大型スクリーンでは、ノンテロップのオープニング映像を上映しています。

《長谷川平蔵エリア》

主人公・長谷川平蔵を紹介するエリアです。初期設定画や、今回の展覧会の為に描き下ろされた原画などが並びます。

平蔵の静と動、陰と陽を表現したイラストの数々は、キャラクターデザインも務めた宮繁之監督によるもの。線の一本一本や着色表現など、生原稿ならではの迫力に圧倒されます。

場面写真と対になる原画、制作時に使用されたキャラクター設定画が4面に配置された四角形のパネルは、行灯をイメージしたものです。

《鬼平名台詞と名脇役紹介エリア》

こちらでは全13話に登場した名脇役24人を、先ほどと同様の行灯型パネルで一挙に紹介。24個のパネルが一度に全部目に入るよう、階段状並べるという工夫が施されています。

このエリアを囲む壁面には、作中で印象的だった台詞も紹介。絵コンテに描かれたキャラクターもあしらわれています。壁紙は和紙を模したものが使われており、主催の担当者によると、「行灯型のパネルなど、今回の展覧会は【和】のイメージにこだわりました」とのことです

《作画動画スクリーン上映エリア》

『鬼平』でアフレコ時に使用された作画動画13話分の全てを、スクリーン上映するエリアです。アニメーション制作の一端を体験することができます。

このエリアでは、美術設定も紹介。原作でもこだわりをもって書かれている「食」については、アニメでも念入りに設定されていることがよくわかる展示になっています。

また、細かく描かれた江戸の街並みの設定も見る事ができます。

さらに、囲炉裏をイメージして作られたセットでは、全13話のアフレコ台本と絵コンテを手に取って鑑賞することができるようになっていました。

《グッズエリア》

こちらでは、宮繁之監督による設定画の複製や、名入りの提灯、Tシャツなどの展覧会限定グッズや、『鬼平』公式グッズの販売が行われています。

原作とアニメから「鬼平犯科帳」の魅力に迫る展覧会《鬼平犯科帳 誕生50周年 鬼平展》は、5月28日(日)まで開催中です。

 

©オフィス池波/文藝春秋/「TVシリーズ鬼平」製作委員会

《鬼平犯科帳 誕生50周年 鬼平展》

期間/5月28日(日)まで

開館時間/10:00〜21:00(最終入場20:30) 最終日のみ20:00まで(最終入場19:30)

会場/東京ソラマチ® 5F スペース634

チケット/通常 1,500円、グッズ付き 3,500円

アクセス/

東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」     

東武スカイツリーライン、東京メトロ半蔵門線、京成押上線、都営浅草線「押上駅」すぐ


鬼平展 公式サイト

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