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特別展「なぞなぞ?ことばあそび!! -江戸の判じ絵(はんじえ)と練馬の地口絵(じぐちえ)-」で、有名漫画家20名による”現代の判じ絵”が展示中!

2016年02月08日

練馬区は、アニメ関連の会社やクリエイターのみならず、数多くの漫画家やイラストレーターが拠点を置いて活躍していることでも知られています。

日本の漫画は江戸時代から脈々と受け継がれる庶民文化の粋であり、練馬区にもまた、そうした文化の伝統がいまも息づいているのかもしれません。そして今回、そんな江戸文化と練馬区のつながりを感じることのできる展覧会がはじまりました。

現在、練馬区立石神井公園ふるさと文化館では、特別展「なぞなぞ?ことばあそび‼-江戸の判じ絵と練馬の地口絵-」が開催されています。

そしてその開催期間中、練馬区とゆかりのある20名の漫画家の先生が描いた”現代版の判じ絵”を、館内のギャラリーで展示しているのです!

判じ絵ってなに?

 判じ絵とは、描かれた絵やその組み合わせで答えを考えるという、江戸時代に流行した絵解き遊びで、いわゆる「なぞなぞ」の一種です。

描かれるテーマは小物から人名・地名、定型文など多岐にわたり、謎かけ自体もまた大変知的なものから、子どもの思いつきのようなものまで、とても幅広いことがその特徴となっています。

 

左の画像は「江戸名所はんじもの」(歌川重宣/1858年)で、江戸の名所の名前を当てるものです。

 

画像を拡大してみましょう。右の絵は「舌」に「矢」が刺さっているので『下谷』と判じます。その左隣は「コマ」が「肩」に乗っているので『駒形』となります。

 

この例は大変わかりやすいですが、江戸の庶民の娯楽だけに、当時の生活や世情に深く根差していて、江戸時代の習俗を理解していないと現代人には難しいものも多数あります。また、当時人気だった歌舞伎役者や流行歌といったテーマもあり、とても知的好奇心をそそられます。

地口絵ってなに?

もうひとつの地口絵とは、慣用句や成句などの一部の文字を入れ替えて絵で表現するもの。

左の画像は「木臼」に「マグロ」が飛び出ている絵ですが、これは「ウスから出たマグロ」→「うそから出たまこと」となります。これもまた、元になっている成句を知らないとわからない、とても知的な遊びですね。

展示会の構成

 今回のこの特別展では、いくつかのブロックにわかれてこれらの判じ絵と地口絵を紹介しています。

まず目に入るのは「謎染」。これは着物に仕立てるための図柄入りの反物で、その図柄の組み合わせがなぞかけになっています。

 

 一番右の反物を拡大してみます。

江戸初期の町奴たちが競って着たという「構わぬ」の図柄で、「鎌」の絵と「輪(○)」と平仮名の「ぬ」が組み合わさっています。ニヒルで無頼を気取る侠客たちに大変好まれ、江戸末期には人気歌舞伎役者の七代目市川團十郎が舞台で着用して評判となりました。

左の画像の着物に描かれているのは「斧」の絵、「琴」の字、「菊」の絵が組み合わさった図柄で、小さい斧はかつて「よき」とも呼ばれていましたから、これは「よきこときく」と判じます。「善き事聞く」という縁起を担いだ模様ですね。

江戸末期に活躍した人気歌舞伎役者の三代目尾上菊五郎が、自身の芸名の「菊」にちなんで意匠を組み合わせて使用し、評判になりました。

女性の贔屓が多かった菊五郎の影響で、この図柄は特に女性に人気があったといいます。

展示物は判じ絵のルールの説明と基本的な判じ絵の展示からはじまり、旧国名や地名、江戸庶民の使った生活雑貨、食べていた魚介類、人名や曲名といった判じ絵(と解答例)へ。さらに時代を追って幕末から明治へ、そして「クレヨンしんちゃん」などに描かれた現代の判じ絵まで紹介されています。

もともと絵で遊ぶなぞなぞですから、現代の漫画にもそのまま受け継がれていることがよくわかります。

展覧会の最後には、現在も活躍中の練馬区在住の地口絵師、平田郡司氏の作品が多数展示されています。和紙に描かれた絵はどこかほっとする素朴さがあり、和みを感じさせてくれることうけあいです。

 

そして2階ギャラリーには、松本零士先生など有名漫画家20人による現代判じ絵が展示されています。それぞれ思い入れのある練馬区内の地名などを、工夫をこらしたイラストで表現していて必見です!

 

今回の特別展は3月21日(月・振休)まで開催中!

 

会場ではこの展示に合わせ、オリジナルの「判じ絵かるた」も販売しています。

 

江戸の粋がギュっと詰まった判じ絵と地口絵、そしてウィットに富んだ第一線の漫画家たちのコラボレーション、ぜひみなさんもご覧ください。

 

特別展 「なぞなぞ?ことばあそび!! -江戸の判じ絵と練馬の地口絵-」

会期:3月21日(月・振休)まで

開館時間:9:00~18:00

休館日:月曜日(ただし、3月21日(月・振休)は開館)

会場:練馬区立石神井公園ふるさと文化館 2階企画展示室およびギャラリー

観覧料:一般/300円  高校生・大学生/200円

                            65~74歳の方/150円 中学生以下・75歳以上の方/無料

                            ※団体料金等、詳細は公式サイトをご確認下さい

                            お問合せ:03-3996-4060

 


石神井公園ふるさと文化館 公式サイト
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