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三鷹の森ジブリ美術館で『幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-』開催中です。

2015年09月03日


©Nibariki ©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli

日本を代表するアニメーション映画監督の宮崎駿さんが企画・構成した企画展示『幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-』が東京三鷹市の三鷹の森ジブリ美術館で開催中です。 この企画展は、宮崎駿監督が中学生の頃に夢中になって読んだ江戸川乱歩の小説『幽霊塔』を取り上げています。宮崎監督は、『幽霊塔』で描かれる絶世の美女と主人公のロマンスに憧れ、その舞台となる時計塔の重層的な構造や内部の仕組みに想像を巡らせたそうです。 宮崎駿監督が作った映画『ルパン三世 カリオストロの城』などの作品で時計塔の内部が舞台になっていますが、その原点は『幽霊塔』だったのですね。


©Nibariki ©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli

館内に入ってまず目を引くのは、中央ホールに出現した巨大な時計塔。これがあるだけで、いつものジブリ美術館とはだいぶ印象が違います。しかも、この時計塔、ちょっとした仕掛けがあるのです。

展示室に入ると中は迷路に。 小さな子どもたち用なので大人は入れませんが、この中にも仕掛けがいっぱい。いろいろ探して楽しめるようになっています。

圧巻なのは宮崎駿監督自身による描きおろしイラストによるパネル群です。宮崎監督と『幽霊塔』との出逢いを描いたマンガ『ぼくの幽霊塔』では、本展示の趣旨をとても楽しく解説しています。

また、『幽霊塔』の物語で主人公が初めてヒロインに出会う場面が絵コンテとして描かれています。絵コンテとは、アニメーションを制作するために作られる映像の設計図ともいうべきものです。展示された絵コンテは、見ているだけで時計塔の圧倒的な存在感や、薄暗い内部の不気味さが伝わってきます。平面の紙に描かれたものなのに、アニメーション映画の1場面として頭の中で映像となって浮かび上がってくるようです。是非じっくりとご覧になってみてください。


原作:モンキー・パンチ©TMS ©Nibariki ©Museo d'Arte Ghibli ©Studio Ghibli

つづく展示室には、映画『ルパン三世 カリオストロの城』(79)のクライマックスシーンを再現したジオラマが展示されています。もちろんその中心は時計塔。しかも遠近感を強調したジオラマで時計塔の上の方から見下ろしたような感覚で見ることができます。またここにも宮崎駿監督描き下ろしの解説パネル『映画 ルパン三世 カリオストロの城は幽霊塔の子孫です』が展示されており、映画『ルパン三世 カリオストロの城』を作る際に考えた6つのポイントが記されています。宮崎駿監督がそれまで受け止めてきたものをどう消化し、どうやって形にしてきたのかを知ることができる貴重な解説パネルです。 本企画展は、江戸川乱歩の『幽霊塔』をモチーフにしていますが、実は宮崎駿監督の創作活動の核心に触れた展示であるとも言えます。

夏休みからは、本企画展のパンフレット(¥780-)の販売も開始。今回は40ページのボリュームで展示内容を丁寧に紹介しています。展示で受けた刺激を、何度も振り返ることができる嬉しいお土産になります。 『幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-』は、2016年5月まで実施の予定です。

©Museo d'Arte Ghibli

三鷹の森ジブリ美術館

■三鷹の森ジブリ美術館の入場は日時指定の予約制です。 チケットは毎月10日(土・日・祝の場合は翌平日)より、翌1か月分を全国のローソンにて販売 *web、モバイル、店頭Loppiにて予約、ローソン店頭引き換え ■お問合せ先 0570-055777(ごあんないダイヤル 休館日を除く9時~18時) ■所在地 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1-1-83 三鷹駅南口から徒歩約15分、有料コミュニティバスで約5分

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