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2016年11月04日

西武線で新・銀河鉄道999デザイン電車が出発進行!デビュー記念イベント実施!

練馬区大泉在住で名誉区民でもあるマンガ家・松本零士先生デザインによる「新・銀河鉄道999デザイン電車」のデビュー記念イベントが、10月8日に実施されました。
「新・銀河鉄道999デザイン電車」は、西武鉄道の池袋線系と新宿線系で運行される車両です。
デビュー記念イベントでは、豊島園駅での出発式、西武池袋線での特別運行、西武球場前駅での車両展示が行われました。

この「新・銀河鉄道999デザイン電車」はいわば2代目。初代は「銀河鉄道999」の描きおろしイラストを西武鉄道3000系車両にデザインしたもので、2009年5月から運行し、2014年12月に惜しまれつつラストランを迎えました。
さよなら『銀河鉄道 999』デザイン電車 !
今回お披露目となったのは、「銀河鉄道999」のキャラクターのみならず、キャプテンハーロックなど松本零士先生が生み出した様々な作品のキャラクターたちが描かれた20000系8両編成の車両。ベース色には練馬区オリジナルの「ねりまグリーン」が採用されています。

おごそかに、でも楽しく! サプライズもあった出発式

出発式の会場となったのは西武豊島線の豊島園駅。まずは、特別車両が乗り入れたホームの一画で、運行開始記念式典が開催されました。

主催者代表の西武鉄道 鉄道本部長・飯田氏より御礼のことばがあり、それに続き松本零士先生がご挨拶。松本先生は「18歳のときに列車に乗って東京へやってきました。列車には自分の夢がつまっています。そんな列車に2度も自分の絵を描けるなんてこんなに幸せなことはありません。また動くのを心待ちにしてワクワクしています」と晴れやかにご挨拶されました。

続いては前川燿男練馬区長が「復活を心からうれしく思っています。西武鉄道さんによる沿線の活性化という目標、そして松本先生の思いが込められた特別な電車です。そして練馬区もまた、アニメによる地域活性化を目指しています。本当に松本先生には感謝の思いでいっぱいです」と挨拶されました。

そして、「銀河鉄道999」のメーテルと「宇宙海賊キャプテンハーロック」よりハーロックのコスプレイヤーからハサミが手渡され、みなさんでテープカット。あいにくの雨模様にもかかわらず大勢集まったファンの方々と報道陣からの盛大な拍手に包まれました。

さらに、練馬区在住で松本先生の親友でもあるマンガ家・ちばてつや先生が応援にかけつけるという大きなサプライズも!
ちば先生はフォトセッションにも飛び入り参加し、松本・ちば両巨匠の夢のツーショットにもいっせいにフラッシュがたかれました。

ファーストランは一般開放!記念すべき特別運行

出発式終了後、松本先生が電車へと乗り込み、いよいよ特別運行へと続きます。普段は大泉学園駅にいる「銀河鉄道999」のキャラクター《車掌さん》も特別に乗車。この特別運行にも一般のお客様は乗ることができ、多くのファンが松本先生とともに初運行の喜びを共有しました。まずは12時32分に豊島園駅を出発し、池袋駅まで向かう約15分の行程です。
車内では「銀河超特急999号は現在、地球軌道上から西武鉄道池袋線に相互乗り入れ運行を行っています」とアナウンスが流れ、雰囲気を盛り上げます。車内最後尾に特別に用意されたスペースでは、松本先生のお話しをリアルタイムで車内放送するという特別運行ならではの企画も。
松本先生は「上京後、出版社へもこの電車(注:西武鉄道)で行きました。そして大泉に家を建てたら、近くに東映動画があって、そこでアニメをつくるのが夢になりました。ですから、この西武線沿線は自分の思いをかけた数々のスタートラインでもあります。そんな電車に自分の絵を描いた電車が走ることが本当にうれしいです」とふたたびご挨拶。
以下に全文を掲載します。

続いて今回のラッピング電車のイラストについてのコメントでは「今回はねこのミーくんも描きました。ちなみに自宅には4代目のミーくんがいます」(注:ミーくんは松本作品にもたびたび登場)とのこと。今回の車両には「銀河鉄道999」のメーテルや鉄郎、車掌さんをはじめ、ミーくん、ハーロック、トチロー、エメラルダス、千年女王などのキャラクターはもちろん、松本作品ではおなじみのトリさんも描かれていて、初代の車両よりさらにバラエティ豊富になっています。
「どこになにを描くかという点でこだわりはあったのでしょうか?」と質問されると、松本先生は「今回の電車は窓が大きかったので、ドアの部分にいっぱい描きました。これには、みなさんがキャラクターたちと一緒に旅ができるように、という思いを込めていて、全員を笑顔に描きました。描いていて自分自身本当に楽しかったです」と応えました。
そして最後に同乗したファンに向けて、「西武線には夢や希望があります。みなさんも夢をもってがんばってください!」と力強いメッセージを贈りました。

西武池袋駅を経由し西武球場前駅での車両展示イベントへ!

西武池袋駅に到着すると、待ち構えていたファンのみなさんのためにふたたびフォトセッションを実施。短い待機時間ではありましたが、みないっせいにフラッシュをたいて新車両の誕生を祝福しました。

そして特別運行電車は、折り返して西武池袋線を下っていきます。唯一の停車駅となった大泉学園駅の周辺では、この日のために「祝999復活」の横断幕を用意した地元商店街の方々などが格別の笑顔で手を振って電車を迎えました。その様子を先頭車両の車窓から感慨深そうにみつめる松本先生の姿が印象的でした。

そしてこの大泉学園駅で松本先生は降車され、電車は一路西武球場前駅を目指します。
西武球場前駅では、車両がホームに特別展示され、記念撮影の時間が設けられました。先着2000名に「新・銀河鉄道999デザイン電車」のペーパークラフトが用意されるということもあり、多くのファンが長い列をつくっていました。そして8両編成の電車全体を見渡せる絶好の展示場所で、みなさん熱心に写真撮影にのぞんでいました。

「新・銀河鉄道999デザイン電車」ラッピング作業を公開!

デビュー記念イベントに先立つ10月6日、7日の2日間、埼玉県所沢市小手指にある西武鉄道の車両基地でラッピング作業が行われました。作業のためにクリーニングされた8両の車両は、基地内の作業スペースに送られ作業を開始。キャラクターが描かれた何枚もの大型シートがラッピングのプロの手によって貼られていきます。

平面に見える車両の側面ですが、ドアや窓、電光掲示板など、凹凸や開閉する箇所も多く、そういった部分の切り抜きや、ラッピングシート同士の合わせ目の確認などに細心の注意を払いつつ作業を進めるので簡単ではありません。シート内に気泡ができないように貼っていく技も光ります。

こうして生まれた「新・銀河鉄道999デザイン電車」は、池袋線系(池袋線・西武秩父線・豊島線・狭山線)でメイン運行、新宿線系(新宿線・拝島線・西武園線・多摩湖線(一部))でスポット運行しています。また、イベントなどでの運行や展示も予定されています。 ※特別車両の運行は平成31年3月末までの予定です。
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